羅門と羅漢。猫猫の父親二人を解説!【薬屋のひとりごと】バレるのはいつ?

薬屋のひとりごと
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この記事では『薬屋のひとりごと』のキャラクター、猫猫の二人の父親について、

  • 羅漢ラカン羅門ルォメンの正体は?
  • 相関図で見る羅の一族
  • 猫猫のそれぞれの好感度

等を解説します。

以下原作小説のネタバレが含まれますのでご注意ください。

実の父親は羅漢だが……

羅漢

猫猫の実の父親は変人軍師・羅漢(ラカン)です。

薬屋のひとりごと
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羅漢とは?

名前漢 羅漢
声優桐本拓哉
年齢40代
仕事軍師(軍部NO.2)
特徴相貌失認、モノクル、変人
特技人材発掘

人の能力や嘘を見抜ける、作中きってのチートキャラです。
「おやじ」の甥にあたります。

相貌失認…「人の顔を見分けられない」という特徴を持ちますが、

なぜか鳳仙フォンシェンと猫猫だけは顔が分かる為に執着を見せます。

もはや超能力✨

猫猫をを猫かわいがりして、危険が迫っていないか目を光らせている羅漢。

しかし猫猫が好きな事、やりたいことは(自らへの投薬実験でも)好きにさせるため、ある意味良い父親とも言えます。

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猫猫「こいつは種馬」

しかし猫猫は羅漢を父親だと思っていません。(思いたくありません)

理由は『爸爸パパって呼んで』とか言われると、普通に気持ち悪いからです。

年ごろの娘的な拒否反応です

さらに、羅漢は物語開始時、猫猫を生んだ女である鳳仙フォンシェンを身請けしていませんでした。

鳳仙について詳しく

  • そもそも妓女は(売り物なので)母親にはなれない
    →猫猫は鳳仙も母親とは思っていない
  • 猫猫にとって実家は緑青館ろくしょうかんで、父親は羅門ルォメン

ということから、実の父娘の関係はとても希薄でした。

猫猫からすると「父親を名乗る変なおっさん」です

猫猫の認識では羅門が父親

ルォメン

猫猫にとっての父親は、『おやじ』こと羅門(ルォメン)です。

実際には養父であり、
血縁的には羅門の兄が猫猫の祖父…つまり大叔父にあたります。
※後に相関図で解説

羅門とは?

名前漢 羅門(ルォメン)
声優家中宏
年齢
不明 推定60代くらい(うりにっきより推定)
仕事後宮医官➡(原作開始時)薬屋➡宮廷医官
特徴宦官 足が悪い(肉刑で片足の膝骨を抜かれた) 不運
特技医術等知識量が凄い(留学経験も)

こちらも能力はチートなのですが、

  • 女帝気に入られ、宦官(後宮医官)にさせられる
  • 帝に八つ当たりを受けて膝骨を抜かれる
  • 留学中にも多数の不幸に会う

などとても可哀そうな人物です。

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羅門に反発する猫猫

猫猫はとてもおやじに懐いていました。

しかし「好き」という感情は確かですが、どうしてもその「損をする性格」は受け入れられません。

羅門は優しすぎて、薬屋(十分食っていける職業)なのにあばら家に住んでるんだよね…

猫猫が羅門の性格にイライラする様子が描かれるのが、原作7巻です。

憶測では口にしない、おやじの教えの意味はわかる。でも、猫猫だって頭にくるときがある。

この時は非の無い同僚が厄介ごとに巻き込まれ、毒で倒れている状況でした。
しかし真相を解明する場で、羅門は絶対に事実だということしか述べようとしません。

早く毒を盛った犯人を特定させたい猫猫は、羅門に許可をとりつつ推論を述べました。

推論でも壬氏に伝えれば、裏付け調査の方向に進むかもしれないしね

猫猫と羅門は表立って喧嘩したわけではありません。
そして手術や知識等とても尊敬しているところは変わりません。

しかし猫猫は、壬氏に羅門のような性格にはなってほしくないと考えています。

この考えは、壬氏と猫猫の仲を進展させるピースになっています!

詳しくはこちら↓

【薬屋のひとりごと】じんしが猫猫にプロポーズ!ふたりの恋愛進捗まとめ

猫猫出生時の複雑な事情

鳳仙

猫猫の母親

猫猫の母親は緑青館ふりがなの妓女・鳳仙(フォンシェン)です。

客を蔑むような目で見るなど、猫猫の血筋を感じさせます…

碁と将棋が強く、特に碁は羅漢以上の腕前でした。

花街の事情

実は猫猫マオマオ出産は、緑青館が大きく傾く事件になりました。

手付かずが売りだった妓女が、客の子を勝手に妊娠・出産したことは醜聞でした。

そしてその客である羅漢は、羅門の失脚によりタイミング悪く実家から追い出され……

『緑青館の看板に泥を塗った妓女』となってしまった鳳仙フォンシェンは、客を選ばずに取るしかなく…

性感染症・梅毒ばいどくに侵されました。

やっと3年後に戻ってこれた羅漢。

しかし緑青館側からすれば、羅漢は「妓女を妊娠させた後行方知れずになったろくでもない客」です。

やり手婆は羅漢が来ると「鳳仙はもういない」と箒で追い返しました。

➡羅漢と鳳仙のエピソードを最後まで見る

羅漢は猫猫を身請けしようとしていた!?

羅漢から逃げる猫猫

子どもの猫猫を見て、ひと目で顔を認識できた羅漢。(相貌失認が適応されなかった)

自らの子だと知り、どうしても我が子と暮らしたいと思い始めます。

そのためには金と権力が必要でした。

また家を出されたら困るし、鳳仙の件の賠償金を払ってやり手婆を説得しなくちゃ!

出世に興味の無かった羅漢ですが、父から家督を奪い出世して

賠償金二倍相当の額を払い終えました。

これで一応過去のみそぎが済んだ形。

やり手婆も羅漢の話に耳を傾け始め……猫猫に妓女になることをすすめていました。

猫猫は守銭奴婆に売られそうでした…

壬氏に絡む羅漢

猫猫は「妓女にならないか?」と言われても、薬屋があるので従うはずがありません。

しかし1巻で後宮を解雇されたとき、猫猫はやり手婆に借金があり、緑青館でアルバイトするはめになっていました。

ここで妓女になって羅漢に身請けされれば借金はチャラになる。

羅漢の望みがいよいよ現実を帯びてきたその時…

猫猫は壬氏に買い戻されました。

あ~~~

正に鳶に油揚げをさらされた状態。

「自分より先に娘を買い取った男」にはとても思うところがあるようで……

このあたりから「壬氏にネチネチ絡む存在」として本編に登場します。

登場は2巻↓

薬屋のひとりごと2巻【ネタバレ感想】花街の恋物語

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猫猫は羅の一族

羅漢・羅門・猫猫らかん・ルォメン・マオマオは『の一族』という名持ちの一族です。

猫猫たちの住む国『リー』には「名持ち」と呼ばれる名家があります。

里樹妃リーシュヒの一族
馬閃バセンの一族
玉葉妃ギョクヨウヒ➡玉の一族

羅の一族は比較的新しくできた『名持ち』ですが、その立ち位置は異質。

変わり者だが一つの能力に特化している一族として知られており、
派閥を持たないにもかかわらず、宮廷内で力を持っています。

特化能力は

猫猫…毒・薬
羅漢…嘘を見抜く・人材斡旋
羅門…医学等知識
だよ!

羅の一族相関図

羅の一族の相関図をまとめると、こんな感じです。

羅の一族相関図 ルォメンと羅漢の父が兄弟。羅漢の父から長男羅漢、次男羅半父が生まれる。 羅漢と鳳仙が結ばれ猫猫が生まれる。(鳳仙は妓女の為妾になる) 羅門は猫猫を養子にする。 一方羅半父と羅半母から生まれたのが羅半兄(俊杰)と羅半。 羅漢は羅半を養子にする。

各自の猫猫との親密度

さらに、一族内の人間関係をまとめるとこんな感じです。

羅の一族の人間関係図 ・猫猫➡羅門…好き ・猫猫➡鳳仙…バカな女 ・猫猫➡羅漢…苦手 ・羅漢➡猫猫…娘! ・羅漢と羅漢の父…相性が悪い ・羅漢➡羅門…尊敬 ・羅半と猫猫…羅半「壬氏との子はまだ?」猫猫「もじゃ眼鏡イラっ」 ・猫猫と羅半兄…わりと仲良し

作者の日向夏先生が面白いツイートをされていました。

一族郎党……薬屋世界では一人の失敗で、一族全員処刑されることがあるよ

(例えば羅門が帝の手術を任され失敗した場合など)

猫猫は、もしもの時は羅半兄だけでも逃がせないか?と考えていました。

帝の手術巻➡薬屋のひとりごと原作小説15巻【ネタバレあり感想】

羅漢や羅半は道連れにしても問題ないのね(笑)

【薬屋のひとりごと】羅半兄の名前は?初登場から恋の相手までまとめ

羅漢が父親だとバレるのはいつ?

ルォメンが猫猫の養父だということは、猫猫は隠していません。

しかし羅漢が父親だということは当初全然知られておらず、壬氏も猫猫を花街で身請けしたあとやっと知ったくらいでした。

では壬氏の他、もっと公に知られていくのはいつなのか?

猫猫の父親が羅漢だと周囲にバレていくのは、原作小説の4巻

羅漢が後宮の壁を爆破したあたりです。

爸爸パパ……

これは後宮にいた猫猫が誘拐されたため、羅漢が壬氏に直談判しに行くためでした。

誘拐エピソードを詳しく↓

【楼蘭と狐の里】薬屋のひとりごと4巻【解説・要約】

後宮の壁破壊となればやはり大事で、周囲にも「娘いるんだ?」と、周知されていきます。

壬氏にバレたのは原作小説2巻(アニメ第2クール)なのでそこから少し期間が空きますが、

  • 羅漢の行動が変なのはいつものこと
  • 猫猫が自分から話すわけない

等が原因と考えられます。

バレたら何が問題なの?

物語開始時、猫猫は「ただの薬屋の娘」と見られていました。

しかし「の姫」となると、猫猫の後ろに羅漢を見る人がでてきます。

猫猫超不本意!

故に壬氏や玉葉ぎょくようの侍女になると、「羅漢を味方につけて天下を狙っているのでは?」と噂する人が出現。
死人が出る可能性があります。

変人軍師のネームバリューが強すぎる……
取り扱い注意な存在になってしまいました

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まとめ

猫猫の父親についてまとめると

  • 猫猫の父親は羅漢だが、猫猫の気持ち的には羅門ルォメン
  • 出生時に花街の複雑な事情があったため、猫猫は羅門と暮らしていた。
  • 羅漢は猫猫を身請けできず、横取りした壬氏に絡んでいた。
  • 猫猫たちは『羅の一族』という特殊な名家。
  • 猫猫が羅の姫だと周囲にバレるのは、原作4巻。

ということでした。

羅の一族の掛け合いは、遠慮ゼロで面白いです…

羅の一族が集まる巻は

  • 6巻(鳳仙の死)
  • 13巻(羅漢の執務室で殺人事件)
  • 14巻(名持ちの会合)

です。
猫猫と羅漢のやりとりが見たいなら9巻もオススメです。

是非原作小説をチェックしてください!
※漫画版は原作4巻までしか追いついていません。

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