夏目友人帳最新刊・31巻のネタバレ感想記事です。
ポチップ
前巻で夏目は知らずに「祓い屋たちが集まるオークション」に参加し、黒ミサ的場に遭遇。
的場の姉がオカルトライターの史信だったことも発覚しました。
そう…発覚したところで終わったんですよね
読者的には「逃げろ夏目」ですが、逃げずに関わっていくうちに史信の考えていることが分かってくる…同時に夏目のこともバレていく必見の31巻でした。
124話～127話収録。
以下ネタバレが含まれますのでご注意ください。
124話【とある少女の肖像 其の四】
シノブの正体は的場の姉で、伴の主でした。
そしてなぜ旧仲冨家にシノブの写真が飾ってあるのか？
それは、この屋敷の新しいオーナーである7番が、シノブのファンだから。
7番は名門のお嬢様で起業家でもありました。
髪も元は長く、今回の仲冨コレクションを集めたのは伴と彼女だと発覚します。
目的は5つのコレクションを集めれば何かが起こり、それをシノブに捧げること。
シノブは邪魔になる夏目を術を使った式のようなもので襲いますが、夏目は上手く逃げられました。
一方眠らされソファーに寝かされていた田沼は、7番の目論見を知るために鏡に映った妖（カオナシ的なやつ）と交流を図ります。
124話ネタバレ感想
気を失って、夏目の足をひっぱらないよう無理に起き上がろうとする田沼が、痛々しいけど恰好いいです。
夏目ならどうするか考えて、まずは正体不明の妖でも交流しようとする。
夏目スタイルが継承されています。
それにしても7番ちゃんまさかの起業家ご令嬢だし、シノブさんの作った術の式は奇妙だし、敵キャラが濃いですね！
伴さんの木偶と合わせると、式だけでも完全に敵キャラです。
禁術ギリギリとか、どういう事情があるんでしょうか……
それにしても、7番に信奉されているシノブ（史信）さんは、宝塚の男役みたいでした。
薔薇が咲いてる……
関連記事：【夏目友人帳】的場姉とは？ラスボス感溢れるヤバい人！黒ミサとの関係も
125話【とある少女の肖像 其の五】
田沼と伴が再び邂逅。
倒れた田沼を運んだのは伴でした。
大人しくしていれば何事もなく太刀も返ってくる。
田沼に思うところがあれど、そこで済むと思われた会話ですが、
田沼が特殊な鏡に反応してしまったことで目をつけられ、急いで部屋から逃げ出しました。
一方、伴の木偶を追って仲冨コレクションが集められている部屋に来た、夏目＆ニャンコ先生。
そこに史信と7番がやってきました。
ついにコレクションを使って、「妖おろしの人形」の扉を開けるようです。
扉の中には可愛らしい人形。しかしみるみるうちに崩れていきます。
妖力に共鳴した夏目が見たのは、仲冨の血が無いと、この人形は見ることも触れることもできないということ。
それはかつて養子として仲冨家に連れてこられた「モリオ」も同じでした。
家族だけれど、自分には扱えないと知って閉じた扉。
その扉が再び開かれたことで、人形は花びらになりながら美しく消えていきました。
125話ネタバレ感想
伴に特殊な目を持つことを知られてしまった田沼と、史信に強力な妖力を持つことを知られてしまった夏目。
敵に有能さを知られてしまった形ですが、大丈夫でしょうか？
田沼はやたらと伴さんと遭遇しますね。
もう興味持たれちゃってる感じですし、史信さんが術具コレクターなら、骨董品見分けられそうな田沼は欲しい人材でしょう。
伴さんは伴さんで、史信のためなら無茶をしているようですし……
今後また一波乱ありそうです。
126話【とある少女の肖像 其の六】
仲冨のお宝は、仲冨の者だけに仕える妖を宿した宝具。
部外者である7番たちがそれを見たことで、宝具は消滅しました。
美しい瞬間が見られたと、事件を「紛失騒動」として終わらせようとする史信。
夏目を一瞬気絶させて立ち去ります。彼女が術具を集める理由ははぐらかされました。
しかし、ここでもう一波乱。
「盗難していた品物が見つかった！」と白々しく披露する7番に、カオナシ妖が襲い掛かります。
それをニャンコ先生と黒ミサが撃退。
夏目は田沼たちと無事合流でき、帰路につきました。
オークションを終えて夏目が気になるのは、会場で見た一枚の絵。
草原に立つ女性が振り向いている絵で、その姿はレイコさんにそっくりでした。
126話ネタバレ感想
最近的場さんとの関係が良好になってきましたが、姉が悪役の後を継いできた感じがありますね……
ヤバいのは「消滅してしまった仲冨のお宝」に対しての史信の感想です。
仲冨のお宝＝術具の遺品なので、友人帳も似たようなものなわけですが……
「そんな込められた熱や つないできた思いが ただの塵になり果てる、美しい瞬間を見られたんだ」
夏目友人帳,126話より
「ああ素敵じゃない ゾクゾクするね」
こんな感想を持つ人に友人帳が見つかるととてもマズイ……！
田沼の爪の垢を煎じて飲ませたい！
生半可な術具には興味が無い、というのもゾワゾワさせてきます。
友人帳は全然生半可じゃない術具。存在知ったら目の色変えて、奪おうとしそうです。
的場姉は近づいちゃいけない人No.1に躍り出ました
さらっと描かれてますが夏目を気絶させるのもアウト。
史信については謎な所が多すぎるので、また別途ほかの記事でまとめたいと思います。
しかし田沼……あんな目にあったのに、夏目に話すのは「妖と話せて楽しかった」というところだけでかなり強いです。
その妖、ニャンコ先生に追い払われてましたけどね……
田沼とは相性良くて、7番とは駄目だったカオナシ妖でした。
前巻のあとがきイラストに部屋の中にいる田沼と外にいる的場のイラストがあって、そろそろ鉢合わせイベント来るかなーと思ったのですが、こちらは杞憂でしたね。
そしてミスリードを誘ったタイトル「とある少女の肖像」。
やはり史信の肖像ではなく、夏目が欲しくなった「レイコのような女性の肖像画」のことでした。
この絵が登場したのは前巻121話で、下にあるプレートに絵の概要・作者なんかが描かれていたはずなんですが……
史信に呼び止められてじっくり見れなかったのが悔やまれますね。
127話【黄昏遊園地】
祓い屋たちが集まるオークションから帰宅した夏目が、レイコさんの絵に想いを馳せる話。
レイコさんのような、しかし別の人のような不思議さがあったあの絵。
夏目は描いた人について気になっています。
ある日何かを隠している様子のニャンコ先生を追ってみると、そこには依り代の里の猫たちと廃遊園地が。
猫たちはニャンコ先生に、一度遊園地の電源を入れて欲しいと頼んでいました。
いつもブラッシングにきてくれるご婦人の為に。
夏目はその頼みを引き受ける中、父に遊園地に連れて行ってもらったことを思いだします。
そして、自分に向けられた父の笑顔も。
あの絵の笑顔はたぶんーー
夏目友人帳,126話より
127話ネタバレ感想
結構ファンタジー感強めのお話ですが、遊園地は31巻表紙にも反映されていますね。
夏目が「レイコさんじゃないような」と感じた理由は、今まで夏目が見たことない表情だったから。
夏目が見ていたのは妖から見たレイコで、あの絵は家族から見たレイコである可能性が高いわけですね。
……となると、絶対突き止めて欲しいところ。
ワンピースで柔らかい表情のレイコさん。ならば描いたのは恋人かもしれませんし……
夏目の祖父かもしれませんし……？
関連記事：【夏目友人帳】祖父についてネタバレ考察！レイコの夫は祓い屋？！
それにしても依り代たちは旅をしてるんですね。久々に可愛いを摂取できました。
夏目のお父さんも格好いいですね。夏目が大人になったらこんな感じになるのかな？
爽やかで優しい感じです。
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ポチップ
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まとめ
夏目友人帳31巻ネタバレ感想、要所をまとめると…
- 的場の姉・史信はヤバい人だと分かった
- 7番は旧仲冨邸の現オーナーだった
- 田沼は伴に目を付けられている
- オークションでレイコさんの絵を見つけた夏目は、とても気になって動いている
- その絵を描いた人は、レイコさんの家族である可能性が高い
ということでした。
祓い屋たちが集まるオークションの話は一押しなので、是非読んでみて欲しいです。
7番も（途中から誰もちゃんもさんもつけなくなった）また出てきそうな感じがしますね。
ポチップ
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