『数値化の鬼』を図解で要約!PDCAサイクル中心に実践箇所まとめ

『数値化の鬼』を図解で要約!PDCAサイクル中心に実践箇所まとめ 実用書
この記事は約5分で読めます。

改善していき、次こそはうまくいったとしたら、どうでしょう。途端に「数字」が好きになり、「数字」に向き合うのが楽しくなります。その好循環をいち早く起こすのが、プレーヤー期間には求められることです。

『数値化の鬼』より

安藤広大さんの著作、『数値化の鬼 ーー 「仕事ができる人」に共通する、たった1つの思考法 』。

この記事では『数値化の鬼』を実践箇所に重きを置いて要約し、図解にまとめています。

ビジネスマンでなくても、ダラダラとした日々を送ってしまう方には読んで欲しいヒット作!

何故面倒そうな数値化が必要なのか?

何故数値化が必要なのか?
それは不足を把握して未来につなげる為

例えばテストで20点が足りない場合「どうすれば埋められるのか?」を考えますが、このプロセスに数値化を使うことが重要です。

数値化……家計簿とか続かんし、苦手意識が…

苦手だけど大丈夫なのか?

この問いに、筆者はくよくよ考えずに早く実践して成功体験を手に入れろ!と述べています。

実践箇所を要約【基本編】

ではここから具体的な数値化の仕方について図解要約していきます。

1日の行動を数字で振り返る

まずは練習として、1日の行動を数値で振り返ってみましょう。

・得意先回りを5件した
・部屋の片づけを10分した
・ネットサーフィンをしていた時間は1時間10分だった
・仲良くなりたいAさんに2回話しかけた

数値化をクセづける

次に日常の細かな所から、数値化で誤解無く伝えるための練習をしましょう!

「あの映画は3回観に行ったよ!」
✖「あの映画は凄く好きだよ」

→主観的に言うと「すごく好き」。しかし数値化すると客観的になり、こちらのほうが説得力が増します。

他にも

  • 「しばらく」➡「一週間」
  • 「早く」➡「1時間で」

などを利用しましょう。

自分の行動を数値化すると、興味関心や改めるべき箇所など、色々なものが明確になっていきます。

自分は今月50時間も惰性でYouTube見ちゃってる駄目人間なのか~とかね…



PDCAを回す

ここからはこの書籍のメインである、PDCAサイクル(計画➡実行➡評価➡改善)を回していきます!

PDCAサイクル図
計画(P)→実行(D)→評価(C)→改善(A)

PDCAには大きなサイクル(月単位・年単位の計画)と小さなサイクル(一日単位の計画)がありますが、実行するのは小さなサイクルです。

一年単位の目標を分解して、小さなサイクルを設定します。

例えば……

  • 大きな目標【この1年で知識量を増やすため、50冊の本を読む】
  • 小さなサイクル【1週間で400ページの本を読み切る】

とする場合の、具体的なPDCAサイクルがこちら↓

具体的なPDCAサイクル
P:400ページの本を読み切る
D:1日50ページずつ読む
C:1日の終わりに読んだ本を確認する
A:明日はいつどうやって50ページ読むか決める
PとDの間のタイムロスはゼロにする。
Dが一番重要

C:評価の具体例はこんな感じです↓

C:一日の終わりに読んだ本を確認する
→20ページしか読めておらず未達成。1時間10分使用したゲームアプリに制限をかけ時間を確保する。

大きな目標を小さなサイクルに落とし込むときの分解は間違っていてもいいよ!
とにかく実行することが重要。

KPIをとりいれよう!

上記で説明した『小さなサイクル』はKPIと言います。これは、1日単位で実行できるものにしましょう。

KPIとは?
目標を達成するための、数値化された指標。大きな目標を達成するための小さな目標。
例:TOEICで700点をとるために、1日10個ずつ英単語を覚える。
この場合「1日10個英単語を覚える」がKPI。

日々の行動に迷いが無いレベルまで絞りましょう!

PDCAサイクルを回していくにあたり、注意する点は以下の通りです。

【注意点】
心理的な問題で、「行動量」が減っていないか?
回すPDCAサイクルは、瞬時に思い出せる5個以内にする

実践箇所を要約【応用編】

ここからは、少しレベルアップした数値化活用方法です。
基礎がOKな方は、こういった箇所にも注力できると良いですね。

変数に気付いてクオリティーアップ

数値化して行動量を増やした先で「変数」にいち早く気づくことが重要だと、本書では述べられています。

変数とは効果的な改善点のことです。
具体例を挙げてみましょう。

○○(商品名)の売り上げを増やすために効果的な事は?
変数
・新商品の追加
・セールを行う
・SNSの強化
・UIの変更

「新商品の追加」「セールを行う」「SNSの強化」「UIの変更」全て効果的。

つまり、変数は一つではありません。

どのような変数があるのかを把握しつつ、変更した場合最も影響が大きいのはどれか?という優先順位も把握しましょう。

まずは全部試してみることが必要。

「マイナス評価」で鬼になれ!!

給料

これは結構厳しい意見ですが、『駄目だった=評価はそのまま』は危険だと本書は述べています。

具体例として挙げられているのが給料。

時には減給することで、「現状維持はヤバい」を社員一人一人に認識させること、
勿論マイナスと同じく、評価が上がった社員には給料をプラスすること

が重要だとか。

数値化の鬼だ…!

鬼になることで自分や他人のモチベーションをアップさせましょう!

数値化する上での注意点は?

✖「○○力」
△「%」……何分の何か確認

数値化する、或いは数値を見る上で気を付けるべき点が2つありますので、頭に入れておきましょう。

「○○力」は使わない

一つめは「○○力」という言葉。

「企画力」を向上させる、「英語力」を上げるなど

曖昧な言葉なのでしっかり数値に修正しましょう。

➡「企画書を3件提出する」「TOEICで750点を取る」。

「%」に騙されるな!

2つめは「%」表示。

「50%」が100人中50人か、2人中1人なのか。
「合格率90%」という場合でも、一人複数校合格もカウントしている……なんていう場合もあります。

これだと5人が10か所を受験して9件受かった(半分滑り止めだから50%は受かって当然)もあり得るのか

嘘をつかずに誤魔化しやすいのが「パーセント」表記ですので、それを暴く魔法の言葉を覚えておきましょう。

「この%は何分の何ですか?」

まとめ

数値化の鬼 図解要約

この記事の内容をまとめますと、

  • 未来のために数値化は必要。とにかく実践せよ!
  • まずは日常から数値化していく
  • KPIで、PDCAサイクルを数値化して回していく
  • 変数に気付いてそこを注力する
  • マイナス数値がでてきたら、鬼になって対処する

ということでした!

同じ著者の『リーダーの仮面』と合わせて累計発行部数50万部突破していることからもわかるように、凄まじく良作です。

ここで紹介した内容は一部ですので、是非ご自分で読んでみてください。

数値化の鬼と同作者・安藤 広大著作。こちらも売れてます!
\シェアしてくれるとめっちゃ喜びます/
この記事を書いた人
ザクロ

読書大好き、考察大好きのザクロと申します!
「どこよりも分かりやすい解説」を目指し、手描きのイラストや図を交え、「どういうこと?」とつっこみながら記事を作成しています。
シリーズものは新刊発売後、随時新情報に更新していきます。Xにて通知しますので是非フォローしてお待ちください!
記事のシェア・相互リンク歓迎です。

Xにて記事をアップ・追記した時にお知らせしています。気になる記事がございましたら、是非下記のボタンからフォローしてください(*ᴗˬᴗ)⁾⁾
実用書
スポンサーリンク

コメント

タイトルとURLをコピーしました