2022年10月12日発売の『転生した大聖女は聖女であることをひた隠す7巻』ネタバレ感想記事です。
前の巻で霊峰黒獄から帰ってきたフィーアたち。
今巻は国王面談でワクワクが止まらない巻でした!

小説家になろう連載時に、「こ…これはもしや…?」と考察しながら楽しみにしていた箇所なので、是非読んでいただきたいです。
騎士団以外の新キャラ登場というのも珍しいですね。
初回限定特典・電子書籍特典の感想もざっくりと書きますので、購入を迷っている人はご参考にどうぞ!
小説家になろうの収録話数
7巻の収録内容は
- 小説家になろう連載分「139王様ゲーム1」~「152公爵邸訪問3」(加筆修正)
- 5編の書き下ろし(内2つは300年前)
です。
ページ数的には3分の1くらいが書き下ろしでした。
電子書籍で購入すれば
- 初回特典「騎士たちは見た!フィーアの国王面談」
- 電子書籍特典「セラフィーナ作成の詩歌、伝説となる(300年前)」
の2つも付属します。
7巻のあらすじ
王都へ帰還したフィーアを待っていたのは……国王との面談!?
サヴィスとシリル同席のもと、国王面談に臨むフィーア。
「国王陛下は色々と試してこられるかもしれませんが、訓練修了の確認だと思って、できるだけお応えくださいね」
シリルからの言葉を受け、全力で挑むことを決意するフィーア。しかし、国王のお気に入りである道化師の少年は、試すような発言とともにフィーアへとある「ゲーム」を持ちかけ……
飄々とした道化師を相手に、フィーア本気の「駆け引き」が始まる!
書き下ろしは、団長たちが不思議な効能のお茶に翻弄される『は茶め茶会』、道化師たちの反省会、混沌の『第2回騎士団長会議』、300年前の過去編など、愉快で楽しいエピソードを大ボリュームでお届け!
Amazonより
シリウス×セラフィーナまとめ
夜会でお前と踊る相手はオレだけだ

300年前回想になったとたん、コメディからラブコメに変化しますね!!
ダンス一回でもほかの男に任せられない、独占欲が強い男『シリウス・ユリシーズ』。
この後も手の甲にキスからの誓いと、気障を地でいきます。
なんとシリウスはセラフィーナのひどい詩も、否定せず褒めていたという溺愛っぷり。
その上で、ちゃっかりとカノープスを生贄(詩歌の題材)に差し出しています。
「ははははは、いや、今のはお前が悪いだろう!」
そうして、声を上げて笑い始める。
「ちょ、シリウス、……ふふふふふ、いいえ、私は全く悪くないからね!」
こうなるとシリウスのペースに乗せられてしまい、いつの間にか私も楽しくなって、一緒に笑いあうのがいつものパターンだった。
兎に角幸せな二人。
他にも甘いやり取りが目白押しなので、2人のやり取りが好きな方は、是非全編読んでみてください。
王様ゲーム

今巻の目玉は新人騎士の恒例行事である『国王との面談』です。
国王・24人の騎士・6人の側近・3人の道化師が揃う煌びやかな空間で、一人ずつ面談というのはキッツイでしょうね。
フィーアは元王族なのでそこらへんの礼儀は完璧で、総長の考えを勝手に推測しないよう、自分のことにだけ答える様も見事でした。
そして珍しく怒る場面も。
「もしも私があなた方の口調を馬鹿にしたら、今回ばかりは口に出すことなく、あなたはお腹の中で、私が馬鹿にしたことを馬鹿にするんですよね?」
はぐらかすこともできるのに上のように返したのは、道化師たちに総長やシリル団長が軽んじられたから。

上司想いのいい部下だよねぇ
続けてフィーアは「セルリアン(道化師)はルーア語を使用している」という事実を言い当て、
行われた『国王(キング)崇拝ゲーム』の真実も言い当てます。
普段抜けている感が強いフィーアですが、「人を見抜く目は確か」という恰好良さが見れた回でした。
国王就任&結婚が決定したサヴィス総長
今巻のビックニュースと言えば、総長の結婚。(予定)
もうすぐ選ばれる筆頭聖女様と結婚されるとか。
逆行しているセルリアンに王様は難しい為、国王にも就任予定。色々と大変ですね……
立場からあまり意見を話さない総長ですが、フィーアの赤い髪への執着が読み取れます。
個人的にはシリウスの生まれ変わりかなと思っているのですが、それならフィーア以外と結婚したりしないですよね。
今後の展開が気になります。
他の騎士団長の魅力
他の騎士団長も、やはり十人十色でキャラが濃いです。
純粋培養だった小さい頃のシリル団長とか……

大聖女の薔薇を「そこいらの草花」と言ったデズモンド団長とか…
(フィーアだけではなく総長にも失礼)
フィーアの能力を垣間見ながらも、騎士団長会議でさらっとそれを黙秘するカッコいいザカリー団長とか…
大聖女オタクと判明して、当初の無口キャラが崩壊したイーノック団長とか…
「桃色の雌カマキリ」の異名があるクラリッサ団長とか…

クラリッサは「フィーアの恋の本命が総長」という誤報を、騎士団長会議でバラしてくれ、面白い展開になりました。
特典SSネタバレ感想
ここからは特典SSのネタバレ感想です。
セラフィーナ作成の詩歌、伝説となる(300年前)
電子書籍特典SSです。
落ち込むセラフィーナを膝の上に乗せて甘やかすシリウス。
(※セラフィーナは15歳以上)
この二人年齢が10歳以上離れている為、セラフィーナの甘え方が素直で可愛いです。
「だけど、まだ完全には元気じゃないから、もう少しこうしていてもいい?」
(シリウスの胸にぺたりと頭をつけて)
距離感バグっている二人を、現世でもっと見たい……!
騎士たちは見た!フィーアの国王面談
初回限定版特典SSです。
「道化師のセルリアンが本物の王」ということは、国王警護騎士のほとんどが知らない事実。
騎士視点でフィーアの面談はどう見えたのか?が描かれました。
端的に言うと誤解しかないです。
((あいつすげえな。ほんっとうにノリノリじゃねぇか‼))
略
それくらいの気持ちで対応すると、全員が楽しくなって、フラストレーションもなく終わるのか。

いえ。
フィーア以外のストレスは実際半端ないです。
胃をキリキリさせたであろうシリル団長、総長……親の心、子知らずでした。
伏線まとめ

最後に、覚えておきたい伏線をまとめます。
- シリウスの剣(300年前にセラフィーナがシリウスに贈った剣)の魔石が、銀色から赤色に変更されている。(シリウスがセラフィーナが死んだあとに付け替えたのか?)
- セルリアン(国王)は、定期的に聖女様の墓標に花をささげている。
- 世界中に存在する魔人の紋の数は全て合わせて33紋。300年前セラフィーナ達により、「十三紋の魔王」含め多くが封じられ、残り6紋。……というのが現在の状況(但し信憑性が怪しい)。
- 魔人を封じた箱は「大聖堂」に収める規則。大聖堂は「ディタール聖国」にある。
(ナーヴ)王国……国王のワントップ
(アルテアガ)帝国……多くの国をまとめているイメージ
(ディタール)聖国……協会とか宗教系が力を持っていそう
- もうすぐ『筆頭聖女の儀』が行われる。総長の母親「王太后」が参加し、ここで選ばれる次期筆頭聖女は総長の結婚相手。
まとめ
とても長くなりましたが、今巻も面白かったです!
やはりサヴィス総長ご婚約、新しい筆頭聖女選定は今後注目ポイントではないでしょうか?
後は隣国・大聖堂云々それぞれがどのような場所で、どのような前世の記憶がちりばめられているのか。
魔人の謎、今後の登場など、毎回かかさず追っていこうと思います!
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