薬屋のひとりごとのキャラクター、高順(ガオシュン)。
寡黙に見えて実はお茶目な壬氏のお付きです。
この記事では
- 高順の家族について(妻・子供・孫も)
- 馬の一族の仕事と宦官の真似をしていた経緯
- 実はあの人と幼馴染!
- ラスボス設定の初期案が存在
について解説します!
高順のプロフィール
まずはザックリ高順のプロフィールです。
名前 | 高順(ガオシュン)※宦官のフリを始めた時に改名した。 |
声優 | 小西克幸 |
年齢 | 登場時数え36歳 |
家族 | 妻、長女、長男、次男。孫もいる。 |
家系 | 馬の一族 |
仕事 | 登場時は壬氏のお付き。本来は皇帝の部下。その時々でどっちもやるイメージ。 |
特徴 | マメ、苦労性、寡黙に見えて結構おちゃめ、強い |
外見 | 痩せ型だがしっかりした顔立ち |
壬氏は猫猫を解雇したとき、再度引き合わせたのは高順の手柄でした!他にも帝や壬氏に甘えられるなど、色々と凄い人です!
恐妻家!6歳上の年上妻・桃美(タオメイ)
高順の妻は、6歳年上の桃美(タオメイ)です。
高順も頭があがらない、猛禽類っぽいイメージの姉さん女房です。
薬屋世界で年上の妻というのは珍しく、これには事情がありました。
馴れ初めです!
当初、馬の一族本家の長男に嫁ぐ予定だった良家の娘・桃美。
しかしその長男は桃美が優秀すぎることで拗らせ、結婚前に桃美を暴行。失明させてしまいます。
右目が見えなくなりました…
長男は廃嫡になり、馬の一族は責任をとることに。
桃美の夫の後釜は、桃美に優しい言葉をかけた高順になりました。
高順は馬の一族の傍系(長男とは従兄弟)でしたが、馬の実務に携わっていたこともあり、本家の養子となって結婚しました。
政略結婚だけど、馬の一族の中では他の男より親しかったらしいよ
桃美は西都編で壬氏の侍女または副官として働くことになり登場。
麻美(馬の長女)は子育てがあるため出張できず、代理という形でした。
原作小説9巻では、壬氏を挟んで左右に並ぶ高順夫妻もカラーで見ることができます!
尚猫猫は以前高順に妓女を進めたことがあり(勿論断られました)、桃美と顔を合わせた際一方的に気まずくなっていました(笑)
夫婦仲は良好なようで、12巻では腕を組んで歩いているところも見られます。
ところが猫猫が見ていると、それに気づいた桃美が高順を突き飛ばし、素知らぬ顔で歩いて行ってしまいました。
高順は池に落ちました。
照れ性の45歳かわいいwww
作者・日向夏先生のXにはこのような一幕も↓
高順「ぷいぷい」
桃美「……」
高順「!?」— 日向夏🐗 (@NaMelanza) January 19, 2021
年下夫のほうもかわいいですね。
息子は馬閃。他にも二人子供がいる
高順の子供は3人。
16歳で結婚し、翌年から三人続けて生まれたためかなり大きく、
・長女:麻美(21歳)
・長男:馬良(20歳)
・次男:馬閃(19歳)=壬氏と同い年
となります。
麻美(マーメイ)は二児の子持ち。目つきの悪い美女です。
潔癖で、思春期の頃は高順を毛虫やゴキブリのように嫌っていました。
「爸爸汚い、お風呂最後に入ってって言われる気持ちわかりますか?」
「ああ、わかります」
(娘の気持ちなら)
娘からの洗礼ですね
旦那は馬琴でかなり年上です。
馬良(バリョウ)は文武の『文』に特化しており、途中から壬氏の文官に採用され登場。
科挙に最年少で受かるも、対人関係で胃をやられて退職した過去があります。
妻は雀で子供が一人。雀の業務は特殊なため、麻美が子育てしています。
薬屋のひとりごと・雀(チュエ)の正体は?母親との因縁・馬良との仲も
雀と高順の仲は良好です。
ちなみに高順は忙しい為、業務でも一緒になることが多い末っ子・馬閃に一番懐かれています。
馬の一族とは?皇族護衛の一族
馬の一族とは、皇族護衛を生業にしている一族です。
『馬』の読み方は『マ』『マー』『バ』と、原作小説に色々なルビがふられているためよく分かりません!
皇族の乳兄弟(同じ人の母乳で育てられたもの同士)になることも多い一族。
高順は現帝の幼馴染
馬閃は壬氏の幼馴染だね
それ故、力を持ちすぎないように役職を与えられること・妃になることはありません。
現在の当主は高順の義理の兄弟。
次代は馬閃。馬閃に適性が無ければ麻美の夫である馬琴となります。
しかし護衛中の急死も考えられる為、実務の主軸は女。現在は桃美が中心となっています。
馬琴は玉葉后の東宮に仕えているらしいよ!
本来帝直属の高順。
壬氏が皇弟として動き始めたところで帝付きに戻り、時には業務の代行までしているようです。
あとは帝が印を押すだけ…
高順はなぜ宦官の真似を?元の名前は?
高順は皇弟である壬氏が後宮に入る際『護衛を兼ねたお付き』が必要なため宦官のフリをしていました。
後宮は男子禁制の女の園。
通常入れる男は
- 帝
- 宦官(去勢された官)
- 帝から許可された皇族
のみです。
しかし帝からの特別な配慮で去勢せず後宮に出入りしていた高順。
後宮に入る際には「性欲を抑える芋の粉薬」(マズイ)を飲んでいました。この期間は7年程です。
難儀な職業だな……
ちなみに壬氏(皇弟)が後宮に入っていたことは秘匿されており、
高順が宦官として立ち振る舞えた理由は表向き『女帝の怒りを買ったから』とされています。
※女帝とは現帝の母親
高順は
- 元の名前
- 馬の養子に入った時に与えられた名前(馬がつく名前)
- 宦官になった時からの名前(高順)
と、何度も名前が変わったようですが、以前の名前は明らかになっていません。
主上・阿多・里樹母と幼馴染!
皇族の乳兄弟となることが多い一族。
- 高順(36)
- 帝(34)
- 阿多妃(35)
- 里樹妃の母親(年齢不明)(物語開始時死去)
この四人は幼馴染でした。
兄貴分の高順をからかっていたのが帝と阿多だよ
時には高順と里樹母の縁談が持ち上がったこともあったそうです。
縁談話は流れてしまいましたが、ここで決めていれば里樹母は幸せになれたかもしれませんね。
高順か卯柳(里樹父)なら100%高順がいいのに…
男運が悪かったということだろうね
実はラスボス設定も存在
苦労性な従者というイメージの高順。
しかし初期設定では色々とラスボス的な存在だったと作者が語っています。
以下はpeingからの引用です。
壬氏さま以外に当初の予定とは別の役回りになったキャラはいらっしゃいますか? | Peing -質問箱-
高順当初パパ予定でした
薬屋のひとりごと、最終な結末は決まっていますか? | Peing -質問箱-
最初に思いついたエンディングは高順が壬氏裏切って暗殺する予定でした。
壬氏の父親で壬氏暗殺するかもしれなかった……?
とんでもない展開ですが、少し見てみたいですね。
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実は超強いらしい
温厚な高順ですが、原作小説15巻では壬氏の本名を呼んだ高官に対していきなり剣を突き付ける一幕も。
挿絵も凄いです!
馬の一族は護衛の一族。
高順はあまり戦っているイメージはありませんが、幼馴染の帝によるとかなり「腕が立つ男」だそうです。
また、この高官は高順より上の立場。
それでもためらいなく独断で剣を突き付けられる、判断力の凄さも伺えます。
なろう版を読んでいるけど原作小説も気になってきた…
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まとめ
高順の正体をまとめると、
- 妻は6歳上の桃美。子どもは麻美・馬良・馬閃と三人いる
- 馬の一族という皇族護衛を生業とする一族
- 特殊な事情で宦官のフリをしていた
- 現帝・阿多・里樹母と幼馴染
- ラスボス設定の初期案も存在した
ということでした。
夫婦仲良くしているところがこの後も見られると良いですね!
コメント
ザクロさん、いつも楽しく読ませていただいています。
2件気になったので、コメントさせていただきます。
・芋の薬を飲んでる時、壬氏に「不能になる」と言ったら「お前もだろ!」と言い返されていたので、高順は本物の宦官ではないと思っていますが、ザクロさんは本物の宦官だと考えてらっしゃるのでしょうか?猫猫の「あまり宦官っぽくない」ももう一つの根拠です。
・私が読み漏らしたのかもしれませんが、桃美との馴れ初めの話はどこに書いてありましたか?
ぜひ、ザクロさんの考えをお聞かせください^^
いつもお読みいただきありがとうございます!
【1つ目】
芋の薬の件は実は私もひっかかっていました。
「猫猫に毒見させても女だから意味がない」➡「もし猫猫が男だったらOKで高順が毒見する必要は無し?」かなと思いましたが微妙ですね。
後宮に入れる男は帝・帝から許可を得た皇族・宦官のみ➡壬氏はOKだけど高順はそのままでは無理かな?
馬閃が父に対して「事情があって宦官になった」的な独白をしていた気がする➡息子が言うなら…
と思ったのですが、帝が慣例を破ったり、馬閃が性格を鑑みて知らされていないという可能性はありますね(笑)
考えれば考えるほどグレーな気がしてきました。体格の件もありますし、ちょっと書き換えますm(_ _”m)
【2つ目】
高順と桃美のなれそめは、本編ではなく作者様のツイッター情報です。
https://twitter.com/NaMelanza/status/1164425061668814848
https://twitter.com/NaMelanza/status/1163434849471852544
他にもTwitterの検索窓に from:@NaMelanza 高順 等で検索してみてください!
ページが重くなるのでTwitter埋め込み数は押さえていたのですが、リンク入れた方がいいですね(;’∀’)
コメントありがとうございます。
ザクロさん
お詳しいご説明、ありがとうございます。
本物の宦官かどうかについて、私ももっと読み返そうと思います。
Twitter情報ありがとうございます!そこまで確認していませんでした。
新記事、楽しみにしてます。
いえいえ、こちらこそご指摘ありがとうございます!
どうしても思い込みとかありますので非常に助かります!