「恋は双子で割り切れない」、略称「ふたきれ」。
この記事ではストーリーの肝である
「純は琉実と那織どっちを選んだのか?」という恋の結末を、原作小説から解説していきます。
- どのタイミングでどっちを選んだのか?
- なぜそちらを選んだのか?
- 振られた方はどうなるのか?
ついでに個人的な感想もお届けいたします。
純の決断に共感できたか、できなかったかも重要だよね!
購入を迷っているなら是非参考にしてみてください
ネタバレを含みますのでご注意ください。
【おさらい】物語開始時のあらすじ
双子の姉妹・神宮寺琉実と那織は、隣家の白崎純が好き。
好きな人がかぶってしまった中、抜け駆けたのは姉の琉実だった。
高2~高3の春に告白して1年付き合い、しかし那織への罪悪感からきっかり1年で別れを切り出した。
さらに「姉」という立場をこじらせた琉実は、純に「今度は那織と付き合って」とお願いする。
一方純の初恋は那織だったが、諦めかけていたところに琉実からの告白を受け、付き合っているうちに好きになっていた。
別れを切り出されてショックを受け、琉実の要望に驚愕するも、とりあえずは琉実の意志を尊重して那織に告白することにする。
そして那織の反応は……?
最初はガッツリ琉実主導なんだよね
そして純君はこの頃からふらふらする片鱗が……
【結末ネタバレ】純が選んだのはこっち!
三角関係が結末を迎えたのは5巻。
純が選んだのは妹・那織でした。
純がどちらかを選ぶのを待っていた神宮寺姉妹。
純は二人に、三人で出かけた帰りの公園で想いを伝えます。
物語開始が3~4月、純の誕生日であるこの日は7月。
読んでいる方の感覚ではかなりフラフラしたイメージの純ですが、そこまで待たせたわけではありませんでした。
いや、ほぼ毎日顔を合わせることを考えると長いか…?
那織を選んだ理由は色仕掛けへの陥落!?
純が那織を選んだ理由として、本人は『話が合うから会話が楽しい。自分にとって唯一無二の女の子』だと言っています。
この点、確かに琉実はサブカルチャーに造詣の深すぎる純・那織と違い、ごく普通の女の子なので納得できる話です。
しかし……純の気持ちが那織のほうにぐらつき始めたのは、那織が親不在の白崎家に強引にお泊りしたことが原因でした。
風呂にベッドに入ってきてさらに……という限度を知らない那織の色仕掛けから、純は無性に那織に会いたくてたまらなくなってきます。
本当の理由は色仕掛けで陥落したんじゃないの?
って読んでる方としては思ってしまいました
恋は双子で割り切れない3巻・ネタバレ感想【小説】駆け引きの琉実と攻めの那織
純と那織が付き合いだす
純と那織が結ばれたのは5巻。
しかし付き合いだすのは純が返事を返した時ではなく、しばらく後の夏合宿中。
夜の海での出来事でした。
純に選ばれたときに「自分を選んだ理由を明確に述べて欲しい」と思っていたものの、隣に振られた琉実がいるため堪えた那織。
そこで那織は後日改めて「付き合ってほしい」と言いかけた純の言葉を遮り、
ロマンチックなシチュエーションで、頷くだけの言葉が欲しいとリクエストしていました。
それが夏合宿の夜の海。
二人して石段に腰かけながら、純は那織と語り合う時間がどれほど楽しいのか、終わってほしくないのかを話します。
「当然だーー改めて言わせて欲しい。那織、僕と付き合ってほしい」
「良いよ。私の方こそ、よろしくね」
恋は双子で割り切れない,5巻,第三章
一人を選ぶまでおあずけと決めていたキスも解禁。
衝動と欲情からの、脳裏に誰も過らないキスをした二人。
この夏は二人で色んな所に行こうと約束をしました。
結末についての感想
那織を選んだこの結末には、だいたいの所は納得です。
私は1巻を読んだ時点では、性格の良い姉・琉実を応援していました。
那織はなんか性格悪いなぁ~絶対琉実の方がいいよという感じでした。
ところが2巻・3巻でそれどころではない那織のヤバさに気付いていきます。
メンヘラ、ヒステリック、痴女、屁理屈など様々な属性を持つ手に負えない女……
双子で取り合うはずなのに、印象に残るのは90%那織なんだよね
このあたりで考えは一周して、「純君こいつ早く引き取って!」と考えるようになります。
那織の痴女行動を加速させている原因は、純のどっちつかずの言動。
ならばさっさと那織に捕まった方が周囲のためではないかとすら思えてきます。
だって「秘密で彼女でもない女の子(しかも仲良い隣家の子)を泊めた息子」を怒らなければならない母親、可哀そうではありませんか?
結局その通りになり、5巻で結ばれた二人。
とはいえ那織が嫌いなわけではなく、返事をもらった時の「琉実じゃなくて自分でないといけない理由がほしい」という感情は結構好きです。
ふらふらしていた純への当然の要望。
那織はアクドイところが多いですが、自分が出来る全力を持って恋を勝ち取りに行った女です。
振られた琉実が可愛そうすぎる!
しかし納得いかないのは純の言動。
主に2点、ちょっとそれはやめてほしかったという言動がありました。
1つ目は3巻。琉実は部活でかかわりのある男子から告白され、純を試したくてデートを受けます。
そして純は琉実の気持ちを分かっていて、そのデート現場に走り……
まだ答えが出せていないにもかかわらず、しっかりとデートを阻止します。
ところがその直後に那織に自宅に乗り込まれ、断り切れずにお泊りを許してしまいます。
その時の色仕掛けでぐっらぐらの純。
琉実に希望を持たせた直後に、那織に傾く……
これはちょっといただけませんでした。
2つ目は5巻。
なんと純は3人でデートした最後に琉実を振り、その場で那織に「自分も好きだ」と言います。
その日、おそらく自分がフラれることを察していた琉実。
しかもこのデートの場所は、純と琉実が二人でデートしたことのある場所。
目の前で楽しそうに話す純と那織を見て「自分とのデートの時は話が合わなくて楽しくなかったんじゃないか」と比較し、「この後那織が選ばれる」と死刑宣告を待つような気持ちで涙をこらえる姿も。
きっつ……
さらに純が返事を返したのは、夜景の見える展望台をスルーして、家の近くの公園。
残酷な時間を延ばしまくり、フラれた琉実がボロ泣きするのを慰めるのは目の前でくっついた二人……
取り合われるくらいなら、もう少し配慮できる素敵な男性であってほしかったですね。
恋の決着後も描かれる(最終回はまだ)
ここまでで『三角関係の決着は那織が選ばれて終わった』とお伝えしてきました。
しかしそこからまだ描かれるのが、ふたきれの再評価すべき点です。
考えてみれば
ということで、どうやってもすぐに距離が置けない環境下にあるわけです。
そんな事実から逃げずに描いてくれる、それは結構高評価ポイントではないでしょうか?
恋は双子で割り切れない6巻・ネタバレ感想【原作小説最新刊】ふたきれ
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アニメの続きが読みたい場合はこちらを参照↓
恋は双子で割り切れないのアニメは漫画・原作のどこまで?違う箇所も解説
まとめ
恋は双子で割り切れない(ふたきれ)の結末、選ばれたのはどっち?についてまとめると……
ということでした!
読んでいると純君にモヤっとするところもありつつ、なんやかんやのめりこんでしまいます。
各巻のネタバレ感想も書いていますので、興味があるかたは読んでみてください。
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コメント
あーあ、アニメのほうは第11話まで我慢できたけど、やっぱりどうしても誰が選ばれるか知りたくってたまらなかったです。個人的には琉実を応援してましたけどね・・・
分かります・・・