負けヒロインが多すぎる4巻のネタバレ感想記事です。
今巻はクリスマスシーズン。月之木先輩が書いたBL本が生徒会に没収され、紆余曲折あるお話です!
今回のメイン負けヒロインは生徒会役員の志喜屋夢子!?
月之木古都との因縁に、生徒会副会長の馬剃天愛星も絡んできて……
既刊とは少し毛色の違った人間関係が注目どころでした!
1巻から志喜屋さんが気になってたので、すごく楽しみです!
以下、マケイン4巻のネタバレ要約・感想をまとめています。
登場人物
今巻のキーメンバーはこちら↓
志喜屋夢子(しきや ゆめこ) |
生徒会役員の2年生。白いカラコンが特徴の屍系ギャル。 頭はとても良く、学年10位に入ることも。 体力が無く、ぐったりしている所を温水にいつも介護されている。 |
月之木古都(つきのき こと) |
文芸部元副部長。3年生。元生徒会副会長。BL好きが元で今巻のトラブルの発端を作る。 後輩の面倒見が良く姉御肌の一面も。1巻で玉木と付き合い始めた。 |
馬剃天愛星() |
生徒会副会長の1年生。成績が悪いことを気にしている。 真面目な性格で、学校規則を頑なに守ろうとする。 文芸部と月之木を目の敵にしている節がある。 |
負けヒロインが多すぎるのキャラをイラスト相関図で紹介!【最新刊まで】
マケイン4巻をネタバレ要約
ここからマケイン4巻、章ごとのネタバレ要約になります。
時系列は2学期の12月半ば、冬休み前からです。
第一章「私、こう見えても○○なんです」
2学期終盤の12月半ば。
校門前の持ち物検査で、元文芸部副部長の月之木が書いたBL本が、生徒会副会長の馬剃に没収されてしまいました。
見つかったのは、男体化ナマモノ同人誌!
生徒会長をモデルにした&発行人を温水にしたのはマズイ
一方寒さで動けなくなっていた志喜屋を助けた温水と八奈見は、お礼にとボドゲカフェに誘われます。
そこで温水は馬剃の件を相談し、協力を取り付けることに成功。
厳しいのは馬剃さんだけだから
翌日の放課後。温水と八奈見は志喜屋の手引きで無人の生徒会室に侵入し、BL本の回収を試みます。
生徒会長が予定外に早く帰ってきたため、作戦は失敗に。
ですが八奈見が何か紙切れをひろい、温水のポケットに忍び込ませました。
なんだかスパイっぽいシーンだね
それは順位がかなり下位な馬剃の成績表。以外にも弱みを握ってしまいますが…
なんとなく罪悪感を抱えた温水は成績表を馬剃に返す事に。偶然拾ったことを装いつつ返却します。
すると馬剃は青ざめ、成績の事は内密にと迫ってきますが……
天愛星さん、ほんと真面目だよねー
しかしそこは温水。弱みを利用することなく、正面切ってBL本を返して欲しい旨を伝えます。
すると馬剃から出てきたのは取引の提案でした。
「志喜屋先輩と月之木古都。終業式までに、あの二人の中に決着をつけてください」
負けヒロインが多すぎる!,4巻
後には引けない温水は、不本意ながら馬剃の取引に応じます。
温水君、乗り掛かった船だね。がんばれ!
三河地方発祥『ミックスゼリー』
第二章「優しさを少しだけ」
日曜日の夕方、温水は志喜屋と文芸部のメンバーで作戦会議を予定していました。
場所は志喜屋行きつけのボドゲカフェ。
ですが温水は馬剃にも呼び出されていたため、1時間ほど遅れてしまいます。
するとそこに、ただならぬ雰囲気でボドゲカフェに入っていく月之木が。
「志喜屋、あんたどう言うつもり?」
負けヒロインが多すぎる,4巻
小鞠のラインで駆けつけたようで、月之木は店内で志喜屋を睨みつけます。
しゅ、修羅場……
温水が事情を説明して落ち着きますが、温水たちに「これ以上志喜屋には近づかないように」と言い渡す月之木。
温水は雨の中、ショックを受けたように一人で帰ろうとする志喜屋を追いかけます。
力無く青ざめた顔の志喜屋。
志喜屋さんかわいそう……
マンションの軒下で雨宿りする二人。志喜屋の指が温水の手に微かに触れてーーー
4度目に触れた指先を、温水は思わず握り返してしまいます。
この人は、涙を流さずに泣く人なんだ。
負けヒロインが多すぎる!,4巻
温水は志喜屋の寂しさに寄り添いました。
第三章「私の心に名前をつけて」
月曜日の朝。温水は元文芸部部長の玉木と待ち合わせ。
「24日クリスマスイブ、偶然を装って月之木と志喜屋を鉢合わせる」という作戦を立て、玉木を巻き込みます。
温水君、ほんとにこの作戦うまくいく!?
そして24日当日。どうにか志喜屋を誘い出し、待ち合わせ場所を見張る温水・玉木。
温水は玉木にずっと引っかかっていた疑問をぶつけます。
「志喜屋・月之木・玉木の3人の間に何があったのか?」
すると玉木は「志喜屋に押し倒され、それを月之木に見つかったことがある」と告白します。
そ、そんな真相が……。それは月之木先輩が怒るのわかる。
ついに待ち合わせ場所にて蜂合わせた月之木・志喜屋。
月之木が早々に仕組まれたモノだと気づき、意を決して、ずっと聞けなかった事を志喜屋に尋ねます。
玉木のこと、好きだったのか、と。
それに「分からない」と答えた志喜屋。ただーーー
「私……古都さんに……なりたかったの」
負けヒロインが多すぎる!、4巻
え!? どう言うこと?
志喜屋は笑えない(表情が出ない)自分が嫌で、だから自分とは正反対に気持ちを素直に出せる月之木のようになりたかった、と答えます。
わだかまりが溶けていく二人。
志喜屋は月之木に、笑って欲しいと頼みます。笑顔を作る月之木。
その笑顔を真似るように、志喜屋も指で口元に笑顔を作りました。
志喜屋は二人で指ハートを作って、イルミネーションを覗こうと提案します。
そして月之木と志喜屋の頬が近づいた次の瞬間ーーー
志喜屋が月之木に唇を重ねました。
一線を思いっきり超えてきたー!
生徒会ギャル・志喜屋夢子は何者?【負けヒロインが多すぎる】キャラクター解説
第四章「16歳のプロローグ」
終業式当日。温水は馬剃から「放課後に例のBL本を返す」と連絡を受けます。
場所は向山大池公園の橋の上。すでに馬剃が待っていました。
BL本が入った袋と共にプレゼントを渡された温水。
緑のマフラーが入っていました。
これ温水への誕生日(12/25)プレゼントだ!
温水は昨日妹の佳樹に叩き込まれた、プレゼントをもらうときの心得を実践します。
素直に喜びの感想を漏らす温水。その反応に耳まで真っ赤にする馬剃。
彼女の首にも、色違いの赤いマフラーが巻かれていました。
「本当にありがとう。これを見るたびに天愛星さんのこと思い出して大切にするね」
負けヒロインが多すぎる!,4巻
馬剃は湯気が出るほど赤い顔をして、フルフルと震えるのでした。
天愛星さんも、可愛すぎです
あれ?つきあってる??
感想
1巻から温水たちに意味ありげに絡んできていた志喜屋さん。
今巻ではその謎が解けてかなりスッキリとした気分で読了できました。
志喜屋さんの、ちょっと変わっているけど、月之木へまっすぐな気持ち。
その想いが、クリスマスイブのシーンに全て繋がっていきます。
月之木と志喜屋が仲直りする、クリスマスイブ。
月之木が意を決して志喜屋に玉木への気持ちを尋ね、そこから二人のセリフが重なりながら、わだかまりが溶けていく……
感動ポイントです。
しかし仲直りで親友としては寄りを戻したと言えますが、月之木は玉木と付き合っている為志喜屋先輩は負けヒロイン……
ここで、2巻で動揺したような伏線が回収されました。
月之木・玉木がつきあったことで、小鞠以外にも負けヒロインが発生していたことは本当に驚きでした。
例えば負けヒロインが多すぎる!(小説版)は
まとめ
負けヒロインが多すぎる!4巻についてまとめると……
ということでした。
また、この記事で紹介したのはほんの一部!
下記はガッツリ省略させていただきました。
気になったらぜひ読んでみてください!挿絵も必見です。
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