【薬屋のひとりごと】原作小説全巻をネタバレまとめ

2023年10月からアニメ放送も開始した中華風謎解きファンタジー『薬屋のひとりごと』。

原作は小説で、2024年3月に15巻が発売です。

この記事では小説全巻分のあらすじを、ネタバレありでざっくりご紹介していきます！

各巻の詳しいネタバレ感想はリンクからご覧くださいませ。

各巻の舞台・キーワードまとめ

まずはザックリと、全ての巻の舞台とキーパーソン・キーワードです。

巻数	舞台	キーパーソン キーワード
1	後宮	猫猫
2	後宮・花街	羅漢
3	後宮・子昌の領地	壬氏
4	狐の里	子翠・楼蘭
5	西都	阿多
6	後宮etc.	里樹
7	宮廷	砂欧の巫女
8	〃	壬氏
9	〃・西都行きの船	猫猫
10	西都	蝗害
11	〃	玉鶯・陸孫
12	〃	雀
13	都	色々
14	〃	女華・天祐
15	宮廷	帝

【原作小説】薬屋のひとりごと1巻【ネタバレ感想】

羅漢の2巻

 ただ地面に這いつくばり、人目をはばからず号泣したところで、時は戻らない。
なにもかも、短絡的だった自分が悪かったのだ。

薬屋のひとりごと 2 コミックシーモア

舞台：後宮・花街
キーパーソン：羅漢

猫猫を買い戻した壬氏につっかかる変人軍師・羅漢。
その正体は猫猫の父親でした。

花街で生まれ育った猫猫。そのルーツが明かされます。
17年前の花街の悲恋。その続きは……？

また壬氏暗殺未遂を起こす翠苓すいれいなど、伏線も盛沢山です。

薬屋のひとりごと2巻【ネタバレ感想】花街の恋物語

蛙（暗喩）の3巻

「そこそこの蛙でなかったら、そこそこのなんですか？」

薬屋のひとりごと 3 コミックシーモア

「壬氏は本当に宦官なのか？」（去勢されているのか）ということが明らかになります。
事故で壬氏に乗り上げてしまう猫猫。その時、猫猫の反応は…？

今巻はいつも以上に様々なイベントがちりばめられており、皇帝・皇太后からの呼び出しも。

【壬氏の蛙？！】薬屋のひとりごと3巻 小説【ネタバレ感想】

子翠の4巻

「私には役目があるの。それは止めないで」

薬屋のひとりごと 4 コミックシーモア

原作者・日向夏ひゅうがなつ先生が「ここで終わらせるつもりだった」というだけある、壮大な4巻。

猫猫が子翠しすいに拉致され、子しの一族の反乱に巻き込まれます。
明るい虫好き娘・子翠の業。何故猫猫を拉致する必要があったのか？
怒涛の伏線回収と結末が見逃せません。

これに伴い初めて皇弟おうていとして動く壬氏、出産した玉葉妃……
状況はもう戻れない程に動いていきます。

【楼蘭と狐の里】薬屋のひとりごと4巻【解説・要約】

キスと出生の5巻

猫猫は、花街仕込みの匠の技を壬氏にお返ししてしまった。

薬屋のひとりごと5 コミックシーモア

西都で行われる壬氏（皇弟おうてい）の嫁選び会合に連れていかれる猫猫。

猫猫に恋する壬氏。
しかし猫猫は陸孫りくそんとダンスしたり、壬氏の相手に里樹リーシュを勧めたりと怒らせてしまいーーー…

また、表向き「皇弟」とされている壬氏の本当の出生も明言され、衝撃が走ります。

壬氏と猫猫がキス！？終話で衝撃の事実【薬屋のひとりごと5巻】ネタバレ感想

里樹の6巻

この女が妻だと、はっきり言いたかったのだと。
「羅漢兄さんはけっこう浪漫主義者ロマンチストなんだねえ」

薬屋のひとりごと6コミックシーモア

この巻では

• 5巻のキスで迷走する壬氏と恋愛に否定的な猫猫
• 鳳仙フォンシェンを亡くした羅漢
• 囚われの里樹リーシュとヒーロー馬閃

3組の恋愛の行方が描かれます。

1巻から登場していたものの、後宮に向かない性質でいじめも受けていた里樹妃。

彼女の今後の処遇はーーー？

薬屋のひとりごと6巻・小説【囚われの里樹妃】ネタバレ感想

プロポーズの7巻

「おま、いや、猫猫！よく聞いておけ！
俺は、おまえを妻にする」

薬屋のひとりごと7 ｜コミックシーモア

主上・壬氏・玉葉后からの推薦で『医官見習い』になった猫猫。
新しい職場、新しい同僚。

そんな中、東宮とうぐう（玉葉后の息子）のお披露目の席に隣国・砂欧しゃおうから巫女がやってきます。
同じく砂欧から亡命してきた愛凛アイリーンとの関係はーー？

また、壬氏からはっきりとしたプロポーズを受ける記念すべき一巻でもあります。

【分かりやすく解説】薬屋のひとりごと7巻・小説【ネタバレあり】

衝撃行動壬氏の8巻

「この○○趣味野郎！」

薬屋のひとりごと8 ｜コミックシーモア

「玉葉妃の敵になりたくない」と言った猫猫の願いを叶える為、
壬氏は玉葉后の焼き印（奴隷の証）を自らに押します。

猫猫との結婚のために手段を問わない、必死でマジな壬氏巻！
今までの苦労性イメージがひっくり返されます。

【壬氏がやけど！？】薬屋のひとりごと8巻【ネタバレ感想】

西都出発の9巻

「どうせ後悔するのです、ためらわずにまっすぐ道を進んでください」

薬屋のひとりごと 9｜コミックシーモア

4巻にも渡る西都編1冊目。
2度目の西都、今度は壬氏が玉鶯に呼ばれたため大所帯での長期滞在です。

今巻では準備と船での往路が描かれます。

焼き印の後日談…壬氏の行動に猫猫は何を思うのか？

そして西都編に向けて様々な伏線がちりばめられる巻でもあります。
医官・医官見習いの姚ヤオ・燕燕エンエン、そして雀チュエ・陸孫リクソンに注目です。

【猫猫が壁ドン！？】薬屋のひとりごと9巻【ネタバレ感想】西都編①

蝗害の10巻

「猫猫と私、けっこう相性いいと思いますが、求婚してもいいですか？」

薬屋のひとりごと 10｜コミックシーモア

西都編2冊目。

4巻から来るよ来るよと予告されていた蝗害が、ついに発生します！

農村で蝗害を迎えた猫猫。
共に飛蝗に立ち向かうのは、陸孫・雀・馬閃と修羅場に強い布陣でした。

また、族滅した戌いの一族・風読みの部族についての過去話も語られます。

【ついに蝗害発生！】薬屋のひとりごと10巻【ネタバレ感想】

玉鶯と陸孫の11巻

「お前が西都を守るんだよ」

薬屋のひとりごと 11｜コミックシーモア

西都編3冊目。

蝗害後で治安が悪化した西都。
それを利用して他国との戦を煽る西都の長・玉鶯ぎょくおう。

武生ヒーローを目指した男・玉鶯の劇の結末は？
17年前に族滅された『戌の一族』の真実も明らかに。

【西都劇は衝撃の展開へ】薬屋のひとりごと11巻【ネタバレ感想】

雀の12巻

何の価値もない自分がいてもいい場所はないか、そんな願いを持っていた。

薬屋のひとりごと 12｜コミックシーモア

西都編最終巻です。

玉鶯の後継者争いに猫猫が巻き込まれ、雲隠れ旅を強いられる猫猫。
表紙の女の子・小紅シャオホンと後ろの鏢師ひょうし（護衛）が一緒です。

お調子者・雀さんの正体と壮絶な過去も明らかに。
彼女の重い言葉に、猫猫は壬氏への態度を変化させます。

【西都編最終巻】薬屋のひとりごと12巻【ネタバレ感想】

再会の13巻

「猫猫、あんたは運がいい。相手がやたらしつこくてねちっこくて諦めが悪い人で、なおかつーー」
「－－あんたが根負けしてやるって思った程度にいい人で」

薬屋のひとりごと 13｜コミックシーモア

約1年ぶりに戻ってきた都！
表紙のわちゃわちゃ感からも想像できますが、

• 懐かしのメンバーと再会
• 1年の間に状況が変わっている

ということで登場人物が多い一巻です。

梅梅メイメイ小姐ねえちゃんの身請け、女華ジョカ小姐ねえちゃんは皇族のご落胤？、姚ヤオの恋心、雀チュエの主人が発覚……

一方西都に置き去りにされた羅半兄の健闘記録も！

祝アニメ化！薬屋のひとりごと13巻【ネタバレあり感想】

会合と宝物の14巻

「本当にありがとうございます。俊杰ジュンジェさま」
羅半兄の顔が一瞬で真っ赤になった。
（はっ？）

薬屋のひとりごと 14｜コミックシーモア

名持ちの会合が開かれ猫猫も参加します。
里樹リーシュの祖父に縁談を持ち掛ける馬閃（の姉・麻美マーメイ）。
そして羅半兄に恋！？

また、女華ジョカ・天祐ティンユウが皇族のご落胤と発覚。
翡翠の牌、華佗かだの書といった宝物もそろいます。

薬屋のひとりごと14巻【ネタバレあり感想】

帝の手術の15巻

「ええ。……きっと、妃になど、できないでしょう」

帝のストレス性盲腸炎が再発し、手術が必要に。
しかし国で一番貴い方の腹を切り開くのは簡単ではなく……

緊迫する医官たちや邪魔する権力者たち。
さらに帝が手術前に壬氏と阿多を呼び出し、身辺整理をーーー？

壬氏の将来に大きくかかわる1巻です。

薬屋のひとりごと原作小説15巻【ネタバレあり感想】壬氏臣下降格決定？

補足情報＆まとめ

ここまで各巻の記事をまとめてきましたが、キャラクターの恋路やキーワードをピックアップしたまとめ・考察もアップしております。
詳しくはこちらをご覧ください↓

薬屋のひとりごと　記事一覧

薬屋のひとりごと・原作小説は『小説化になろう』でも読めますが、文庫化にあたり

• ノーマルエンド➡グッドエンドに変更
• 故にキャラの有能さまで違う！（特に壬氏）
• 大幅改編・エピソード追加

という変更があります。

漫画版コミカライズもありますが、

• セリフ以外を省略されてしまう
• 進むペースがゆっくり（2024年3月、原作小説4巻部分がコミカライズ）

というどうしようもないデメリットも。

薬屋のひとりごとの漫画が二種類あるのはなぜ？違いを比較表で解説！

個人的にはぜひ原作小説を読んで欲しいと思います。