ロシデレ小説4巻【ネタバレ感想】姉妹の恋事情と政近過去発覚巻

2022年4月1日発売の『時々ボソッとロシア語でデレる隣のアーリャさん』（通称：ロシデレ）第4巻読了しました！

サービス回かと思いきや、アーリャの○○に政近が気づき、政近の幼少期……周防だった頃の過去も描かれ、さらに…！という……

ガラっと状況が変化する見逃せない巻になっていました。

以下、ネタバレ要約・感想となりますのでご注意ください。

前巻の記事

次巻の記事

ロシデレ記事一覧

主な登場人物

沙也加に兄弟だとバレる

有希の願いで、遊園地へと出かけた政近、有希、綾乃。

そこで遊びに来ていた沙也加と乃々亜に遭遇します。

選挙戦のライバルである有希と政近が、アーリャを抜きに遊びに来ていることに不信感を持つ沙也加。

すると何故か乃々亜が「二人は兄妹」だと指摘。
言いきられて沙也加にも誤魔化せなくなりました。

なんと乃々亜は昔、ピアノのコンクールでショパンを弾く周防姓の政近を見ていました。

その流れで、二人の関係を「おいしい」と発言してしまった谷山のオタクも判明。
有希と沙也加のトークは盛り上がり、政近は蚊帳の外に……。

綾乃はチュロスを食べ、政近は乃々亜と共に遊園地を堪能することとなりました。

前巻で「夏休みも会おう」となったものの、アーリャを誘う理由が思いあたらない政近。

ひねり出した口実は宿題でした。政近の自宅で勉強だけすること3回……。
つまらない男・政近に、アーリャの悪癖がでてきます。

【ほら、触ってもいいのよ？】
（……どこを？）

化粧をして誘われたいオーラを出すアーリャに、引き返せなくなった政近。

チキンレースも相まって政近の部屋で危うい雰囲気になりますが、政近の首に有希の噛み跡が残っていたことで状況は一転。

一度昇天した後、女心について学ぶ為、ようやく2人でお出かけすることになりました。

しかし突如として始まったお出かけなので、行き先が決まらない政近。

苦し紛れに「あの角を曲がった先が目的地」だと言った結果、あったのはランジェリーショップ。
政近はアーリャの手によって再度意識を飛ばしました。

マーシャ・アーリャと合宿ハプニング！

「ん……ほら、みんなのところに戻るわよ」#ロシデレ pic.twitter.com/6DWv6Pm8iy

— 『時々ボソッとロシア語でデレる隣のアーリャさん』公式 (@roshidere) November 13, 2023

プライベートビーチがあり、九条姉妹の水着姿に政近も目を奪われます。

クラゲに驚いてロシア語でパニくったマーシャに抱き着かれたりした後、政近は一人釣りに行っているアーリャの元へ。

魚を釣ったところで二人とも触れないことが分かり帰ることになるも、
アーリャが滑りやすい岩場で足を取られてしまいます。

政近が手を伸ばすも、たどり着いたのは脇ではなく、何か柔らかいものと紐、めくれ上がる感じ……。

政近側に倒れこんでアーリャに怪我はありませんでしたが、

ここでやっと政近は、自分の手が何を掴んでいたのかに気付きます。

恥ずかしさのあまり混乱し、倒れる政近を蹴りまくるアーリャ。
政近も罪悪感から素直にボコボコにされます。

【誰にも……！見せたこと、なかったのに……っ！】

少し落ち着いたアーリャの口からでたのは、「責任」「結婚」という重めのロシア語。

政近は遠い夏の空を見上げました。

マーシャの彼氏、遂に発覚！

剣崎の別荘へと向かう際、政近にくっつこうとする厄介な有希を一瞬で手懐けたマーシャ。

マーシャは移動の電車で恋バナに華を咲かせ、政近の初恋の女の子の話を聞き出します。

さらに茅咲と剣崎を口実に、政近を論破して部屋に留めるマーシャ。

彼氏持ちの女性の部屋で二人きりになるのを拒否る政近ですが、マーシャは「このぬいぐるみが彼氏だ」と政近にくまのぬいぐるみを紹介しました。

「出会った時にわかる」運命の相手を信じており、だから学園の男子から告白されても付き合わないのだと、マーシャは言います。

一方恋愛観を聞かれ、親が離婚したことを根に持っており、恋愛に消極的なのだと吐き出した政近。
するとマーシャに優しく抱きしめられました。

全てを見透かすように、政近が両親の事を大好きだったと言い当てるマーシャ。

それを聞いて政近は涙を流しました。
マーシャの前では色々なことを話してしまうようです。

そんな尊敬する先輩のマーシャは、別々のベッドで寝たハズなのに……
朝には何故か政近が抱き枕として活用され、よだれまでつけられるというイベントが発生しました。

夏祭りとアーリャさんの恋心

【意気地なし】#ロシデレ pic.twitter.com/yw5YIRsBX9

— 『時々ボソッとロシア語でデレる隣のアーリャさん』公式 (@roshidere) May 20, 2024

別荘から近い夏祭りに生徒会一同で向かうも、美女揃いの為、地元の若者6人に絡まれます。

しかし、茅咲の力で場を一蹴。
その後剣崎と2人で若者6人を連れて消えていきました。

夏休みにアーリャの好感度が上がった気がしない政近は、このお祭りで挽回しようと試みます。

しかし、ことごとく失敗。

そんな政近の様子に、アーリャはパートナーだから弱い姿も見せてほしいと願います。

その気持ちを受け取り返事をした政近ですが、まさかのここでも失敗。
アーリャにうまく想いが伝わりません。

苛立ち、王様ゲームで政近がキスから逃げたことも根に持つアーリャは、ロシアンたこ焼きで政近と勝負。

結果、2人はこっそりとみんなの元から抜け出すことになります。

2人で花火を見ている中、アーリャは政近の頬にキスをします。
そして政近はアーリャの髪へとキス。

その髪を自身の口にあてるアーリャ。

その様子から政近は遂にアーリャの恋心に気づきます。

懐かしのあの子が遂に登場！政近のシンドイ過去も。

アーリャの恋心に気づいた政近は、

自分がアーリャをどう思っているのか？自分はその気持ちにどう答えるべきなのか？

を考えていました。

それには自分自身の過去に向き合うことが必要。

懐かしの、かつて恋をした公園へ向かうことを決意します。

しかし足取りは重く、押し寄せるのは自己嫌悪。

昔一緒に遊んだ子のことを思い返しているうちに、家族がバラバラになったのは自分のせいだと思い始めます。

両親はうまくいっていないながらも、そのことを子供たちに隠そうとしていました。
そのラインを破り「家族としてやっていけない」と思わせたのは感情を隠せなかった政近……

そして、それでも家族への愛情を見せて、政近への期待を代わりに背負って立っているのが有希でした。

政近は、アーリャに自分は相応しくないと答えを出します。

【ロシデレ】政近の過去とは？有希への後悔と複雑な家族関係【相関図も】

もう帰ろうと考えるも、最後にあの子と遊んだ遊具の元へ。

そして辿り着いた場所に立っていたのは、マーシャ。

政近を見つけた彼女は、いつも呼んでいる「久世くん」ではなく、ロシア語で「Масачка」と呼びます。

思い出の地に居たマーシャは、昔政近が想いを寄せていた女の子なのでしょうか？

ロシデレ小説5巻【ネタバレ感想とロシア語の意味】文化祭始まり巻！

感想

今巻は夏休みということもあって、学校を舞台にしていないシーンが多く新鮮な感覚でした。

それぞれのキャラに見せ場があってよかったですね。

物語早々2話でまさかの兄弟バレしたのは、正直驚きました。
いずれはバレるとは思っていましたが、こんなに早くバレるとは…。

その驚きに続いて沙也加のオタクが発覚。

真面目キャラかと思いきや沙也加も癖のあるキャラだったんですね。

更には物語の終盤で、アーリャさんの行動からついに政近が恋心に気づきました。

そして最後は思い出の地に居たマーシャ……。

最後の九条姉妹の驚きが強すぎて、兄弟バレが霞むような感じでしたね。

現在過去を思い出して絶望にくれている政近。この後マーシャと話をするのでしょうか？

凄く続きが気になります！