ロシデレ3巻のネタバレ感想記事です。
遂にアーリャVS有希の生徒会選挙に火ぶたが切られた今巻。
最初の舞台「終業式挨拶」の結果や、催眠術エピソードにも注目です。
周防家当主や有希・政近の母親も登場して、目白押しでした!
以下、ロシデレ3巻のネタバレが含まれますのでご注意ください。
登場人物
下記は今回からの登場人物です。
周防厳清 | 周防家の現当主。政近と有希の母方の祖父。 |
周防優美 | 政近と有希の母親。 |
久世知久 | 政近と有希の父方の祖父。幼少期の政近にロシア映画などを見せた人物。 政近との関係は良好。 |
九条暁美 | アーリャとマーシャの母親。 |
谷山の名誉回復
前巻で討論会で沙也加と乃々亜に勝利した政近たち。
しかし今だアーリャはモヤモヤしています。
その原因は三つ。
真面目だなぁ
政近はアーリャには変わって欲しくないという思いから、アーリャの気持ちを尊重し、場の沈静化に動きます。
乃々亜に相談すると、策があるようなので任せることに。
そして、乃々亜は「乃々亜がサクラを使用したことを知って沙也加は途中退場した」という噂を自ら流します。
結果として、乃々亜の評価は下がるも沙也加に対する噂は沈静化しました。
そこは自業自得だし、一応良かったのか…?
すごい従者・綾乃
前巻から登場した周防家の従者・綾乃。今回も大活躍でした。
オタク脳を発動した政近が綾乃を呼んでみると、何故か後ろに立っていたのは今巻のコメディポイントの1つ。
有希の抱き枕もこなし、有希のストレスの溜まる周防家でのリラックス法の1つになっています。
政近が綾乃の扱いに困ることもしばしば…
更には有希の影響で、メイド姿なのに武装するなど、どんどん有希のオタク影響を受けてカスタマイズ……
政近が風邪で倒れた時、真っ先に頼ったのも綾乃で兄妹共からの信頼が厚いキャラクターです。
催眠術で大事件発生?
アーリャと政近、有希、綾乃は生徒会室でテスト勉強をしていました。
そこへマーシャが訪れ、没収物の催眠術の本を発見。
興味を持ったマーシャは、アーリャに使用するも成功しません。
ところが政近がやった所、あっさりとマーシャは催眠術にかかってしまいます。
疑うアーリャにもかけるとこちらもあっさりとかかりました。
九条姉妹、催眠術への耐性がないみたい
そこからは学校モードではなくなった有希の悪ふざけもあり、催眠術の命令で2人がだんだんと開放的になっていきます。
服まで脱ぎだし、さすがにヤバいと思い催眠術を解こうとするもなぜか解けません。
焦る政近。
最後は茅咲が生徒会室へ訪れたことで、力ずくでのリセットにより2人は意識を取り戻すのでした。
さすがは戦闘民族茅咲さん
アーリャとの初デート
政近の誕生日パーティーに招待してもらえなかったことで不機嫌になったアーリャ。
日本と違い、ロシアでは誕生日パーティーを開くのが習わしだとか。
ロシデレ小説8巻【ネタバレ感想とロシア語翻訳】アーリャに兄妹告白!
政近は終業式の対策会議ということを踏まえて、2人でご飯に出かけることを提案します。
アーリャにとっての初デート!
アーリャの期待に応えるため、下調べまでして完璧に準備した政近。
しかしアーリャは以前家族でこの店に来たようで……
自身が初めてをエスコートだと考えていた政近は、メンタルに大ダメージを負いました。
その後は以前あのファミレスでの「あ~ん」の時同様に、アーリャが政近にお肉を食べさせるシーンなどが描かれます。
終業式の話はどこへ行ったのか、2人でラブコメタイム。
この食事中いつもは余裕のある政近が、終始アーリャにマウントを取られるという、珍しいパターンとなりました。
前哨戦でアーリャが有希に大敗する
政近が風邪で欠席していた所に、有希からお昼の放送へのゲスト出演を依頼されたアーリャ。
しかし、有希の作戦にハマって思うように喋れませんでした。
アーリャは有希が死んだ兄のために頑張っていると思い動揺しています
後から経緯を聞いた政近は、有希の作戦の周到さに驚き。
有希とアーリャの友情についても、ちゃっかりフォローする優しいお兄ちゃん
そして、有希と綾乃に騙されたこと、政近自身にも油断があったことを理解し、兄妹対決に熱が入ります。
政近は討論会の事を謝りに来た沙也加と乃々亜を巻き込み、終業式挨拶での反撃を試みます。
生徒会選挙選で有希と初対決!終業式挨拶の結果は…?
前日のリハーサルで、政近と話した有希。
宣戦布告までされ、政近の本気を感じます。
この時、有希によって兄が生きていることが告げられ、驚くアーリャ。
終業式の挨拶の場で有希&綾乃VSアーリャ&政近
生徒会長選挙の候補者2組が初対決します。
先行で有希たちがスピーチをし、予想通り大きな拍手を得ました。
アーリャの番となり、アーリャは自分の正直な気持ちをスピーチします。
しかし人前で話すことに対し、慣れていないアーリャはだんだんと場に呑まれていきます。
動揺し、視線が下に沈みそうになっていた所、聞こえてきた政近のロシア語でした。
「Не вешай нос!」読み:ネベーシャイ ノス
ロシア語で「前を向け」という意味です
その言葉を聞いて、落ち着きを取り戻したアーリャ。
自分が望む理想の為なら、努力を惜しまぬ人間であるということを、全校生徒の前で伝えるのでした。
そんなアーリャを支持する政近は笑いを交えてスピーチし、アーリャの代わりにどんな生徒会にするかを話します。
新しい試みとしては選挙に敗れた候補者を生徒会へと入れること。
今までの候補生たちは、生徒会長選挙や討論会で敗れた後、生徒会を去っています。
その為生徒会は常に人不足。
生徒会長を目指す=超優秀な人たちってことだね
だったら、生徒会長を目指すレベルの人達で生徒会を構成すれば、人不足も解消し、運営が安定する。……というのが、政近とアーリャが思い描く生徒会です。
この政策の要として、沙也加と乃々亜が生徒会に入ることを確約。
それを裏付けるように、現れた沙也加と乃々亜は政近の横へと並びます。
政近、沙也加、乃々亜、アーリャと未来の生徒会の姿をみたような衝撃に、生徒たちから有希たち同等の拍手をもらいました。
お互い名前呼びに(最後のロシア語の意味も)
終業式の挨拶を無事に終えた政近とアーリャ。
テスト順位が発表され、アーリャは1位。政近は33位でした。
33位は作者である燦々SUN先生と掛けてるのかな?
政近は目標の30位以内に入ることが出来なかったため、アーリャとの賭けで何か一つ言うことを聞くこととなります。
それが名前呼びでした。
アーリャは照れながらも「政近君」と呼び、呼ばれた政近も照れました。
明日からは夏休み。
政近はアーリャに、夏休み中も会えないかと声をかけます。
そんな政近からの誘いにアーリャは笑顔で
「С удовольствием!」読み:スウダボーリストゥビイム
と応えました。
ロシア語で「喜んで」という意味です
ロシデレ|付き合うのはマーシャ?アーリャ?告白やキスはいつ?【解説】
感想
今巻の前半はコメディシーンが多かったものの、後半は有希たちとの燃える戦いが描かれており、そのギャップに作品が盛り上がりました。
空気のような存在だった綾乃の特殊な願望が全面的に出てきたり、有希のオタク脳がフル活用されたりと面白かったです。
綾乃のメイド姿は可愛い
ロシア語でツンデレするアーリャさんと違って、有希も綾乃も願望をそのまま政近に伝えるので、2人とのやり取りはツッコミどころ満載でした。
更に、今回はアーリャさん&政近VS有希&綾乃、初の全面対決。
本気の政近を前に、歓喜するも敗北してしまった有希。
このまま有希が負けたまま行くとは思えませんし、まだまだ生徒会長選挙では有希の優勢は変わらないと思われます。
終業式を終えた政近とアーリャさんはここからどう逆転していくのか!?というのが気になるところです。
また、この巻でも胸キュンシーンはたくさんありました。
中でも6話の風邪を引いた政近をアーリャさんが看病するシーンは好きです。
政近が弱っていることもあって、いつものロシア語でのツンデレではなく、普通に優しく看病されます。
政近を優しく見るアーリャさんのイラストが素敵。
最後にはそっと名前を呼ぶシーンもオススメです。
是非チェックしてみてください!
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まとめ
『時々ボソッとロシア語でデレる隣のアーリャさん』の小説第3巻について、ネタバレを含めてまとめると…
- 沙也加の悪い噂を絶った変わりに、討論会での勝利の成果が薄まる
- 有希と政近の両祖父や有希と政近の母親、アーリャの母親も登場
- 有希たちとの始めての本気の戦いを行い、有希に負けを認める
- 政近とアーリャは名前で呼び合う仲となる
ということでした。
アーリャの輝きを見守りつつも、成長を促しながら支える政近の姿は見どころです。
剣崎と茅咲のイチャイチャシーンや、アーリャとの初電話、マーシャのお説教シーンなどをガッツリ省きましたので、気になる方は是非読んでみてください!
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