小市民シリーズ「秋期限定栗きんとん事件」のネタバレ感想記事です。
秋期は上下巻に別れていますが、1記事にまとめています!
前巻、夏期にて互恵関係を解除した小鳩と小佐内。
そして秋期では小鳩・小佐内それぞれの2年生秋から約1年が描かれます。
主人公は小鳩でも小佐内でもなく、まさかの新キャラ瓜野くん…!?
以下、ネタバレが含まれますのでご注意ください。
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簡単なあらすじ
2学期が始まった9月。
今までと違い、すれ違っても目も合わせない日々を送る二人に恋の影が!
一方、堂島が部長になった新聞部で、新聞部の在り方に不満を抱えていた一年・瓜野。
今まで通りの当たり障りが無い話題ではなく、校外で起きた大きな「事件」を扱いたい。
そしてツキは回ってきたーーー瓜野が目を付けたのは「木良市連続放火事件」で…?
それぞれの生活を送る小鳩と小佐内が重なりあうのはやっぱり事件…!?
1年にわたる放火事件を描く、秋期限定栗きんとん事件。
登場人物
新キャラ・新関係図をまとめると、こんな感じです。
瓜野 高彦(うりのたかひこ) |
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新聞部1年。『月報船戸』で事件を扱いたい。小佐内を1年だと思って告白し、OKを貰った。 |
仲丸 十希子(なかまるときこ) |
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小鳩に告白し、OKを貰った。小鳩と同じクラスの女子。ほどほどに青春を謳歌している感じ。 |
氷谷 優人(ひやゆうと) |
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瓜野の友人。整った顔立ちで、何事もずば抜けて理解が早い。 |
五日市 公也(いつかいち) |
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新聞部1年。 |
放火事件の全貌は?ネタバレ要約
ここから「秋期限定栗きんとん事件」、上下巻合わせてのネタバレ要約になります。
放火事件を追う瓜野
小佐内に告白し、付き合いだした新聞部一年・瓜野。
一旗上げたいと考えている瓜野は、校内新聞『月報船戸』に校外の誘拐事件(夏期限定トロピカルパフェ事件)についてを掲載したいと考えています。
ところが、部長・堂島健吾から許可は下りず……そのことを小佐内に相談しました。
※瓜野は自分が事件の当事者たちに相談していることを分かっていません。
事情を聞いて「応援したい」と言ってくれた小佐内。
そして12月。同じ新聞部・五日市の発言から『月報船戸』に校外の出来事を載せる流れ…つまり瓜野にチャンスが訪れました。
ご察しの通り、小佐内さんの暗躍の結果です。
しかし載せたかった夏休みの誘拐事件は旬が過ぎており、新たな題材が必要です。
悩んでいる瓜野にネタを持ってきたのは友人・氷谷でした。
10月、11月、12月に木良市内で連続不審火が発生している…それも毎月第二金曜日に。
瓜野は二月号のコラムに向け、調査を始めました。
放火日 | 概要 |
---|---|
10/15 | 園芸部が借りている「葉前」の畑の撤去した看板に不審火。 現場から金槌が無くなっていた。 |
11/10 | 「西森」でごみ箱が燃えていた。 |
12/8 | 「小指」で廃材が燃えていた。 |
1/12 | 「茜辺」で自転車に火をつけられた。 |
現場を見ても何もわからなかった瓜野。ただ、少しずつ規模はエスカレートしていることが分かります。
そして放火場所について、一つの法則性を思いつきました。
放火事件は、すべて異なる分署から消防が出勤しており、
木良市の『防災計画』に記載された12個ある分署リストの、逆順であるということです。
1つの分署ごとに順番に1放火…
兄が消防士のため分署リストが家にあった瓜野は、この法則性から次の放火地域を予想し、記事を作成。
そして2月の放火は瓜野の予想通りの展開を迎えます。
2月 | 「木挽」の放置自動車に不審火。 |
そしてここは小鳩の家から見える範囲でした。
燃えているのはなんと8月に小佐内さんを誘拐したライトバン。
これにより、今まで無関心を貫いていた小鳩が、小佐内の関与を憂慮して動き出しました
3/15 | 「日の出町」のバス停のベンチに放火。 |
そしてその次も言い当てた瓜野。
放火の預言書として、月報船戸のコラム欄は話題になっていきます。
しかし学校からは逆にお叱りも。生徒指導室に呼び出され、瓜野は新田という教師に理不尽に叱られます。
『いちごタルト事件』で自転車盗まれただけの小佐内を理不尽に叱ったも新田でした。
ところが新田は他校に異動に。
堂島が部長を引退したこともあり、新部長となった瓜野はストッパーが外れ、犯人捜索にも乗り出します。
事件の犯人に小佐内を疑う小鳩
さらに、ここまでほぼ事件にかかわっていなかった小鳩もついに動き出します。
直接関係が無い事件。しかし受験勉強中に気がそがれるのも問題として堂島に声を掛けました。
小佐内は新聞部に干渉し、月報船戸で外部のことを新聞で取り扱うように…瓜野の思い通り記事が書けるように仕組みました。
もしそれが小佐内を誘拐した車が放火されたことを報じさせるためなら、小佐内は最悪放火犯である可能性があります。
やろうと思えば放火できる小佐内ですが、今回はやり方が露骨なため違うと考えている小鳩。
どんな信頼だ・・・
ということで、まずは瓜野と小佐内の関係を調べることに。
情報通の『吉口さん』を頼ると、付き合っていることが判明します。
春期で出てきたポシェットの主だよ!
これにより小鳩は、事件の片が付く目星がついた模様です。
瓜野の推理ミスを小鳩が発見
引きつづき連続放火事件を報じる『月報船戸』
5月号では、4月12日に華山商店街のアパート駐輪場でスクーターが放火されたことを伝え、次回の場所を予測します。
既に新聞部で犯人を捕らえることを目標とする瓜野。
5月9日の深夜放火予測場所での張り込みを行いますが、その最中に小佐内から連絡が入り、電話越しに列車の音が聞こえました。
その後、十数台の自転車が放火されたと部員から報告が。
当然警察も張り込んでいたため、新聞部の一人が補導されかけるというトラブルもありました。
自分だけならともかく、部活で後輩にやらせることではないよね…
一方小鳩は、堂嶋が防災計画の裏付けを怠ったことを責めていました。
瓜野が予測の根拠として使っている『防災計画』。
図書館で去年のものコピーしてきた小鳩ですが、そこには分署の管轄区域(○○町など)の記載がありません。
瓜野が参照しているのは6年前の防災計画だったのです。
流石に偶然合致とは考えられないことから、放火魔が初期から『月報船戸』を参考にしていることが判明します。
これは衝撃!
放火魔は船戸高校の2・3年の可能性が大。(事件は昨年度から続いている為、新一年生は除外)
小鳩は新聞部2年の五日市くんに協力を仰ぎました。
具体的にお願いしたのは『月報船戸』の文言をクラスごとに変え、放火魔をあぶりだす細工です。
瓜野くんのやり方に反対で、警察に任せるべきだと考える五日市くん。
前部長である堂島のフォローもあり、協力を受けてくれました。
6月、瓜野が氷谷と放火予想地域の下見に訪れます。
氷谷が月報船戸の書き方が変わったことを指摘していますが、瓜野は小鳩の細工に気付きません。
氷谷は瓜野の頑張りが痛快で、気が楽になると言います。
痛快…
しかし折角下見したにもかかわらず、6月13日は大型台風。
瓜野も放火魔の中止を予想していましたが、瓜野を待っていた小佐内は今日の張り込み人員配置を聞いてきました。
あ~小佐内さんなら、台風でも決行するかも…
予想通り1か月飛んで7月の第二金曜日。
9回目の犯行場所として瓜野が予想したのは「北浦町」。
この回で小鳩は容疑者を1クラスまでに絞りました。
瓜野の新聞部は成果無しに終わりました。
決戦の8月8日・犯人捕獲
そしてついに決戦となった8月8日。
瓜野は部員たちに「放火犯が誰かを知っている」と宣言し、今夜犯人を捕らえるか翌日訪問するかになると言います。
お…?
そして小鳩・堂島も張り込みを行っていました。
放火が発生し、堂島は犯人を追い、小鳩は放火された民家へ向かいます。
古新聞の山に放火されたことを消防へ通報しますが、現場のポリタンク小屋に火気厳禁のものが……
まずいまずい
ポリタンク小屋を破壊するにも道具がない中、現れたのはハンマーを持った小佐内でした。
小佐内はハンマーで何度も打ち付け、ポリタンク小屋を壊します。
この状況に二人は笑ってしまい、小鳩はこれが夢ではないかと感じます。
小鳩がポリタンクを移動した後破裂音が響き、二人は危機一髪の状態を逃れました。
そこに現れた瓜野。小佐内を尾行してたどり着きました。
瓜野は小佐内を犯人とみなしていました。しかし小佐内を前に推理を披露するも、それは間違い。
- 瓜野の力不足を小佐内が影でカバーしていたこと
- そのために瓜野の資料を盗み見ていた小佐内が、色々と詳しかったこと
- 偶然と瓜野の勘違い
- 一貫しない行動をとる小佐内の怪しさ
様々なものが交錯しての誤解でした。
小佐内が何も言わずに行動したのは、瓜野の不足点を指摘するとプライドを傷つけると考えたため。
そしてそのことが瓜野に伝えられてしまった現状。
二人の恋人関係は、ここで終わりの模様です。
この会話を隠れて聞いていた小鳩。
放火事件の真犯人・氷谷は堂島によって捕えられ、警察に通報されました。
小鳩と小佐内、お互いの想いは?
小鳩は久しぶりに話をする小佐内に、自分が何をしたのかを話します。
- 北条さんのライトバンが燃えたことから小佐内さん放火犯説を疑ったけれど、結局関係がなかったこと
- 瓜野が最初の四回の放火現場に強引に共通項を見出そうとして、上手くはまってしまったこと
- 五日市に協力を仰ぎ、最終的な容疑者が『氷谷優人』に絞れていたこと……
そして小佐内も胸の内を話します。
最初は恋人になった瓜野のために行動していた小佐内。
記事スペースの確保や放火魔の監視などは、『恋人に尽くす』という行為でした。
ぶっとんでるなぁ…
しかし小佐内は小鳩と比べて瓜野を『他愛ないな』と感じていました。
そして瓜野が無理やりキスしようとしてきたことをキッカケに復讐に転じます。
その復讐とは間違った推理をさせて、瓜野の鼻っ柱を折ること……
一方小鳩も仲丸さんを『糠に釘』と表現します。
話す内容が読めてしまうため、嫌われないように黙るのが大変だった。
そして我を殺せば殺すほど相手を馬鹿にする気持ちが積もり嫌味になってしまう。
わりかしきちんと『小市民』というスローガンを全うした小鳩は気づきました。
たったひとり、わかってくれるひとがそばにいれば充分なのだ、と。
『秋期限定栗きんとん事件 下〈小市民〉シリーズ』米澤穂信、第五章
夏期限定トロピカルパフェ事件で別れてから、一年後に互いを必要だと認識した二人。
小佐内との会話のほうが『体温が上がる』という小鳩。
今後もっと賢く優しい人に出会う可能性もあるが、現状では小鳩が『次善』だと言う小佐内。
短い間かもしれないけど、また一緒にいよう。
今三年の夏だからね…
そんな約束をして、二人の互恵関係は元に戻りました。
最後に『桜庵』で栗きんとんを楽しむ二人。栗きんとんを作る時のように、似られて潰されないとアクがぬけない自分たち。
マロングラッセ方式は失敗でした。(後述)
小佐内と瓜野の恋愛模様は?
2学期9月に入ったところで図書室にて、あまり面識のない1年「瓜野くん」に告白された小佐内。
これは小鳩が仲丸さんから告白を受けた日で、小鳩と小佐内はほぼ同時に恋人ができたことになります。
そういう展開!?と思ったよね…
夏休みに別れたと噂が立って、9月に告白される二人……モテすぎでは?
しかし約一年をかけても、小佐内と瓜野、二人の心的な距離は全然近づきませんでした。
キスを拒まれた瓜野
新聞部の新部長に就任して『やりたいこと』で舞い上がっていた瓜野は、小佐内に無理やりキスしようとし……
読書の栞代わりに挟んでいたレシートを間に挟んで拒まれました。
犯人逮捕など、瓜野の行き過ぎた行動を予測して止めに来た小佐内。
しかし説得に「好きなのは何もしない小市民」だと言ったところ嘘だと取られ、
「自分は小市民じゃない」と自信を得た瓜野に引き寄せられ…という感じです。
微妙に違うけど…小佐内も説得の仕方を間違えた感はある
即座に後ろに下がり、素早い回避を見せた小佐内。
しかし回避したものの、この瓜野の行動は、小佐内の何かを変化させました。
その後は瓜野を止めに来た姿勢を一転、「いいところを見せてくれるのよね」と笑顔に。
逆鱗に触れた様子です。
瓜野は小佐内のシロップ
二人はデートこそ時々していましたが、「付き合って半年でも手も握れていない」という瓜野の独白も。
小佐内に破れない殻のようなものを感じています。
小佐内は一体何を考えているのか?それが分かるのは3月のデート中です。
マロングラッセの作り方について小佐内は話します。
タイトルの栗きんとんじゃないんだ?
栗をシロップにつける。徐々にシロップを濃くして何度もつける。
そのうちにそんなに甘くなかったはずの栗はキャンディーみたいに甘くなる。
上辺が本性に、手段はいつか目的になる。
そして瓜野が自分のシロップだと言います。
個人的な推察ですが、これは
瓜野と付き合っているのは自分の本性を覆う手段だけど、いつか付き合うこと自体が目的になるかも(瓜野を好きになるかも)しれない。
そしてそうなれば、自分もマロングラッセの中の栗のように苦みのある本性が消えて甘くなるかもしれない…
そんなことを期待している、ということでしょうか。
しかし、瓜野はこの言葉の真意を全然読み取れませんでした。
小鳩だったらどうだろう…とかつい考えちゃうね
小鳩と仲丸さんの恋愛模様は?
一方小鳩と仲丸。
こちらは小鳩の「今はいろいろ知ってる」発言から、恋人として順調に進んでいることがうかがえます。
しかし小鳩はクラスメイトの仲丸に呼び出されたとき、名前も知りませんでした。
仲丸の(おそらく)策略により告白を半ば受けた形になった小鳩。
下駄箱で名前を確認する小鳩ww
「小鳩ちゃん」と呼ばれ、ありふれたカップルの時間を過ごします。
しかし日常の中で推理をするも、仲丸は何も気づきません。
「ラッキー」
「やっぱりこの話、一回話したよね?」
と、小佐内なら気づくところを偶然としてしまう仲丸に、小鳩は思うところがあるようでした。
浮気されていた小鳩
吉口さんに「仲丸さんが浮気している」という事を聞いてしまった小鳩。
ところが「いっつも恋人乗り換えてる」「本命が別にいる」などと聞いても、
事件を追う最中の小鳩は「今は一切必要のない情報」として特にリアクションを返せません。
強がっているわけではなく、本当に感情が動いていない様子です
しかしこの情報を知ってから春休みの『展覧会デート』を見ると納得の点も。
いつもより品の良いファッション。
時間を確認していた仲丸さん。
絵が好きなわけではないのに『展覧会』。
二人をじろじろ見てきたスタッフらしき男の人。
多分、仲丸さんの本命はこの人だ…
ですが何も気づかず「じろじろ見られたのも気のせい」としてしまう小鳩。
『互いの大切な所に興味を持てないのはお互い様』なカップルかもしれません。
一年つきあって表情一つかわらない。
誰と付き合っても変わらない人。前の彼女とも同じ感じだったんだろう……
仲丸は小鳩をそう分析し、二人の恋人関係は終わりを迎えました。
徹底的に合わない二人でした。
でも小佐内さんと居る時は駆け引きを楽しんでいたので、その推測は外れですね
よりを戻した小鳩と小佐内
夏期で別れ、秋期(上)でお互い違う人と交際し、秋期(下)でよりを戻した二人。
小鳩と小佐内が再会して言葉を交わしたのは8月の放火現場でした。
しかしそれまでにも、互恵関係を結んでいた名残りのようなものがありキュンキュンきてしまいました。
例えば小鳩が犯人を絞り込むために呼び出したのは、より真実に近そうな瓜野くんではなく五日市くんでした。
これは瓜野くんが小佐内さんと付き合っており、探っていることが小佐内さんにバレると情報操作されて負ける可能性があるため。
小佐内さんをよく理解しているからこその警戒心。
二人だけの特殊な関係性です
さらに二人とも何かを提示するとき、とりあえず『3つある』と言う事。
2つしかなくてもキリが良いからなのか、とりあえず3つと言って話し始める。
知らぬ間に似通ってしまった癖なのでしょうか?
今回瓜野くんとの格の違いを見せつけてくれた小鳩。
感情が出ない強キャラ感があるキャラクターです。
そんな彼が小佐内と再会した時は思わず笑ってしまい、
夢かと思った。
『秋期限定栗きんとん事件 下〈小市民〉シリーズ』米澤穂信、第五章
最高でした!ここは本当に読んで欲しい…
二人の互恵関係が、また新しくつながって、嬉しくなりました。
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アニメを見ていても違和感がない、声優さん男女二人での読み上げです!
小鳩くんは優男~という感じで、小佐内さんは可愛い。
1.2倍速くらいが良かったです。
各巻配信日👇
タイトル | 配信日 |
---|---|
春期限定いちごタルト事件 | 2024/10/19 |
夏期限定トロピカルパフェ事件 | 2024/12/31 |
秋期限定栗きんとん事件(上) | 2025/01/31 |
秋期限定栗きんとん事件(下) | 2025/02/28 |
巴里マカロンの謎 | 2025/03/31 |
冬期限定ボンボンショコラ事件 | 2025/04/30 |
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まとめ
小市民シリーズ『秋期限定栗きんとん事件』についてネタバレ有でまとめると…
- 小鳩と小佐内が2年生2学期から約一年が描かれる
- 木良市連続放火事件を追う話
- 犯人は『月報船戸』を参考に放火を起こしていた瓜野の友人・氷谷だった
- 殆ど小鳩の手によって解決された。
- 小鳩・小佐内はお互いの恋人と別れた
- 小鳩・小佐内は互恵関係を復活させた
ということでした。
二人の交流をじらされた分、再会して全然変わらない二人で会話しているのを読んで感極まった……
省略しましたが、瓜野くんの推理や小佐内さんの細やかな感情の機微も見どころです。
是非上下巻あわせて読んでみてくださいね!