原作小説3巻で描かれた「月精」のエピソード。
壬氏が特使たちの無理難題に答え、「月の精」として舞うお話です。
この記事では月精のエピソードについて
- 壬氏が月精を務めた経緯
- 猫猫の壬氏プロデュースについて
- 小説書籍版・小説家になろう・漫画版2種類で月精エピソードはどこ?(何巻何話?)
ということを解説していきます!
ネタバレが含まれますのでご注意ください。
月精は特使の無理難題
事の始まりは、壬氏が隣国・砂欧からの女性特使・愛凛(アイリーン)と姶良(アイラ)から無理難題を要求されたことでした。
「曾祖父から聞いた異国の美女に会いたい」
ひぃじいちゃん時代の美女と言われても…
断りたいところですが、砂欧は西と北の交易の中間地点を抑えている、重要な外交相手▼
壬氏はこれを、猫猫に相談しました。
厄介な事に、この無茶な要求の真意は「年を取った美女に会いたい」ではありません。
後でわかることですが、金髪碧眼で絶世の美女である特使からの、挑発のようなものでした。
- 「自分たち以上の美女を見せろ」
- 「あわよくば帝・皇弟を篭絡し、政治的に利を得たい」
そのような思惑が(特に姶良のほうから)透けて見えます。
だからこそ生半可な月精を出せば、相手の思惑通り……
しかし「月精」には難しい条件が一つつきます。
それは「体格の大きいもの」であること。
西方の人間は体格が良く、小さければ子供のように見えてしまう……
この条件で、月精になり得る人物は絞られます。
月精とは?50年以上前のやり手婆
特使の曽祖父が、演舞を披露する美女を月精と称したのは50年以上前のこと。
そしてその美女とは緑青館の店主、やり手婆でした。
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なんと10代の当時は175cmあったというやり手婆。
演舞の腕は元よりその大柄さが認められて、主役に抜擢されたそうです。
ところが、それに嫉妬して衣装に虫をなすりつけられるという嫌がらせも。
上手く隠しましたが、果樹園での夜の宴なので、羽虫がよってきたとか…
しかし月精と言われるゆえんはここにありました。
この「なすりつけられた虫」というのは夜行性の「夜に飛ぶと映える蛾」のメス。
そして演舞の最中、メスの匂いにオスの蛾がたかり……
蛾の羽が白く幻想的に見えた…というのが月精の真相でした。
壬氏が月精に!猫猫がプロデュース
(女だったら)長身の絶世の美人ということで、猫猫と高順によって月精に抜擢された壬氏。
曲裾深衣(きょくきょしんい)を着て着飾った壬氏は猛毒のような美しさでした。
だからこそ、お披露目が決行されたのは、宴が終わってから。
誰かの人生狂わせないように…
満月と水面に映った、ひらひらと舞う淡い光、揺れる柳、それを背景にひれを舞わせる美人。
そして壬氏(月精)は銅鑼の音と共に風花が散った瞬間、いなくなりました。
どういうことかと異国語で詰め寄る特使に、猫猫は十六夜の月を指し、西方に伝わる女神の名前を口にします。
ギリシャ神話の月の女神「セレーネ(Selene)」かな…?
これにて姶良をぽかんとさせることに成功しました。
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虫にたかられ池に飛び込んだ壬氏
幻想的な「月精」。
しかし実際のところは、
- メスの蛾の匂いを染み込ませた衣装を着た壬氏が
- 放たれたオスの蛾にたかられながらも舞い
- 最後は池に飛び込んだ
ということでした。
重い衣装を引きずって、バレないように対岸まで移動した壬氏の根性仕事…
蛾のオス・メスを仕分ける作業は子翠が協力。
これにて人力月精が誕生したというわけでした。
月精エピソードは何巻?原作・なろう・漫画
月精のエピソードが読めるのは
- 原作小説……3巻
- 小説家になろう……無し(書籍化の際に追加されたエピソード)
- スクエニ版(ねこクラゲ先生)漫画……9巻47話・10巻48話
- 小学館版(倉田先生)漫画……9巻37話・10巻38話
となっています。
是非参考にしてください。
薬屋のひとりごと|小説3巻ネタバレ感想。壬氏の蛙?!滝に落ちた後は…?
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まとめ&補足
月精のエピソードをまとめると……
- 「月精が見たい」というのは砂欧の特使たち(特に姶良)の無茶ぶり。挑発の意味合いが強い。
- 月精と呼ばれていたのは、50年以上前のやり手婆
- 白いオスの蛾がたかったことで神秘的に見えた
- 今回は猫猫プロデュースで壬氏が月精をやり切った
ということでした。
またこの特使・愛凛と姶良ですが、この後も一波乱おこし…猫猫が巻き込まれます。
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