【薬屋のひとりごと】おすすめ名シーン5選をご紹介!原作小説全巻より

【薬屋のひとりごと】おすすめ名シーン5選をご紹介!原作小説全巻より 薬屋のひとりごと
この記事は約6分で読めます。

キャラクターたちの細やかな心情描写に心掴まれる作品『薬屋のひとりごと』。
当記事では発売中の原作小説全巻から、名シーンを5つお届けします。

個人的なおすすめシーンです!

中華風ファンタジーの世界観で織りなされる、切ない・面白い名場面は必見です!

ネタバレが含まれますのでご注意ください。

薬屋のひとりごと 記事一覧 

【羅漢】誰よりも純粋な恋を最期まで

変人軍師・羅漢

痩せこけた病人の女、そのはずなのに羅漢には誰よりも美しい女に見えた。

薬屋のひとりごと,2巻

薬屋のひとりごといち純粋な恋をする、羅漢の独白です。

猫猫の爸爸パパだよ!

恋の相手は妓女・鳳仙フォンシェン。猫猫を生んだ女でした。

鳳仙

猫猫が生まれる前に花街の悲恋として終わった恋は、17年後、猫猫・梅梅メイメイの手引きで蘇ります。

緑青館の病人部屋で隔離されていた鳳仙。梅毒で鼻がとれ、記憶もズタズタになり、骸骨のように痩せた姿。

それでも羅漢には誰よりも美しい女に見えました。

アニメ1期2クール目でも描かれたこの身請けシーンはまごう事なき名場面でしょう。

羅漢は屋敷が建つような金額で鳳仙を身請けし(原作2巻)、しかし鳳仙は約一年後に死亡します。(原作6巻

ああああああ

「人を人とも思わぬ義父上だが、あの妓女が来てからずいぶん雰囲気が変わったよ。正直、見ていて恥ずかしくなるくらいね」

薬屋のひとりごと,6巻

とは甥である羅半の言。

鳳仙が亡くなるまで、毎日一緒に碁を打っていた二人。
伝令が屋敷と宮廷を往復して石を並べたそうです。

亡くなった後はしばらく廃人のようになっていた羅漢でしたが、

鳳仙との碁・将棋遊戯を心と書物に残し、『碁大会』で弔い……また前に進みます。

二人の恋の終着点まで是非読んで欲しいです

【壬氏】プロポーズ宣言

壬氏

「おま、いや、猫猫!よく聞いておけ!
俺は、おまえを妻にする」

薬屋のひとりごと,7巻

お次は薬屋のひとりごと好きなら見逃せない壬氏のプロポーズシーンです。

実はこのセリフの前にも「連れ添いたい」という意志を告げられていました。
しかしそれは猫猫が逃げられる程度のもの。

壬氏も猫猫も理性的で、なかなか進展しなかった二人の関係。

その理性を壊したのが『疲れ』と『苛立ち』でした。
普段の二人ならばあり得ない、売り言葉に買い言葉。

時に恋愛は、相手の反応に怯えず「まっすぐしっかり」言うことも大事だと教えてくれます。

これには水蓮おばあちゃんもニッコリ

この後、壬氏は猫猫と心置きなく結婚するためにトンデモ行動をおこすので、そこも同時に読んでいただきたいです。

【壬氏がやけど!?】薬屋のひとりごと8巻【ネタバレ感想】

それ程に覚悟の詰まった宣言でした。

【雀】感情に向き合ってほしい

「猫猫さんにもいろんな事情がありますから、感情に流されないことは大切ですぅ。でも……」
雀は血で濡れた左手で猫猫の頬に触れる。
「それを言い訳にしちゃだめですよぅ」
ふふふと笑う、雀。そのまま目を瞑る。

薬屋のひとりごと,12巻

死んでないよ!

猫猫が壬氏との仲を前向きに進展させるきっかけの言葉です。

個人的に大好きなシーンです。この巻で雀さん推しになりました。

時と場合によっては余計な助言。
しかし猫猫を守るために大怪我をしたチュエのセリフは重みが違いました。

雀のあるじは壬氏の実の母・阿多アードゥオで、任務は『月の君を幸せにすること』。

猫猫はこの言葉を受けて寝ている壬氏に自分から口づけをします。

いつ何時も立場をわきまえていた猫猫を変えた言葉。

自分と相手の感情に、きちんと向き合うことの大切さを教えてくれます。

【白鈴】主導権を握られてはだめよ

『お客とはいえ、主導権を握られてはだめよ』

薬屋のひとりごと,5巻
白鈴を思い出す猫猫

こちらは面白いシーンとしてご紹介!

妓楼・緑青館の三姫・白鈴小姐パイリンねえちゃんの名言。そして、それを受けた猫猫の名シーンです。

壬氏に迫られた際、うっかり白鈴の言葉を思い出してしまった猫猫。

壬氏と猫猫がキス!?終話で衝撃の事実【薬屋のひとりごと5巻】ネタバレ感想

状況に臆さず相手の優位に立ち、自分のペースで物事を動かし導くこと。
それが百戦錬磨の白鈴からの助言……

猫猫はしっかり壬氏とのファーストキスで実践します。

されるがままにはならない……猫猫と壬氏の恋愛の方向性を決めた、ある種の名シーンでした。

ちなみにアニメ化はまだまだ先のシーンですが、家族で見ると気まずくなること請け合いですので注意しましょう!

【三番】主人を迎えに来ました!!

三番イラスト

「主人を迎えに来ました!!」
次の瞬間、猫猫は鼓膜が破れるかと思った。耳を塞いでいなかったら、脳が揺らされていただろう。三番の声は普段の落ち着いた声とは違う。ひたすら大きな声で門番を圧倒した。

薬屋のひとりごと,16巻

こちらは愛のシーン。
羅家の使用人である三番(サンファン)が、誘拐された羅半を取り戻すため、治安が悪そうな「翡翠翁」邸に乗り込むシーンです。

三番は男装していますが女性。門にはゴロツキのような門番。

怖いのをし殺しながら怒鳴り、猫猫を連れてきて羅漢が来るまでの時間稼ぎに交渉。
横で聞いていた猫猫も、当人である羅半も愛を感じたことでしょう。

「主人」も「居候する屋敷の」ではなく「私の」がつきそうですね。

結果的に羅半は放っておいても大丈夫だと分かりましたが…

現在恋愛面でどっちつかずの態度をとっている羅半は逃げられるのか?
おそらく不可能だと思わせるような、印象的なシーンでした。

関連記事

薬屋のひとりごと|羅半の登場回は?漫画小説両方!猫猫との関係も

まとめ

薬屋のひとりごとの原作小説から、おすすめ名シーン5選をまとめると

  • 羅漢が身請けするシーンと、その後看取って死を受け入れるまでは必見
  • 壬氏の恰好良いプロポーズシーンは必見
  • 猫猫を変えた雀の名ゼリフと、そこからの猫猫は必見
  • 白鈴の言葉を受けた、猫猫のやり返しシーンは必見
  • 三番の羅半を助けに行くシーンは必見

ということでした!

壮絶な恋愛をした羅漢が、猫猫が結婚相手を連れてきたらなんと言うのか…
気になりますね

薬屋のひとりごとのキャラクターは奥が深く、放つ言葉や行動がそれぞれの人生に影響を及ぼしあっています。

薬屋は漫画も良いですが、セリフや心情が削られたりするため小説版がオススメ!

気になった方は是非読んでみてください♪

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この記事を書いた人
ザクロ

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コメント

  1. Liz より:

    ものすごく共感できました!!
    特に壬氏の前向きな言葉には心を打たれました!
    壬氏はずっと優しさがあって、それに他の人物も見逃せないくらい名場面続出でした!!
    ザクロさんめっちゃわかりやすかったですー!!
    早く16巻も出てほしいですー!

    • ザクロ ザクロ より:

      お読みいただきありがとうございます!
      壬氏は行動が伴ってて猫猫の気持ちを一番に想ってくれるのが素敵ですよね。
      16巻待ち遠しいですね!

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