薬屋のひとりごと『月精』をネタバレ解説!なろう・漫画版はどこ?

薬屋のひとりごと『月精』をネタバレ解説!なろう・漫画版はどこ? 薬屋のひとりごと
この記事は約4分で読めます。

原作小説3巻で描かれた「月精」のエピソード。

壬氏が特使たちの無理難題に答え、「月の精」として舞うお話です。

この記事では月精のエピソードについて

  • 壬氏が月精を務めた経緯
  • 猫猫の壬氏プロデュースについて
  • 小説書籍版・小説家になろう・漫画版2種類で月精エピソードはどこ?(何巻何話?)

ということを解説していきます!

ネタバレが含まれますのでご注意ください。

月精は特使の無理難題

月精のイメージ

事の始まりは、壬氏が隣国・砂欧からの女性特使・愛凛(アイリーン)と姶良(アイラ)から無理難題を要求されたことでした。

「曾祖父から聞いた異国の美女に会いたい」

ひぃじいちゃん時代の美女と言われても…

断りたいところですが、砂欧は西と北の交易の中間地点を抑えている、重要な外交相手▼

都から西都への地図
作者様の消されたTwitterを参考に作成しています

壬氏はこれを、猫猫に相談しました。

厄介な事に、この無茶な要求の真意は「年を取った美女に会いたい」ではありません。

後でわかることですが、金髪碧眼で絶世の美女である特使からの、挑発のようなものでした。

  • 「自分たち以上の美女を見せろ」
  • 「あわよくば帝・皇弟を篭絡し、政治的に利を得たい」

そのような思惑が(特に姶良のほうから)透けて見えます。

だからこそ生半可な月精を出せば、相手の思惑通り……

しかし「月精」には難しい条件が一つつきます。

それは「体格の大きいもの」であること。

西方の人間は体格が良く、小さければ子供のように見えてしまう……
この条件で、月精になり得る人物は絞られます。

月精とは?50年以上前のやり手婆

やり手婆イラスト

特使の曽祖父が、演舞を披露する美女を月精と称したのは50年以上前のこと。

そしてその美女とは緑青館の店主、やり手婆でした。

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なんと10代の当時は175cmあったというやり手婆。

演舞の腕は元よりその大柄さが認められて、主役に抜擢されたそうです。

ところが、それに嫉妬して衣装に虫をなすりつけられるという嫌がらせも。

上手く隠しましたが、果樹園での夜の宴なので、羽虫がよってきたとか…

しかし月精と言われるゆえんはここにありました。

この「なすりつけられた虫」というのは夜行性の「夜に飛ぶと映える蛾」のメス。

そして演舞の最中、メスの匂いにオスの蛾がたかり……

蛾の羽が白く幻想的に見えた…というのが月精の真相でした。

壬氏が月精に!猫猫がプロデュース

満月と水面に映った、ひらひらと舞う淡い光、揺れる柳、それを背景にひれを舞わせる美人。

(女だったら)長身の絶世の美人ということで、猫猫と高順によって月精に抜擢された壬氏。

曲裾深衣(きょくきょしんい)を着て着飾った壬氏は猛毒のような美しさでした。

だからこそ、お披露目が決行されたのは、宴が終わってから。

誰かの人生狂わせないように…

満月と水面に映った、ひらひらと舞う淡い光、揺れる柳、それを背景にひれを舞わせる美人。

そして壬氏(月精)は銅鑼の音と共に風花が散った瞬間、いなくなりました。

どういうことかと異国語で詰め寄る特使に、猫猫は十六夜の月を指し、西方に伝わる女神の名前を口にします。

ギリシャ神話の月の女神「セレーネ(Selene)」かな…?

これにて姶良をぽかんとさせることに成功しました。

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虫にたかられ池に飛び込んだ壬氏

白く光る蛾。

幻想的な「月精」。

しかし実際のところは、

  • メスの蛾の匂いを染み込ませた衣装を着た壬氏が
  • 放たれたオスの蛾にたかられながらも舞い
  • 最後は池に飛び込んだ

ということでした。

重い衣装を引きずって、バレないように対岸まで移動した壬氏の根性仕事…

蛾のオス・メスを仕分ける作業は子翠が協力。

これにて人力月精が誕生したというわけでした。

月精エピソードは何巻?原作・なろう・漫画

月精のエピソードが読めるのは

  • 原作小説……3巻
  • 小説家になろう……無し(書籍化の際に追加されたエピソード)
  • スクエニ版(ねこクラゲ先生)漫画……9巻47話・10巻48話
  • 小学館版(倉田先生)漫画……9巻37話・10巻38話

となっています。

是非参考にしてください。

小説3巻全体記事へ

薬屋のひとりごと|小説3巻ネタバレ感想。壬氏の蛙?!滝に落ちた後は…?

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まとめ&補足

月精のエピソードをまとめると……

  • 「月精が見たい」というのは砂欧の特使たち(特に姶良)の無茶ぶり。挑発の意味合いが強い。
  • 月精と呼ばれていたのは、50年以上前のやり手婆
  • 白いオスの蛾がたかったことで神秘的に見えた
  • 今回は猫猫プロデュースで壬氏が月精をやり切った

ということでした。

またこの特使・愛凛アイリーン姶良アイラですが、この後も一波乱おこし…猫猫が巻き込まれます。

是非こちらも読んでみてください↓

薬屋のひとりごと|小説7巻ネタバレ解説。白娘々とアイリーンの真実

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ザクロ

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