負けヒロインが多すぎる3巻のネタバレ感想記事です。
ポチップ
今巻は文化祭『ツワブキ祭』が行われ、これを最後に3年生が引退。
玉木部長・月之木副部長に一番かわいがられている負けヒロイン・小鞠知花にスポットが当たります。
1巻で振られたけれど、もう一段階心に区切りをつける時。
小鞠の不器用だけどまっすぐな様子が泣けます！応援したくなりました！
以下、マケイン３巻のネタバレ要約・感想をまとめています。
登場人物
今巻のキーメンバーはこちら↓
| 小鞠知花（こまり ちか） |
| 今巻のメイン負けヒロイン。 文芸部1年の中では最古参で、1巻で部長に振られた。 知らない人がいると緊張して話すことができず、時々スマホ会話するコミュ障。 |
| 玉木慎太郎（たまき しんたろう） |
| 文芸部部長。3年生。背も高いイケメン。 副部長の月乃木と幼馴染で付き合っている。 1巻で小鞠から告白された。 少し不器用なところがあるが、根は真面目で誠実。 |
| 月乃木古都（つきのき こと） |
| 文芸部副部長。3年生。 小鞠の部長への告白がきっかけで玉木と付き合うことになる。 テストの成績は悪い。BL好き。 |
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マケイン3巻をネタバレ要約
ここからマケイン3巻、章ごとのネタバレ要約になります。
時系列は10月31日のツワブキ祭前後です。
第一章「志喜屋夢子はお世話します」
夏休みが終わり、温水たちにとって初めての学園祭である『ツワブキ祭』の準備が始まりました。
ツワブキ祭が終わると、3年生は部を引退。
そんな中温水は、文芸部の部長の玉木と副部長の月乃木に呼び出され……
「次期部長の小鞠を、サポートしてほしい」と頼まれます。
しかし小鞠は大役に気負っているのか、少し様子に異変が。
小鞠ちゃん、大丈夫かな……
その日の放課後、部室に集まった部員達。
温水はツワブキ祭での展示内容を発表します。
文芸部の展示テーマは「食べる読書」に決定。
有名な作家や本の内容を食にフォーカスして紹介し、本に出てくるお菓子を配ることになりました。
展示内容の作成は小鞠。
お菓子作りや、その他全般を温水が担当します。
第二章「お待たせしました姫宮華恋」
ツワブキ祭まであと2日となった木曜日。
温水と玉木は、切羽詰まった月之木から「小鞠が教室で倒れた！」と報告を受けます。
えー！
保健室に運ばれた小鞠はベッドで眠っています。特に怪我はなく、過労で倒れた様子。
温水は文芸部顧問の小抜先生と、小鞠の家まで彼女を送る事になりました。
子供部屋で寝息を立てる小鞠。
温水はその部屋で、付箋がいっぱいに貼られたツワブキ祭展示用の資料を見つけました。
全力を尽くしている努力の跡……
全てを展示物にまとめるにはまだ時間がかかりそう。
温水は小鞠に「展示資料の残りは自分たちでする」と提案しますが、小鞠は
「さ、最後まで、わ、私に書かせて、欲しい」
負けヒロインが多すぎる！〜2敗目〜お待たせしました姫宮華恋
と譲りません。
温水は「明日は一日休むこと」を条件に、小鞠の想いを尊重して承諾しました。
このバランス感覚が主人公の魅力！
放課後温水が戻ると、部室には玉木と月乃木が。
気落ちした月之木には、一つの疑問が浮かんでいました。
「慎太郎が引退するから。だから小鞠ちゃん、こんなに無理してるの？」
負けヒロインが多すぎる！〜2敗目〜お待たせしました姫宮華恋
小鞠の心情は分かりません。
ですが、小鞠の好きな人を「好きだった人」に変えるために、今は小鞠の好きにさせたい。
温水はそう決心しています。
マケインに寄り添う男、温水くん
展示物の掲示は文芸部メンバー全員と綾野・朝雲が手伝ってくれ、なんとか完成しました。
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第三章「さよならには早すぎる」
ツワブキ祭当日。
元気になった小鞠と温水は、展示室で来場者の対応をしています。
お昼休憩では八奈見にうながされて小鞠と屋台周り。
まるで学園祭デートのようです。
余計な誤解は避けたい温水は、小鞠に対して
「試しに俺をお兄ちゃんと呼んでみないか」
負けヒロインが多すぎる！〜3敗目〜さよならには早すぎる
と言い、小鞠をむせさせました。
温水君、それはないわ
ツワブキ祭は無事終了。
玉木部長には「最高の展示」と言わせることができました。
夕日に包まれた展示室で佇む小鞠。少し前まで玉木部長が居たようです。
先輩達はこれで部を引退します。先輩達と会う機会も減っていく……
いつか時が忘れさせてくれる恋。
しかしその時を待つのもつらいという小鞠は、ここで吐き出して区切りをつけました。
「も、もし、月乃木先輩がいなかったら、私のこと好きになっていたかーー聞いた」
負けヒロインが多すぎる！〜3敗目〜さよならには早すぎる
思い切ったこと言うのに定評のある小鞠
玉木は小鞠の思いを優しく受け止めてくれた模様です。
「ーーー部長のこと、好きになって良かった」
負けヒロインが多すぎる！〜3敗目〜さよならには早すぎる
一先ずはよかったね
しかし気持ちが消えるわけではないのもまた事実。
そこに小鞠の責任感が強い性格が作用して、もう一波乱起こります。
第四章「結果責任についての話をしようか」
ツワブキ祭が終わり3日。
温水と小鞠は、部長会の準備をしています。
そこで活動報告をする必要がある新部長・小鞠……。
頑張って練習しますが、なかなかうまく行きません。
小鞠を助けようと「無理せずに俺に任せてーー」と口走る温水。
その言葉に、小鞠の感情が爆発してしまいます。
「ぶ、部長なんて、やりたく無かったよ！」
負けヒロインが多すぎる！〜4敗目〜結果責任について話をしようか
それでも私がやるしかない。
小鞠は叫び、走り去ってしまいました。
難しいところだよね……そして横に居てくれる八奈見は素敵すぎた！
部長会当日。
小鞠と話ができないまま、扉の外で部長会の様子をうかがう温水。
小鞠は懸命に話していますが、うまくいきません。
温水は決意を決めて、扉を開けました。そしてーーー
「ーーすいません遅れました。文芸部部長の温水和彦です」
負けヒロインが多すぎる！〜4敗目〜結果責任について話をしようか
と、部長会に乱入！
驚き温水を睨みつける小鞠。ペットボトルを投げつけ、教室を飛び出してしまいました。
やってくれました主人公！
部長会が終わり小鞠を探す温水。
玉木や八奈見、焼塩達も探してくれています。
温水は、八奈見や小鞠達とお昼を食べた非常階段で小鞠を見つけました。
温水を問い詰める小鞠。
そして小鞠はスマホを取り出すと、思いの丈をラインにぶちまけます。
「一人になっても、全部自分でできるようにならないといけない」
消え入りそうな声で
「ど、どうせいなくなるくせに……こ、これ以上、優しくしないで」
負けヒロインが多すぎる！〜4敗目〜結果責任について話をしようか
と呟く小鞠。
ここにきて温水が辞める可能性がぬぐえていない小鞠。
幽霊部員の前科があるから……
温水は口を開きかけ、思い直してスマホに指を滑らせます。
『俺、ずっと一緒にいるから』
負けヒロインが多すぎる！〜4敗目〜結果責任について話をしようか
戸惑う小鞠。
温水は追い討ちをかけるように「一人になるとかいうなよ」と、居なくならないことを伝えます。
ちなみにこのやりとりは文芸部のグループチャットで行われており、文芸部全員に筒抜けでした。
告白を疑われるも、そんなつもりなど無い温水。
そういうとこだよ
一人になることはない。
温水や焼塩たちの想いに気付いた小鞠は、温水を「部長」と呼びました。
感想
前2巻と比べページ数も増えていて、ツワブキ祭の楽しい雰囲気を思う存分楽しめました！
温水と小鞠の不器用なコミュニケーションも、学生らしくて微笑ましい。
すごく一生懸命に、お互いの責任を果たそうとする。でも難しいコミュニケーション。
そんな不器用な様子にとても共感しました。
特に一番印象に残ったシーンは、小鞠が夕暮れの教室で佇んでいたところ。
ツワブキ祭が終わり少し寂しい雰囲気が流れる学校で、小鞠が玉木部長への恋心に決着をつけました。
小鞠の心の内側と夕暮れに染まる教室が絶妙にシンクロしていて、小鞠の寂しさがすーっと心に染み込んでくる感じ……
挿絵も入っているので是非読んでみて欲しいです。
がお得です。例えば負けヒロインが多すぎる！（小説版）は
まとめ
負けヒロインが多すぎる！3巻についてまとめると……
ということでした。
また、この記事で紹介したのはほんの一部！
下記はガッツリ省略させていただきました。
- 文化祭コスプレ（イラスト多数）
- 月之木の複雑な心情
- 個性豊かな生徒会（新キャラも）
- 落ち込む温水に寄り添う八奈見・ 佳樹
気になったらぜひ読んでみてください。
ポチップ
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