猫猫の従兄弟にあたるキャラクター、羅半兄(らはんあに)。
鋭いツッコミと甘藷で知られるキャラクターです。
この記事では羅半兄について
- 羅半兄の名前(本名)と名乗れない理由
- 登場巻と名前判明巻
- 西都や名持ちの会合での活躍まとめ
- 恋のお相手は?実りそう?
について解説します。
以下、原作最新刊までのネタバレが含まれますのでご注意ください。
羅半兄(名前:漢俊杰)とは?
羅半兄とは、名前の通り「猫猫の義理兄にあたる羅半」の兄です。
猫猫の従兄弟に当たり、
羅半兄が名乗ろうとすると何故かことごとく遮られることから「羅半兄」と呼ばれています。
壬氏ですら「羅半兄」呼びです
猫猫と割と仲良しです。
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漢俊杰(カン・ジュンジェ)プロフィール
羅半兄のプロフィールをザっとまとめるとこんな感じです。
名前 | 漢俊杰(カン・ジュンジェ) |
年齢 | 23、4くらい(猫猫の推測) |
登場巻 | 原作小説6巻 |
名前が判明する巻 | 原作小説12巻 |
職業 | 農業(プロ) |
特技 | ツッコミ |
見た目 | 焼けた肌にしっかりした体躯 普通にそこそこいい顔立ち |
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登場は6巻
羅半兄が登場したのは原作小説の6巻です。
羅半兄が住むのは実家である農村地帯であり、羅漢の養子になった羅半とは離れて住んでいます。
故に猫猫は、6巻まで羅半に兄がいることすら知りませんでした。
羅半が父親の作る甘藷を商売に利用するため猫猫を連れて実家に戻り、そこで初対面となりました。
「妹だよ、兄さん」
「赤の他人です」
「どっちだよ!!」
ツッコミがキレがよい羅半兄。
猫猫・羅半・羅半兄の掛け合いは、遠慮ゼロの身内感満載です。
羅漢の父(羅門の兄)と、羅漢&羅半の仲は最悪でした。
(羅漢たちが羅漢の父から家督を奪ったため)
故に猫猫たちは羅漢の父に監禁されるという事態になりますが、状況を羅半兄が羅半父に伝えてくれたことで助かりました。
名前判明は12巻
2度目の登場は10巻、西都でのことでした。
蝗害(飛蝗大量飛来の天災)で食料が不足すると考えられるため、
羅半兄は農業のプロとして羅半に騙されやってきました。
少しでも食料を守る・増やす為に戌西州各地に赴き、農業実習を行います。
そこで自己紹介の場もありましたが(12巻)、
とある小姓(身分の高い人のそばに仕える少年)が『漢 俊杰』だと名乗ると身を震わせた羅半兄。
小姓の俊杰くんは前の職場で「同姓同名だから」といびられたそうで、苦労している様子を見せます。
このことを聞いた羅半兄は「羅半兄じゃねぇ!」という口癖を封印し……
自ら「羅半兄」と名乗りました。
優しいね
ちなみにこの「名前被り」で羅半兄が被った被害がもう一つ。
西都から都に帰還する船に、間違って小姓の俊杰くんが乗り込み、羅半兄は西都に置いていかれました。
名簿上は合ってる…(笑)
猫猫・壬氏が気づいたときには船は出航した後で……
さらに手違いで乗り込んだ俊杰くんはしばらく羅家に滞在するため、帰ってきても羅半兄は名乗れず……
どこまでも不憫な羅半兄でした。
西都の蝗害で大活躍
11巻、西都で大規模な蝗害が起こります。
蝗害とは飛蝗が大量に飛来し、作物どころか衣服や住居まで食べつくす天災。
視界が飛蝗に埋め尽くされ食いつかれる恐怖と、その後の食糧不足による治安悪化も深刻な問題です。
猫猫すら正気を失う修羅場でした……
その蝗害時に一番活躍したと言ってもいいのが羅半兄。
甘藷(さつまいも)や馬鈴薯(じゃがいも)の栽培・秋耕を広め、飛蝗の飛来を壬氏に一番に知らせました。
甘藷や馬鈴薯は土内で育つので、飛蝗被害が最小限に抑えられるね!
珍しく全力でこき使いに来た壬氏の命で、400キロ(東京⇔岩手くらいの距離)離れた村まで農業実習に回り……
蝗害が起きて一時期行方不明になっていましたが、
物乞いのような姿になり、飛蝗に食いちぎられつつもどうにか生還しました。
羅半兄がいなければ、推定十万人の餓死者がでていたそうです。
ちなみに実習先の農村ではモテてましたが気付かず帰ってきました
このあたりの出来事については13巻で『阿兄正伝』として綴られており、
民たちの飢えに対し
どうにか、どうにかしないと。
と苦難する様子も見られます。
ほんとにいいやつだ……
名持ちの会合で勝負!
羅半兄の活躍は、14巻・名持ちの会合でも見られます。
これは名前の通り「名持ちの一族」たちが集まる会合。
羅半兄は事情があって付いてきた姚・燕燕のお守り役として、羅半に騙されて連れてこられました。
またしても弟に騙される兄…
姚・燕燕の事情というのは、姚が『辰の一族』の男からの悪趣味な恋文に迷惑していること。
辰の長に話をつけようとしていましたが、その前に話の通じない恋文男に絡まれました。
羅半兄が庇いに入り、「名持ちの家の出なのに名前を貰ってない」と指摘したことで、恋文男の標的は羅半兄へ。
決闘で白黒つけようという話になり、木剣での立ち合いが行われます。
「でも俺が勝ったら、きっぱり姚さんのことを諦めてもらいたい」
羅半兄は農民で、恋文男は武官。
猫猫や羅半は大丈夫なのか?と心配しますが、羅半兄に気負いはありませんでした。曰く…
- 負けても馬の一族がいるからどうにかしてくれるだろう(羅半兄は馬良と仲が良い!)
- 負けても死ぬわけじゃないなんて気が楽
ということ。
蝗害後の治安悪化時に盗賊に襲われ、飛蝗にかじられた羅半兄のくぐった修羅場は相当なモノ。
両家の武官とその胆力は比べ物になりませんでした。
更に農業で蓄えられた体力もあり、剣技は劣りますが、持久力や腕力で恋文男に上回り勝利しました。
いつまでも平然としている為、相手が戦意喪失…!
最初は押されていたのに、打ち合っても疲れが見えない羅半兄。
その異常さに周りはどよめき……
遂に羅漢まで興味を見せました。
姚ではなく燕燕に恋…!?
試合後羅半兄に感謝する姚と燕燕。
決闘は姚を守ってのこと。涙目でしおらしい姚を見て、猫猫と羅半は姚と羅半兄が恋に落ちることを期待していました。
ところが……
「姚お嬢さまのために、ここまでしてくださるとは思いませんでした。本当にありがとうございます。俊杰さま」
燕燕のこの言葉を聞いた羅半兄はみるみるうちに真っ赤に。
恋の始まりを告げる銅鑼が鳴り響き……
いとも簡単に羅半兄は燕燕に恋をしました。
羅半兄の名前を把握していた燕燕と、していなかった姚。
燕燕は情報通です
この後もあまりにも分かりやすい反応を示し、料理好きな燕燕が喜ぶ野菜の栽培を考える羅半兄。
初めて聞いたアピール方法だよ……
「なんだよ、燕燕さんの料理をたらふく食っているのは誰だ?」
と猫猫にまでやきもちをやく始末。
とても可愛い兄ですが、相手が燕燕というのは少し問題がありました。
燕燕とは?
燕燕は7巻から登場する猫猫の同僚『医官付き官女』です。
料理が上手く、頭も良く、センスも良い……良妻になりそうな人物です。
しかし『お嬢様』である姚命!
医官付き官女試験を受けたのも、姚の世話を焼くためでした。
ちなみに燕燕は「姚の結婚相手として」かなり無茶な条件を上げてい増したが…
- しっかりした大人の男性※但し年上すぎない
- 身元がはっきりしていて家柄も見合う
- 身長六尺(180cm)ほど、体格がっしりで健康的
- 困難な状況下であきらめず、希望を忘れない
- 顔立ちが良い
- 女好きなら初心なほうがいい
- 包容力はあり、束縛せず、謙虚
羅半兄がかなり合致していました!
めちゃくちゃ良スペックの男だった…!
なので燕燕は姚に羅半兄をあてがいたいのではないか?と思われます。
好感度は高いのに両想いにてこずる羅半兄の未来が見えます。
そしてここから先は、本編でまだ描かれていません。
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まとめ
羅半兄についてまとめますと、
- 名前は『漢 俊杰(カン・ジュンジェ)』
- ツッコミが光る農業のプロ
- 同姓同名の小姓に気遣い、自ら羅半兄と名乗るように
- 登場は6巻。名前判明は12巻
- 弟である羅半に騙されて連れてこられた先で、色々と活躍している(蝗害・名持ちの会合)
- 蝗害時一番の功労者なのに、なぜか置いて帰られた
- 14巻で名前を知っていてくれた燕燕に恋をした
- しかし燕燕は、羅半兄を「姚お嬢さまの相手にぴったり」と思っている
ということでした。
頑張れ羅半兄!!
もしアニメに出てくれるなら6クール目と思われます。是非キレのあるツッコミを動きと声付きで見たい…!!
コメント
燕燕にアピールする為に色々やるだろうけど、姚にも気を使ったマメな行動をするんだろうな
それが結果的に
「お嬢様の旦那様は俊杰様以外にはあり得ないわ!」
って方向で好感度が上がると面白そうですね。
姚から見ても
「燕燕の理想の相手って羅半兄さんが近いんじゃないかしら?」
って感じで燕燕には羅半兄が良いのでは?ってなったら笑えますね
好感度の空回りってあるんですね(笑)
お互いに押し付け合う事態は謎です。
あとは羅半兄の分かりやすさがどう作用するかですね!燕燕も流石に気づきそうな態度なので…