薬屋のひとりごと｜小説完結は何巻？なろうや漫画がいつ終わるか予測

原作は小説（小説家になろう・書籍版両方あり）の薬屋のひとりごと。

この記事では薬屋のひとりごとの完結について解説していきます。

結論から言うと、小説家になろう版も書籍版も完結していません。

• 書籍版は現在15巻まで発売中
• 漫画版2種類は書籍版4巻を進行中（※小説1巻が漫画4巻くらいになっている）
• アニメは書籍版2巻ラストまでアニメ化済み（2025年の続編は3巻から）

の状況です。

となると気になるのが

• 一番進んでいる小説では今どんな展開なの？
• 結局完結は何巻になりそう？もうすぐ終わりそう？
• その場合漫画版は何巻で完結しそう？

ということです。

小説最新刊の展開は？どこまで進んでいる？

• 薬屋のひとりごと原作最新刊は、ヒーロー文庫より発売中の15巻です。
  
• 小説家になろう版は16巻内容に入っています。（2024/11/4現在）
  
• アニメ化1期は鳳仙の身請けまでですが、これは小説2巻までの内容です。
  
• 漫画版（コミカライズ）二種類の、子翠関連の話は4巻にあたります。

では小説5巻～15巻では何が起こっているのか？

ネタバレしすぎないようにフワッといた表現になりますが、

• 皇弟の嫁選び会合
• 天災
• 西都行き（長期出張）
• 皇帝の手術

などが描かれています。

もちろん恋愛のほうも紆余曲折ありながら進んでおり、

15巻ではこのような展開に▼

全巻とんでもなく濃い内容ですので、こちらの記事も参考にしてみてください▼

【薬屋のひとりごと】原作小説全巻をネタバレまとめ

小説の完結は何巻？いつ終わる？

では「薬屋のひとりごと」の小説は何巻くらいで終わりそうか、予想してみます。

現状まだまだ回収されていない伏線が多く、

• 蝗害で丸1巻（対策や余波を入れたらそれ以上）使ったことを考えると、天然痘で1巻使うかも？
• 緑青館関連で1巻消費するのでは？
• 羅漢爸爸パパの説得で1巻消費するのでは？（笑）

などと考えていると20巻までは続きそうな気がしています。

現在未回収の伏線についてはこちらを参照してください。

漫画の完結はいつになりそう？

仮に薬屋のひとりごとが小説20巻まで続くとすると、

漫画版は90巻以上になる……と、予測できます。

小説を漫画にすると巻数が増えますので、これは仕方がありません。

薬屋のひとりごとの漫画は二種類ありますが、

薬屋のひとりごとの漫画が二種類あるのはなぜ？どっちがオススメかを解説！

概算で進行が速い倉田先生verが最終巻90巻。最終巻発売予定：2052年7月

という予想です。

ねこくらげ先生ver（スクエニ版コミックス）がそれ以降となります。

完結している『薬屋のひとりごと』もある

「薬屋のひとりごと」には完結に関する面白い裏話が、原作者によって語られています。

2つご紹介します。

一度1巻で完結していた

薬屋のひとりごと、妙な連載経歴の作品でなあ。最初連載時、毎日更新一か月半くらいで完結した。
その後レイブックスで書籍化して、数年後ヒーロー文庫で出しなおすとともに続編出すことに、完結した作品の後半を書き直しつつ続きを書くことになったのよう。なので数年単位で連載に空きがある。

— 日向夏🐗 (@NaMelanza) December 9, 2023

薬屋のひとりごと・レイブックス版は、なんと1巻で完結していました…！

そこからまた「1巻から出して続編を」となった経緯は詳しく明かされていませんが、読者からするとありがたい話です。

尚、レイブックス版は現在絶版です。
メルカリで探す

元々4巻で完結予定だった

これも余談ですが、著者・日向夏先生は『薬屋のひとりごと』は4巻で完結させる予定だったとおっしゃっています。

Q、薬屋はなんで年一冊しか出ないの？
A、元は四巻完結だったからです。

— 日向夏🐗 (@NaMelanza) July 2, 2020

納得する一方、猫猫と壬氏の関係が大きく動いたのは5巻。

そこからも現在に至るまで変わらずの内容の濃さですので、信じられない気持ちもあります。

完結はこれが解決後！未回収伏線まとめ

薬屋のひとりごとが完結するとき、それは未解決の問題に全て解決の目途が立つとき！

• あの人の恋は叶うのか？結婚・身請け・両想い
• 政治的な問題の解決。次期皇帝問題
• 作者がこんなことを発言してたけど、まだ起こってませんよね？

上の要素が一段落した時と言えるでしょう。

ここからはまだ未解決の問題をまとめていきます。

恋愛編・権力問題・作者発言・その他に分けてどんな問題が残っているのかピックアップしていきます。

恋愛①壬氏と猫猫の恋路

やはりメインは壬氏と猫猫の恋路……二人は結ばれるのか？というところです。

現在両想いの二人ですが↓

【薬屋のひとりごと】じんしが猫猫にプロポーズ！ふたりの恋愛進捗まとめ

問題は大きく分けて二つ。

• 猫猫は壬氏の気持ちを受け入れたが、妃になるつもりはない
• 猫猫を溺愛する父親・羅漢の説得

です。

特に前者は難しい問題で、壬氏は「皇弟」であり、時期東宮である玉葉后の子は赤子。

壬氏は何人も妃を囲わねばならない帝にはなりたくありませんが、その立場を捨てられるのか？と聞かれると

というのがつらいところです。

しかし原作小説15巻では帝の身辺整理により

壬氏の臣下降格が叶いそうな状態に。

残るは羅漢の説得だけなのか、また新たに問題が浮上するのかに注目です。

薬屋のひとりごと・雀（チュエ）の正体は？母親との因縁・馬良との仲も

恋愛②馬閃と里樹の結婚

薬屋のひとりごとには様々なカップリングがありますが、

一番結婚が近そうなのはこの二人！

元上級妃である卯ウの一族の姫・里樹（リーシュ）と、

皇族護衛である馬バの一族の次男・馬閃（バセン）です。

14巻で「卯の一族が軍の新派閥から攻撃されている」という問題がありましたが、それも主犯が発覚したことで解決に向かい……

里樹の奉公期間が終われば、帝が馬閃に下賜してトントン拍子に結婚…ということも考えられます！

【結婚できるか？】馬閃と里樹の恋路まとめ【薬屋のひとりごと】

恋愛③李白は白鈴を身請けするか？

猫猫の紹介で妓楼・緑青館ろくしょうかんに足を踏み入れ、三姫さんひめである白鈴（パイリン）に恋をした李白（リハク）。

最新刊では物語開始から4年目ですが、今だ身請けはしておらず、しかし仲睦まじい二人が見られます。

公子様（おうじさま）を夢見る白鈴ですので、花街での一波乱後に身請けもあるのではないか…？と期待しています。

【薬屋のひとりごと】緑青館の三姫・梅梅・女華・白鈴まとめ【原作最新刊まで】

恋愛④羅半兄の恋は成就するか？

原作小説14巻にて燕燕（エンエン）に恋をした羅半兄（ラハンあに）。

燕燕は羅半兄を（おそらく）「姚（ヤオ）お嬢様にピッタリ」だと思っており、好印象ではあるものの微妙なすれ違いがあります。

この二人は恋人になるのか？

羅半兄は不幸なほうが輝いているキャラクターですので、もしかしたら想いが成就せずに終わるかもしれませんが…（笑）

少なくとも、姚に依存気味の燕燕の成長は描かれるのではないか？と考えられます。

恋愛⑤羅半をめぐる攻防の行方は？

羅半をめぐる三角関係も微妙な展開です。

現在、猫猫の同僚・姚（ヤオ）と、羅家の使用人・三番（サンファン）が羅半に想いを寄せています。

三番の想いが狂信的な事に対し、姚の想いは恋愛なのかそうではないのか分からない微妙な想い。

羅半のほうは、三番はともかく姚に関しては厄介がっており、進展は難しそうだととれます。

1. 羅半が両方と関係を持つ（妾制度があるので可能）
2. 羅半が三番のみと付き合う
3. 意外にも羅半が姚と恋に落ちる

など色々な展開が考えられることに加え、

仕事と人間関係に悩み苦悩する娘・姚についてはもっと展開が用意されているのではないか？と期待します。

恋愛⑥紅娘結婚（ないかもしれない）

恋愛編最後ですが、忘れてはならないのが玉葉后ぎょくようきさきの侍女頭・紅娘（ホンニャン）です。

登場時三十路越え。
結婚願望があるにも関わらず、優秀過ぎて男側が敬遠してしまうという微妙な事情持ち。

玉葉后も父親に「良い話はないか」と手紙を出している様子でしたが、（おそらく）今だ相手がいないと思われます。

彼女は独身のまま終わるのでしょうか…？

権力①壬氏は帝位を継ぐのか？

表向き皇弟で実は現帝の子という『壬氏の立場がややこしすぎる』問題。

詳しくはこちら↓
【薬屋のひとりごと】壬氏の正体をイラスト家系図で解説！

これは先述した通り壬氏は帝位につかず、臣下降格方向に進んでいます。
ですが帝位を継がないとしても

• 壬氏はどんな立場でどのような仕事をするのか
• 現東宮（玉葉后の子）を赤毛だからと忌避する者たちをどうするか
• 東宮は赤子だが、現帝にもしものことがあったらどうするのか？

等の問題が残っています。

壬氏の性格故、「投げ出してハッピーエンド！」にならないことは確実。
何年経っても問題に対処し続けている壬氏が目に浮かびます。

作者発言①別の疫病がでてくるかも…

情報先が見つからなくて申し訳ないのですが、作者が「別の疫病が出てくるかも…」と、おっしゃっていた記憶があります。

そして14巻あたりから『疱瘡ほうそう』（天然痘）の話題・それに関連したキャラクターが中途半端に登場しています。

感染症流行が描かれる可能性は高いでしょう。

薬屋のひとりごと14巻【ネタバレあり感想】

作者発言②白娘々の謎

５２、白娘々
西の巫女の選択が違えば、新たな巫女になっていた少女。陽に当たることも許されず、ただ崇めたてられるための道具として生まれた。人を動かすためにあらゆる小細工を覚える。時に危険性がある毒を飲み、胃に麻薬を隠す程度に。その知識は誰から聞いたのかはまだわからない。

— 日向夏🐗 (@NaMelanza) August 22, 2019

作者のXでの謎めいた発言です。

気になるのは「まだわからない」という言葉。

投獄された白娘々（パイニャンニャン）が再び登場するとは考えにくいため、「危険な小細工を教えた人物」が登場するのではないか？と考えられます。

現状出ている人物で怪しいのは克用こくようくらいですが……
何者！？疱瘡の美青年・克用まとめ【モデルがいる！？】

そうであれば、先述した疱瘡の流行時に合わせて判明すると思われます。

その他①身請けされた梅梅との再会がまだ

13巻でいつの間にか身請けされていたことが判明した梅梅小姐メイメイねぇちゃん。

猫猫は西都に出張だったため、今だ再会できていません。

乗り気ではないようなのに、やり手婆の後押しで身請けされたと聞かされた猫猫。

梅梅と再会せずに『薬屋のひとりごと』は終わらないでしょう。

【薬屋のひとりごと】緑青館の三姫・梅梅・女華・白鈴まとめ【原作最新刊まで】

その他②女華はやり手婆の後を継ぐ？緑青館の今後

三姫の中で一番アンニュイな表情を見せる、女華小姐ジョカねぇちゃんの今後も気になります。

やり手婆の後を継ぐ気配を見せている女華。
引退を決めた理由は、今までしていた『ご落胤ごらくいん事業』がきな臭い政治に巻き込まれ、身の危険を感じた為でした。

このままでは割と悲しい終わり方。

しかし作者はXで

きぶんしだい。ヒーローでは比率として一番望ましい結末をさぐる

— 日向夏🐗 (@NaMelanza) July 6, 2023

と呟かれています。（※ヒーローはヒーロー文庫＝原作小説のこと）

まだ何か女華が前向きになるエピソードが描かれるのでは？と期待できるでしょう。

【薬屋のひとりごと】緑青館の三姫・梅梅・女華・白鈴まとめ【原作最新刊まで】

さらに女華が引退すると三姫の残りが最年長・白鈴（パイリン）一人になるという問題も。

落ちてくる予感を漂わせる妓楼・緑青館ろくしょうかんに、何か事が起こる可能性があります。

まとめ

私は小説に対して人生の余暇にくすりと笑って楽しむものという感覚で書いているので、まあ暇なときに読んで面白かったなーと思ってくれていると嬉しいである。

それとは別に、なんか完結したときに喪失感で三日くらい頭から離れない話を書きたいとも思う。

— 日向夏🐗 (@NaMelanza) October 17, 2021

薬屋のひとりごとの完結についてまとめると…

• 現在小説は15巻まで発売中。20巻くらいまでは続きそうな予感。
• 20巻まで続いた場合、漫画は90巻以上になる。
• ちなみにレイブックス版は1巻で終了している
• 未回収伏線多数

ということでした！

かなりの大作「薬屋のひとりごと」はまだまだ続きそうです。今からでも追いつける！
是非全巻読んでみてくださいね。