薬屋のひとりごと・玉葉妃の正体は?子供や怖い一面についても!

玉葉妃の正体は? 薬屋のひとりごと
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「あなたの好きなようにはさせませんよ」
玉葉は兄からの手紙をゆっくりくつで踏みつぶした。
今後、踏みつぶされるのはどちらだろうか。もう昔の笑っているだけの少女ではないのだ。

薬屋のひとりごと8巻より

薬屋のひとりごとのキャラクター『玉葉妃ぎょくようひ』。
赤子を助けたことで猫猫が仕えることになる、表情豊かな上級妃です。

美しさと可愛さを併せ持つ笑顔♪

この記事ではそんな玉葉妃の、最新刊までに明らかになっている正体について解説していきます!

原作小説最新刊までのネタバレが含まれますのでご注意ください。

【登場時➡最新刊】玉葉妃のプロフィールは?

ギョクヨウヒ

帝から一番覚えがめでたい妃として登場する玉葉妃(読み方:ぎょくようひ)。
懐の深さと警戒心を併せ持つ彼女は、異国情緒あふれる胡姫こき(西域の姫)です。

アニメ版の声優は種﨑敦美たねざきあつみさん。

アーニャと一緒なの!?

まずは登場時➡最新刊(4年後)のプロフィールをご紹介します!

登場時 最新刊
正一品しょういっぽん(四夫人)の一人。貴妃。 皇后
見た目 赤髪に翡翠の瞳
住まい 翡翠宮 皇太后の隣の宮
年齢 数え19歳(現代日本の感覚では17・18歳)
(猫猫の2つ上)
23歳
出身 西都
子ども 鈴麗(リンリー) +東宮(名前不明)
侍女 4人 7人以上
性格 聡明かつ用心深い
胸囲 DからE(作者Xより
\\表情は4種類!//

表情パーツ:「すまし顔」「うれし顔」「イラァ顔」
オプションパーツ:「薬草&すり鉢」「簪」「猫耳&尻尾」ほか

家系図

玉葉妃付近の表向き家系図はこんな感じです。

玉袁と妻11人から生まれたのが、長男・玉鶯、六女・玉葉をはじめとした他11人。 玉葉と皇帝から生まれたのが鈴麗と東宮(名称不明)

  • 父は西都を治める商人・玉袁ぎょくえん
  • 母は踊り子(妾の一人)
  • 玉葉を虐めていたのが長兄・玉鶯ぎょくおう

11人の異母兄弟…
20歳下の妹を虐める兄ってどうなの…?

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※金額は変更になる可能性があります。
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出身地の西都ってどこ?

都から西都への地図

作者様の消されたTwitterを参考に作成しています

外国に面した戌西州いせいしゅうの中心地。
都から往復でひと月かかります。

乾いた気候の地ですが外国との交易の拠点。
玉葉妃の入内で注目されるようになりました。

玉葉妃はお茶会にて他の妃から情報を仕入れ、西都の長である父・玉袁に伝えています。

地域活性化に貢献★

侍女たちを紹介

玉葉妃の侍女は物語開始時4人。
かつて10人いた侍女は、鈴麗リンリーの出産時に暗殺未遂があったため減少していました。

毒見が倒れたり、自ら怖くて抜けたり…

少なすぎて上級妃としての矜持が保てない為、猫猫が追加された形になります。

しかしその後も玉葉妃の侍女は増えます。
ここでは古参4人+追加の3人+猫猫を紹介します。

古参の4人

立っている侍女から時計回りに紅娘ホンニャン桜花おうか貴園グイエン愛藍アイランです。

侍女がしら・紅娘は登場時30歳。(他三人は17・8歳)
玉葉とは10年来の付き合いというエピソードが、作者のXで明かされています。

また他三人についてはこんなことも。

三人が玉葉妃に仕えられる理由としては、ほどほどに賢くほどほどに考えないからである。

賢くないと玉葉妃から切られてしまうし、考えてしまう性格ならば狙われる玉葉妃の侍女を辞めている…ということでしょうか?

追加の三人

後に玉葉妃の幼馴染である三人も、侍女として追加されます。

年子で上から白羽ハクウ黒羽コクウ赤羽セキウ

猫猫は覚えられません…

桜花おうか貴園グイエン愛藍アイランより警戒心が強く、幼馴染ゆえ玉葉の複雑な家族関係を良く知っています。
だからこそ、時に玉葉に脅しのような真似をして警戒心を煽ることも。

過去の因縁から、三姉妹は玉葉の兄である玉鶯ぎょくおうを警戒していました。

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猫猫

猫猫

最後に毒見として入った猫猫ですが、割とすぐに解雇され、いざという時のお助け要因的なかかわり方をします。

どういうこと?

これは

  • 猫猫が壬氏じんしなど多方面から重宝されること
  • 父親が羅漢だと周知され、玉葉につくと権力が偏る事
  • 皇后になった玉葉の宮は窮屈そうなため、猫猫が辞退した

などの理由があります。

最後ww猫みたい…

それでも暗殺が増える妊娠時に毒見に入ったり、不穏なことがあれば呼び出されたりと玉葉の精神安定剤的な役割を果たす猫猫。

玉葉后付きでなくとも、翡翠の玉が付いた簪を貰ったりもしています。

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【薬屋のひとりごと】簪(かんざし)を贈る意味は?猫猫流の使い方についても

逆子!?2度目の出産の全貌

2人目を妊娠した玉葉妃。
しかし「腹の下の方ばかり蹴る」という妃の発言から、猫猫は逆子の可能性に気付きます。(出産2か月前)
頭から出てこない場合は最悪腹を切らないといけない…
猫猫はやぶ医者では対応しきれないと判断し、
  • 花街から羅門ルォメンを召還
  • 灸をすえる、体を動かすなどの対策を伝授

して出産に備えます。

功が奏したのか逆子は免れ、玉葉妃は無事皇子みこを出産しました。

男子おのこだよ!

猫猫が誘拐されていた中での出来事でした。

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【楼蘭と狐の里】薬屋のひとりごと4巻【解説・要約】

子どもが東宮に、玉葉妃は皇后に

これに伴い玉葉は妃からきさき(正室)に格上げ。

生まれた赤子は東宮になります。

7巻ではお披露目の宴も催されます。

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玉葉妃と同時期に、梨花妃リファヒも男児を出産しました。

梨花妃

血筋的には梨花妃の方が高貴で、正室にしたときに反発は少ないはず。

にも関わらず帝が玉葉妃を正室にしたのは蝗害こうがいの予兆が原因でした。

北亜連から飛んできた飛蝗バッタが作物を食い荒らし、民が飢える蝗害。
一番打撃を受けるのは山脈が無い戌西州いせいしゅう。玉葉の故郷です。

都から西都への地図

作者様の消されたTwitterを参考に作成しています

飢えた北亜連が戦争を仕掛けてこないよう隙を見せないことは大切。
帝は中央と西都の結びつきが強固だと示すため、玉葉妃を選びました。

帝が一番愛しているのは阿多アードゥオなんだけどね…
国を一番に考えるのも大変だね…

二人の転機になる小説最新刊!

幸せの壬猫最高でした。

兄との確執・怖い一面

玉葉

玉葉の子供時代

物語が始まる前、玉葉の子供時代についても8巻で明かされます。

そこまでなんとなく書いてたという事実↓

玉葉
薬屋に出てくるお妃さま。正直、まったくキャラ付けせずになんとなく書いていたので、人気があると首をかしげてしまう。キャラを深掘りし始めたのは八巻から。

20歳以上年上の兄、玉鶯に『異民族の子』と嫌われていた玉葉は、その子供たちからいじめられていました。

それでも玉葉(当時:ヨウ)は笑います。

妾の子だと笑うので、反対に笑い返してやった。口の端を上げて、歯をほんの少しだけ見せて。
媚びへつらう笑みしか知らなかった兄の子供たちは、後ずさった。

やり返すわけにも泣くわけにもいかず、笑うしかありませんでした。

それを見た父・玉袁ぎょくえんは言います。

「おまえを一番にしてあげよう」
「国の一番さ。その器量がおまえにはあるからね」
「目をきらきらさせておきなさい。絶望だけはしてはいけない。ずっと笑顔を絶やさずに生きなさい」

玉葉はその言葉通り、国の女のトップである皇后になりました。

凄い先見の明…

玉鶯の嫌がらせと玉葉后の反応

後宮に入ってからも玉鶯の嫌がらせは続いています。

玉葉妃の侍女が少なかったのも、玉鶯が新しい侍女を送らなかったからだよ…

決定的なのは玉葉が居るにも関わらず、後宮に玉葉の姪を入内じゅだいさせるというもの。

玉鶯から手紙と姪の絵姿(玉葉とそっくりの赤髪と緑目の娘)が届きますが、玉葉后は無言で破ります。

玉葉に似た(しかし玉葉より若い)娘をわざわざ養子にして送り付けるとは……

玉鶯はその絵姿を壬氏にも真珠(超高級)と一緒に送り付け、見合いを催促します。

しかし壬氏は全力で抵抗。

壬氏

玉葉后の紋の焼き印(奴隷の印)を自らの体に押します。

猫猫以外娶りたくないから…

【薬屋のひとりごと】じんしが猫猫にプロポーズ!ふたりの恋愛進捗まとめ

壬氏は

  • 玉葉の敵ではないと示す
  • 信用できる人物でないと妻にできない(姪は娶れません!)

という状況を作り出しました。

「玉葉后、これで私はあなたに逆らうことはできない。たとえ、主上が身まかられようと東宮を脅かすことはありません」

もちろんとんでもない自傷行為のため、壬氏を次期皇帝にしたかった皇帝は激怒しますが、玉葉后の手前正直には言えません。

「他の女を国母にしたかった」なんてね……

詳しく↓

薬屋のひとりごと 阿多妃(アードゥオヒ)の正体は?主上・壬氏・水蓮との関係も

壬氏の行動を見た玉葉后は玉鶯に敵対する覚悟を決めます。

玉葉は昔と変わらぬ少女の心を持っていると皆が言う。いや、違う。もう玉葉は西都にいたお転婆娘ではない。
「あなたの好きなようにはさせませんよ」
玉葉は兄からの手紙をゆっくりくつで踏みつぶした。
今後、踏みつぶされるのはどちらだろうか。もう昔の笑っているだけの少女ではないのだ。

笑顔は絶やさずとも内心は色々と考えている、強かな女です



姪・雅琴の取り込み

玉葉后は玉鶯から送られてきた姪の後宮入内を拒みます。

すると妥協案として出されるのは皇弟妃おうていヒ(壬氏の妃)の座。

ですが玉葉后は壬氏を西都にやり、姪の相手を引き受けて取り込みました。

壬氏の焼き印は第三者からすると姦通かんつうの証(玉葉の浮気)とみられるから、皇弟妃になられると大変。
入内を拒むのは玉葉后にとってもリスクがあることだったけど…

それでも玉鶯相手に譲歩する気はなかったということでしょう。

雅琴ヤーチンを出迎える玉葉后。手を握ると警戒されますが、玉葉が笑顔を絶やすことはありません。

いくらでも疑えばいい。玉葉はそんな姪っ子を真綿のような笑顔で包むのだ。とげを持っていようが、針をもっていようが、幾重にも包んでやろう。懐に入れ、柔らかく抱きしめてやろう。

これが玉葉の「仕事」でした。

プロフェッショナル!

雅琴ヤーチン
玉葉の姪、玉鶯の娘(養子)、16歳。玉鶯を尊敬している。
自分を売った家族の心配をする素直でいい子。

おそらく口止め料を貰っている雅琴の家族。
しかし真実を玉葉は雅琴に言いません。

玉葉は否定しないことが自分の強さだと思っている。

これって結構凄いことだよ…

主催したお茶会で、玉葉は雅琴を「姪」と紹介します。

雅琴は玉葉とよく似た見た目の為、お茶会の出席者たちは「踊り子である母方の姪」と誤解。玉鶯の名前すら出させません。

「姪は入内せずに、私の侍女になりたいと言っています。今もこうして、行儀見習いの修行中です」

雅琴はしっかり誑し込まれました。

強~~~~~~

そんな中、別の恨みで暗殺された玉鶯。

兄妹対決は玉葉后の完全勝利で決着がつきました。

玉鶯殺害の理由はこちら↓

【西都劇は衝撃の展開へ】薬屋のひとりごと11巻【ネタバレ感想】



本当の出生と懸念事項

玉鶯暗殺に伴いなんと玉葉后は玉袁の子ではないと判明。
そして異国の血が濃い玉葉が正室になると、とやかく言う派閥があります。

ここでは玉葉后の懸念事項を纏めてみます。

本当の出生

原作小説11巻にて、玉袁は子を成せない体だということが判明します。
つまり玉葉含め玉袁の子供たち全員は、どこかの男の種です。

『商人の契約』として、才能があり夫が居ない女性たちを妾にしていた玉袁。
お互いにwin-winの関係を結んでいました。

しかし問題は戸籍。

玉葉后の本当の父親は、戸籍を調べれば出てくる可能性はある。

そしてこの戸籍は現在、阿多の部下であるチュエが持っています。

きちんと処分されているかどうかは、明らかになっていません。

雀さん使い道があったら使ってきそうで怖いんだよな…

関連記事↓

薬屋のひとりごと・雀(チュエ)の正体は?母親との因縁・馬良との仲も



懸念事項

今後の懸念事項は玉葉后の色彩を嫌悪するものがいることです。

茘人は基本黒髪黒目ですが、東宮も玉葉后の色を継ぎ、赤毛と碧眼。

  • 皇太后(安氏)派は皇太后の息子である壬氏を推す
  • 梨花妃の息子を東宮に仕立て上げようとする派閥もある

など、皇后になっても立場は盤石ではありません。

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まとめ&玉葉妃に関する小ネタ

玉葉妃は

  • 登場時19歳➡最新刊23歳
  • 故郷西都と中央の結びつきを濃くする役割を持つ
  • 二人目を出産して皇后に、息子は東宮になる
  • 兄・玉鶯との確執があったが勝利した
  • 異国の血を嫌悪する人々もいる為、立場は盤石ではない

ということでした。

限られた動ける場所の中で、できる限り戦い抜く。
その生き方が美しい女性です。

ここからは玉葉妃に関する小ネタです。



玉葉妃のモデルは楊貴妃

楊貴妃は、中国唐代の皇妃です。姓は楊、名は玉環。貴妃は皇妃としての順位を表す称号です。

玉葉妃の姓も『楊』名が『玉葉』。同じく貴妃…
結構まんまだね。

玄宗皇帝の寵姫で傾国の美女と呼ばれています。

やっぱり美しいんだ!

楼蘭妃のモデルも面白い!↓

薬屋のひとりごと【楼蘭のその後】生きている?日本に渡来!?【徹底考察】

にゃんにゃんは上級者向け

後宮内では閨の記録は逐一取られ、医官に報告されます。
そしてきちんとされているか、部屋の外で回数をカウントします……

紅娘苦行すぎる…

猫猫も引き受けたことがあり、

主上と玉葉后のにゃんにゃんは、ある程度慣れている猫猫が見てもけっこう上級者向けだった。

と感想を残していました。

\\表情は4種類!//

表情パーツ:「すまし顔」「うれし顔」「イラァ顔」
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