他の誰でも構わないとは仰らないください

2025年5月2日発売最新刊『赤髪の白雪姫27』ネタバレ有の感想記事になります。
前巻ではゼン殿下の叔父であるシンス・ジラン卿から呼び出しを受けた白雪。
今巻ではジラン家に赴き、成り行きや滞在人についての整理が行われました。

白雪とオビ、ゼン殿下のエモい関係に注目です!
それでは以下、ネタバレが含まれますのでご注意ください。
27巻の収録話数は?
123話~138話
の6話が収録されています。

今回書き下ろし話はありません。
文末に1P漫画やちょこちょこ書き下ろしイラストは入っています
各話ネタバレ感想
以下、各話ネタバレ感想です。
シンス・ジランは不可能の代名詞!?【133話】
ラタさんから「シンス・ジラン」は「不可能の代名詞」だと聞いた白雪。
正確には、「シンス・ジランに盆の杯を取らせること」が不可能だと言われているそうです。

鉄の男、みたいな…?
まだ事情が分からず混乱している白雪・ゼン殿下ですが、まだゼン殿下のほうがシンスを知っています。(叔父なので)

寡黙で、少し体調に気になるところもある…
仕事漬け的なイメージですね
そして今回呼ばれたのは白雪だけではなくもう一人…
ベルガット家の双子の弟、タリガもでした。
シンス・ジラン伯爵とは?【134話】
次々にジラン伯爵家に到着するゼン殿下。(呼ばれたわけではない)
シンスは黒塗りの目が無気力そうな、しかし高圧的なイメージも受ける人物です。
一番先に来ていたタリガも事情はよく分かっていないようでしたが、
- タリガには政務官の仕事を仕込むため呼んだ
- これはハルト陛下からの計らい
ということが分かりました。

ベルガット家はまだ扱いが難しいよね…
そして「白雪を一時ジラン家付きの薬剤師に」というのは、シンスがイザナ陛下に頼んだことだとか。
条件である「爵位の証を持ってくること」というのは、なんとエイセツに会いたいと考えていたそうです。
香水事件から領内に一層気を配るようになったエイセツ。
興味があったようですが…
エイセツは怖がり、白雪に手紙だけを持たせました。
シンスの兄であるカインとハルト陛下の婚姻話が持ち上がり、対抗勢力の陰謀がいくつも暴かれた時期に監察官を辞めたシンス。
このあたりのハッキリとしない噂が恐れを抱かせた模様。
少し様子がおかしいのはオビも同じでした。

このあたりの事情、流石にゼン殿下は知っているようです
呼び出しの相手とは?【135話】
ジラン伯爵家に到着した白雪・オビ。
シンスと対面します。

紋章付き手紙に沈黙されたら焦る…
ここで「もう用はないだろう帰れ」(意訳)と言われるゼン殿下一行。
追加で「オビも連れて帰れ」というシンスに、全員の空気が変わりました。
結局ゼン殿下が降らせた雨()によりこの日は全員滞在となるのですが……
勿論言いたい事がある面々。
夜、まずはシンスの元にオビが到着します。
「屋敷に滞在する許可を頂きたい」というオビ。
シンスから「護衛は必要ない」と言われても、それは主の命令ではないと食い下がりません。
「白雪・タリガの仕事に手出し無用」という条件で滞在を許可されたオビ。
そこに現れたのは白雪でした。
オビ白回!【136話】
見張りの人に聞きながらシンスの元に現れた白雪。
白雪はシンスの後ろにオビがいることに気付いていません。
お願いがあると聞き、「それが許可できないお願いだったら仕事も無しね」(意訳)と脅すシンスに了承する白雪。
白雪は言います。
オビがいるときに「護衛ならだれでもいいだろ」的なことを言わないでくれと。
オビはただ一人のゼン殿下直属騎士。
そこにはゼンの想いと、受け取る時のオビの覚悟、そして白雪の元に行く際の決意があると。
白雪の抗議を聞き入れたシンス。
ここでシンスが後ろを確認したことで、白雪はオビがいたことに感づきました。
一緒に室内に戻ろうとする気配がないため、オビに声をかける白雪。
オビは隠れて泣いていました。
少し間があって、姿を現したオビと白雪が距離を詰めます。
何か言いたいけど伝えられないと言うオビ。
自分の中心(心?)を指さしてから、白雪を抱きしめました。
「持って行ってくれるかい」
赤髪の白雪姫,136話より
この行動に、白雪にも涙が溢れました。
オビごと抱えていこうかと笑い、抱きしめ合う二人。
そこにシンスが戻ってきて、ゼン殿下にも詫びを入れると言います。
あの雨は殿下が振らせたのか…?というシンスの呟きで、今話は終わりました。

雨が降っていなかったら、早々にオビ達は追い出されていたからね…
白雪を呼び出した目的【137話】
案の定ですが、ゼン・木々・ミツヒデはジラン伯爵家から帰ることに。
ゼン殿下は「ここから城に通っていい?」とシンスに直談判してみたようですが、ダメだったようです(笑)
残るのは白雪・オビ・そしてタリガ。
三名はシンスに薬室に案内されました。
薬室員としてウィラント城仕えを希望していた白雪。
その最終決定権が自分にあると、シンスが言います。
シンスは、白雪がゼンの側に仕えられるか?そのテストをするために、呼び出したようです。
一方タリガを呼び出したのは、ハルト先王(ゼンの母)の思いつき。
息が詰まっている様子なので連れ出された……気遣われたということでしょう。
そして白雪の試験内容も発表されます。
わたされるのは、過去に貴族間の争い等で使われた「毒」について書かれた資料。
毒の名を伏せた状態で解毒薬を調合することーー……
それが試験内容です。
遂に白雪の試験開始!【138話】
ウィラント城にて、モブにタリガと間違えられたツルバ。

双子の兄のほうです
そのモブは勘違いしたまま、ジラン伯爵家に呼ばれた理由を「身辺調査じゃないのか」と正面切って聞いてきます。
そこに割り言ったのはウィラント城に来ていたエイセツ。
言葉をつくして、なおも言い募るモブを追い払ってくれました。
そして所変わってジラン伯爵家。
白雪の試験内容は分かりましたが、タリガが何をしているのかというと……
3日に一度、シンスが選んだ議題について3時間の討論(その他は自習)
という、思いがけないもの。
あのシンスとそんなことが可能なのか!?と、思わず聞き返す白雪。
世間話じゃなければ可能だそうです(笑)
さっそく解毒薬の調合について手を付けた白雪。
引き出しは「10」まで、つまり10個の解毒薬作成が必要です。
しかし「1」の引き出しには何も入っておらず、「2」の棚には鍵がかかっており……
戸惑う白雪は「3」の引き出しから手を付け始めました。
「2」の引き出しを開ける鍵は、シンスが持っているようです。
感想
オビと白雪が熱すぎる……最高すぎる……!
白雪さん、オビの心を持っていきました。
いや、持って行ってくれ……?既に持っていかれているのでは……??
考えてみると、恋は心を寄り添わせるものですが、オビはもう一方的に持っていかれても構わないということでしょうか?
オビ泣いていましたが……これはオビに感情移入したら泣きますね。
白雪さん男前すぎる。凛々しくてカッコいいの権化。
シンス様も食えない感じなんですが、オビを呼ぶ白雪の大声にビクっとなっているのかわいいwww
わざわざ謝罪に行ってくれるのは、いい人でしょうね。
取りつく島がなかったシンスに雨降らせて時間を稼いだゼン殿下、ナイスフォローでした(笑)
肝心の試験の内容については、なんだか謎めいた展開になってきました。
白雪はシンスに深くつっこんで聞きませんでしたが、「聞けなかった」というより「聞かなかった」のかなぁと思います。
「何も入っていない理由」「引き出しが開かない理由」まで試験内容かもしれませんしね。
あとじわりと笑える場面もやっぱり好きです。
- 官吏の勉強をやれと言われたオビの反応
- シンスとの3時間討論が自分じゃなくてよかった…みたいな白雪の反応
- タリガがジラン伯爵家に行っていると聞いて、白雪の件で自ら赴かずに手紙を持たせた件を「やっちゃったかな~」と考えている様子のエイセツ様

エイセツ様チキっちゃったから……
でもエイセツ様、なんだかんだ格好いいです。
右分け目の陰口モブ君の顔は覚えておきましょう。
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