アニメ化(2025年春~)・コミカライズ化もされている小説、『鬼人幻燈抄』。
(読み方:きじんげんとうしょう)
人から鬼へと変わった『甚太』を主人公として、170年間の人と鬼とのかかわり・争いを描く巨編です。(江戸時代から平成まで!)
この記事では、『鬼人幻燈抄』本編14巻の小説の順番とあらすじを簡単に解説していきます。
【この記事を読んでわかること】
- ざっくりとどんな話なのか?
- 全巻の時系列とエピソードをざっくりネタバレまとめ
- 個人的な感想(何編が一押し?など)
【徹底解説】鬼人幻燈抄はどんな話?

まずは鬼人幻燈抄がどんな話なのか、概要を表で見ていきましょう!
※この内容には個人的見解も含まれます。
タイトル | 鬼人幻燈抄(きじんげんとうしょう) |
既刊 | 15巻(本編14巻+番外編1巻) |
小説以外の展開 | コミカライズ、アニメ化 |
書籍化の経緯 | 「小説家になろう」「Arcadia」で公開されていたものが双葉文庫から書籍化。 |
ストーリーの主題 | 1000年以上生きる『鬼』と『人』との関わり。 |
甚夜と鈴音の因縁の結末は? | |
物語の要素 | 和風ファンタジー、歴史、戦闘、オカルト、ハートフル |
オススメの読者 | 男女共 |
個人的オススメ要素 | 伏線回収、細やかな心情描写 |
小説各巻の順番と短いあらすじ

では、
- 小説の順番
- 編ごと(時代ごと)の超短いあらすじ
を超簡略化して解説します!
タイトル | 何年目/170年 あらすじ(時代ごと) |
---|---|
葛野編 1巻『水泡の日々』 | 兵庫の集落『葛野』で仲の良い兄妹である甚太と鈴音が、憎み合うまでの過程が描かれる。甚太➡甚夜になり鬼化。 |
江戸編 2巻『幸福の庭』 3巻『残雪酔夢』 幕末編 4巻『天邪鬼の理』 | (1~28年) 舞台は、実は甚夜の故郷である江戸へ。蕎麦屋『喜兵衛』を中心としてコミュニティが築かれるが、鬼とバレて娘ともに江戸を去る。 |
明治編 5巻『徒花』 6巻『夏宵蜃気楼』 7巻『君を想う』 | (28~72年) 舞台は京都へ。鈴音の娘たちと勝負したり、娘の成長を見守ったり、付喪神使いの秋津染五郎とも交流を深める。 しかし鈴音に敗北して京都を去る。 |
大正編 8巻『紫陽花の日々』 9巻『終焉の夜』 10巻『夏雲の唄』 | (72~86年) 舞台は近代化した東京へ。甚夜は「妖刀使いの南雲」から狙われた娘たちを守る仕事を引き受ける。甚夜固有の異能も発現。 |
昭和編 11巻『花街夢灯籠』 | (86~149年) 日本最後の花街『鳩の街』に閉じ込められた甚夜。 鈴音との戦いにむけた情報収集をし、大正編での因縁にケリをつける。 |
平成編 12巻『逢う日遥けし』 13巻『終の巫女』 14巻『泥中之蓮』 | (149~170年) 甚夜は決戦の舞台となる、いつきひめの社があった場所『戻川高校』に入学。 鈴音との決着をつける。 |
全てが始まる1巻のあらすじ

各巻のあらすじを簡単に紹介しましたが、やはり『鬼人幻燈抄』において始まりの『1巻』は非常に重要です。(伏線多数)
もう少し詳しいあらすじを、ネタバレ有りでお送りします。

父の虐待から逃れる為、妹・鈴音を連れて家出した甚太(5歳)。
元治(もとはる)に拾われて兵庫県・葛野(かどの)へ行き、
2人は元治の子供である「白雪」と家族同然に過ごした。
やがて甚太と白雪は恋に落ちる。
しかしこの恋は甚太の『巫女守』、白雪の『巫女』という役目と相反するものだった。
二人は役目を選び、恋を捨てることを決めた。
白雪は村長の息子と結婚することになる。
ところがこれを許せなかったのが、鬼として覚醒した鈴音だった。
「兄を裏切るなんて」と白雪を殺害し、それを見た甚太は鈴音を恨む。
完全に仲たがいした兄と妹。
世界を滅ぼすと宣言した鈴音を追い、甚太は「甚夜」と名前を変えて葛野の村を出る。
今170年の戦いが始まったーー……。
鬼人幻橙抄小説1巻【ネタバレ感想】葛野編・水泡の日々 ガチオススメ巨編!
全部読んだ個人的な感想

伏線とキャラクターの再登場が多いのが、鬼人幻燈抄の魅力の『鬼人幻燈抄』。
亡くなってしまったり、時代・場所が変わると「もう出ないだろう…」と思ってしまうのですが、
案外出てくる出てくる!
再登場に嬉しくなること間違いなしです。
個人的には明治編からの大正編がお気に入り。
「守られてくれてありがとう」で号泣しました。
是非読んでみてください。
逆に少し微妙だと感じたのが平成編。
オカルト雑学が多くなるため、あまり興味を持てなかったことが原因だと思います。
こればっかりは好みなので、みなさんもぜひ自分の好きな時代を見つけてみてくださいね。
まとめ
以上、『鬼人幻燈抄』小説全巻の順番とあらすじでした。
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