薬屋のひとりごとで一番かわいいカップルの馬閃と里樹。
じれったい恋物語を繰り広げる二人は結婚できるのか!?
この記事では二人の恋路と進展をまとめ、展開を予測していきます。
小説最新刊までのネタバレが含まれますのでご注意ください。
里樹はどんな人物?

「……この顔」
「死んだ母様に似ている気がする」
ぎゅっと銅鏡を掴み、唇を『へ』の字に曲げて、鼻水がだらだらと流れていた。正直、妃としての威厳もなにもない姿だが、それがとても里樹妃らしいと思った。
四夫人の一人・徳妃として1巻から登場する、卯の一族の姫・里樹妃。
登場時14歳でありながら、2度目の後宮入りという複雑な経歴を持ちます。

猫猫の3歳下だね!
侍女からいじめられていますが、「里樹さまのため」と言われる悪質なそれに、里樹はなかなか気づけずにいました。

家庭環境にも問題があり、
特に父親・卯柳は里樹を政治の道具として扱います。
- 幼い里樹を先帝の後宮に入れる
- 先帝死後尼寺に行った里樹を好色爺に送ろうとする
というクズっぷり。
里樹母の友人で上級妃であった阿多が好色爺行きを阻止し、再度後宮に戻る形になります。

馬閃はどんな人物?

皇族護衛を務める馬の一族の次男・馬閃。壬氏の護衛として2巻からの登場です。
戦闘能力が突き抜けていますが、感情が言動に出る・融通が利かないなど未熟な一面も。
6歳の時に姉の腕を掴んで折ったため、女性が苦手です。

二人の恋愛エピソードまとめ
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5巻:西都で恋のはじまり

里樹は壬氏(皇弟)の嫁選びの宴会場で、異母姉(の侍女)から香水(獣の生殖器を材料としたもの)をひっかけられてしまいます。
そこに出し物として獅子が登場。
ストレスの溜まっている獅子は、里樹にかけられた香水に反応し、興奮して檻を突き破って向かってきます。
「腰が抜けてしまった、……の」

かわいい…
なんてことは言ってられない絶体絶命のピンチ!!
そこに現れた救世主が馬閃でした。
馬閃は折れた檻の鉄格子で獅子に対抗。
獅子の鼻をつぶし、格子を眉間にたたきつけ…無事獅子はとらえられます。
そして猫猫の眼前で展開される、ベタな恋物語。
馬閃は顔を赤く染めて無言でいた。いつもの猫猫以外の女性に対しての反応かと思ったが、それにしては間が長い。
「……」
そして、目に涙をためた里樹妃もまた顔を赤くしていた。

めーると♪
ヒーローとお姫様、恋に落ちる音がしました。
壬氏と猫猫がキス!?終話で衝撃の事実【薬屋のひとりごと5巻】ネタバレ感想
6巻:幽閉された姫

西都から戻ってきた里樹に【主上以外に恋文を書いていた容疑】がかかります。
実際は恋文ではなく女官の為に書き写した恋物語の写し。
しかしそれが立証されず、スキャンダルにまで発展。
里樹は塔で軟禁されます。
恋物語➡特使の従者が持ちこんだため、検閲にない。故に存在が確認できない。
里樹の写し➡侍女頭が特使から貰った鳩に括りつけたため、秘密裏に流出した。
里樹は女性特使と白娘々と元侍女頭にはめられていました。
後宮内で一番付け入りやすい存在として、目をつけられていたのです。
【女性特使・姶良】
隣国・砂欧から来た特使の一人。銃の密輸など茘国内で悪さをしていた。
【白娘々】
姶良の手先であるアルビノの娘。阿片のバラマキなど余罪多数。【元侍女頭】
元々里樹に嫌がらせをしていた。他の妃に寝返るつもりだった。
猫猫・阿多が解決のために動くも、状況はひどいもの。
- 「そんな真似はしていないのか?」と聞きに来る父・卯柳
- 眠るか食べるかの生活
- 侍女は侍女頭の阿南だけ
- 上の階に白娘々が幽閉。偽名を名乗り、里樹とコミュニケーションをとってくる

最後ヤバいよ…
白娘々は気を酩酊させる香を里樹の階に流し、老朽化した最上階に行かないかと誘います。
そんな中、粥に混ざる小石。
阿南への不信もあり、里樹はついに爆発してしまいます。
「どうして!どうしていつも私ばかりなの!」

阿南も嫌がらせをされていて、里樹に心配かけまいと黙ってたのが仇に…
卓をひっくり返し、割れた皿が河南の頬を傷つけてしまいます。
自分がしたことに呆然とする里樹に白娘々の甘い誘惑。
『もうすぐ見張りが下りていくわ。上に来ない?』
里樹は誘いに乗ってしまいます。
これまで白娘々は里樹の味方を演じ、優しく励ましてくれていました。
しかし対面すると一転、冷や水を浴びせてきます。
「ねえ、あなたが虐げられるのは、誰のせいでもないあなたのせいよ」
「そこにいるだけで鬱陶しいわ」
今まであちこちからいじめられてきた、負の記憶を呼び起こす言葉。
里樹が逃げた先は屋上。ボロボロのバルコニーでした。

一方、里樹の状況は外でも大事に。
塔に上ってきた猫猫が「阿多が待ってる」と説得を試みるも
「きゃはははははは!!!」
いつの間にか現れた白娘々のけたたましい笑い声が引き金となり、里樹は屋上から落下します。
「妃!」
それを助けるのは、下にいた馬閃。
足場の悪い屋根を蹴って飛び、自身の安全を顧みずに里樹を救助します。
「私はあなたに幸せになってもらいたいと思った。ただ、それだけなのです」

あまりにもヒーロー!
助かった里樹は馬閃の胸に顔を埋め、このひと時が少しでも長く続くように願います。
その後、
- 里樹は一年間の出家
- 満身創痍の馬閃は主上から【なんでも一つ望むもの】が与えられる
ことに。
出家も褒賞を決める期間も一年。
里樹を娘のように可愛がっていた主上は、彼女の幸せを望んでいました。
10巻:出家先で再会
(6巻【雨が多い季節】、10巻【新年】という記述があるため、6巻から半年後くらいの話と思われます)
馬閃は壬氏から公害対策の一環で家鴨の飼育を命じられ、【紅梅館】という施設に飼育法を教わりに行きます。
するとそこに里樹が。紅梅館は里樹の出家先でした。

聞いても里樹の居場所を教えて貰えなかった馬閃。ようやく再会です✨
汚れた服、質素な髪型、化粧もしていない顔。
でも里樹は、以前は見ることがなかった小さな笑みを浮かべていた。
里樹は侍女(阿南)に暇を出し、泥にまみれながら家鴨の世話をしていました。

世話の仕方を教えて貰いながら、少女漫画的なコミュニケーションをとる馬閃。
「し、心配などではなく!ただ、あなたの当然の権利として」
「そ、そうですよね、私のことなんか……」
「いえ、そういうわけではなく!」

…………
里樹のことを「可愛らしい」「奥ゆかしい」と脳内でほめたたえる馬閃は、展開をすっ飛ばします。
「里樹さま。私と共に、西都へ行っていただけませんか?」
色々な問題を差し置いての直球な気持ち。
しかし里樹の答えはNOでした。
里樹には、今のままでは足手まといになる自覚がありました。
自分で考えて動けるようになりたい。
「私がもっと自分に自信が持てたら」
「もう一度、紅梅館に来ていただけますか?」
顔を赤らめる里樹。
「また迎えにきて」という意味の言葉を受け、馬閃は自分も成長するため西都に向かいます。
14巻:里樹祖父に挨拶
西都から帰宅後、『名持ちの会合』にて馬閃は里樹の祖父(卯の一族当主)に婚約を打診します。

この時点で里樹18歳。1巻から4年くらいたっています!
と言っても場を仕切るのは姉・麻美、会話の盛り上げ役は猫猫です。

猫猫は園遊会からさかのぼり、里樹の不幸話を始めます。
ダメージを受ける里樹祖父&馬閃。
その流れで、里樹が獅子に襲われたのを助けたのが馬閃だと紹介します。
「里樹さまのご不幸が、実の父親によるものであるのは残念でなりません。獅子に襲われた件も、獣を誘発する香を異母姉につけられたことが原因と聞いております」
と、里樹のこととなればしっかりチクる馬閃。
里樹祖父はこの事実を知りませんでした。
矛先は報告しなかった里樹の異母兄、卯純に向きます。

キーパーソンです!!

現在卯の一族は
- 里樹祖父が当主に戻った
- 里樹を虐め冷遇した卯柳・異母姉は今後表舞台に出れないという罰を受けた
- 異母兄・卯純は養子の子供の世話を見せしめとしてさせられている
という状況です。弱体化し、さらに長からは「軍の新派閥に嫌われている」という言葉も。

簡単に言うと、羅漢不在でイキった若者派閥に狙い撃ちされている…ということです
故に馬の一族からの婚約打診は貰うものが多すぎる提案。
この場では保留、という形になります……が。
同巻にて「軍の新派閥」を煽っていたのが卯純と判明。

えぇ……!
理由は長くなるので割愛しますが、このやり口を気に入った雀が卯純を巳の一族(皇族直属諜報機関)の跡継ぎにスカウト。
取り込むことに成功します。
卯純の望みは
- 身の程知らずの卯柳・里樹異母姉を無一文で追い出すこと
- 里樹に今まで奪われてきた幸せを与えること
でした。

読者と一緒だね!!
これにて軍の新派閥問題は解決。
もう里樹と馬閃を隔てるものはありません!!!
なろう版を読んでいるけど原作小説も気になってきた…
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まとめ
薬屋で一番恋愛しているカップル、里樹&馬閃。
結婚に王手をかけました。
やはり主上の許可(っぽいもの)がある事が一番の強みでしょう。
里樹は一年の出家後上級妃をはく奪されます。
その際に馬閃が里樹を望めば、『下賜』という形でスムーズに結婚できてしまう可能性が高いです。
そしてそれはもうすぐそこ!!!
卯の一族は落ち目ですが一番の問題は解決されました。
あとは馬の一族に釣り合うように、頑張れお祖父ちゃん!
コメント
馬閃と里樹に幸せになってほしいですが
じんしさまと猫猫にもこのノリですらっと行ってほしい!
この二人はかなりスムーズですよね!
立場的にも名家同士なのもありますが、正確が素直だからでしょう!
壬氏と猫猫も、この先はちょっとすらっといくはず…!