ロシデレ9巻ネタバレ感想記+少しの考察記事です。

超気になるところで終わっていた前巻。
誕生日会中にアーリャに自分と有希は兄弟だと告白した政近ですが、今巻では遂にアーリャを連れて周防家に乗り込みます!

政近が連れていかれる感じだけど…
有希の病状は勿論、祖父周防巌清・母親周防優美との対面はどうなるのか?
以下、ネタバレが含まれますのでご注意ください。
周防家に乗り込むアーリャ&政近

誕生日パーティーは家族に任せ、うじうじしている政近を周防家へ引っ張っていくことにしたアーリャ。
シリアスな状況にも関わらず、手を繋いでしっかりいちゃつきます。
手つなぎ実家訪問はまるで結婚の挨拶。
けれどそうみられても構わないと(ロシア語で)言うアーリャに、政近の情緒はジェットコースターでした。

嫌な緊張はほぐれたみたいで良かったね
周防家の人物に毅然と対応するアーリャのおかげで、いざ実家に!
アーリャは兄弟の再会を見届けた後先に帰りますが、政近は家族としっかり向かって帰ってきます。
政近の胸で号泣する有希

インフルエンザで苦しむ有希。
中学からは健康体だったものの、だからこそ久々の体調不良に、喘息時の絶望感を思い出してしまうようで……

この描写はなかなか精神にクるものがありました。
政近が来たとたん、「にいさま」「たすけて」と堰を切ったように泣きだした有希。
ひたすら迷っていた後悔もあって泣いてしまう政近。
体調は良くならずとも、精神的には少し楽になったであろうこのシーンは必見です。
母親・周防優美の真実とは?今後の展開考察も
政近がピアノを弾くことを止め、子供の頑張りを否定した母親・周防優美。
しかし本来は病気の有希を心から心配するような、優しい人でした。
政近から話して欲しいと歩み寄ったことで、彼女の事情も明らかになっていきます。
一言で言うと、政近への態度は、積み重なって抑えきれなくなった劣等感ゆえの八つ当たりでした。
既に亡くなった、天才肌の兄「直崇」に劣等感を感じていた優美。
亡くなった後、自分が跡を継ぐ!とピアニストの夢を捨ておいて外交官を目指したにもかかわらず、
そこでも恋人・恭太郎と比べて、自分頭の悪さにまた劣等感を感じます。
さらには頭の良い二人の子供たちにも嫉妬。
(なんで?ずるい)
時々ボソッとロシア語でデレる隣のアーリャさん,9巻
ピアノがどんどん上達していく政近に、遂に八つ当たりしてしまったことが離婚のきっかけでした。
政近はそんな優美の性質を自分とそっくりだと感じ、母親を許します。
完全に修復とはいかないものの、母と息子の関係は、良い方向に向かい始めました。
また、今巻恭太郎が優美に何かを言ったようですが、明らかになっていません。
ですがこのタイミングで言うことといえば……もしかして再婚では!?という気がします。

続報を待ちましょう!
巌清との話し合い。政近が跡取り復帰!?
優美の方とは和解したものの、まだ政近と距離がある祖父・巌清。
政近は今回、「自分を周防家跡取りに戻してほしい」と持ち掛けます。
徹底的な実力主義の家系。一度家を出た醜聞が……などと言っても、実力があれば戻してもらえると踏んでのことでした。
そこで「政近が生徒会長になれたら」という条件が出されたことで紆余曲折ありましたが、
アーリャ同伴の直談判で「副会長での当選OK」を確約。
「愚か者。将来的に周防家当主の妻になるかもしれぬ相手の話だぞ?関係ないはずがあるか」
時々ボソッとロシア語でデレる隣のアーリャさん,8巻
と、ちょっと乗り気な様子を見せていました。
一方、勝手に跡取りの座を変わると言い出した政近に、有希は「あたしは弱くも可哀そうでもない」と激怒。
この怒りは選挙戦にぶつけられる模様です。
乃々亜から政近への好奇心は「恋心」!?
綾乃を懐柔し、実は有希がインフルなことも知っていた乃々亜。
「政近の生の感情に触れたい」
この好奇心を、乃々亜は「恋」と名付けました。

いやでも…これは…
心の動かない乃々亜にとって魅力的な、政近のドロドロした核心・本音。
しかし今回アーリャに出遅れて嫉妬を覚えた乃々亜の結論は「アーリャ邪魔」でした。
取り除きたいけど、親から「友達は大切に」と言われている…それは破れない……
そこで出てきたのが、母親の失言「恋は戦争」でした。
恋の為なら何をしても許される!
ということで、乃々亜は政近への想いを「恋」と定義します。

抜け道的な。乃々亜母あとちょっと頑張ってほしかった…!
そして早速、アーリャからの相談を綾乃に横長して信頼を揺るがし…(これはアーリャも脇が甘い気がしますが)
アーリャの誕生日情報を手芸部に流して騒ぎを大きくし…
すごく不穏な気配を見せています。
今巻の恋するアーリャさん
有希が妹だと分かってから、情緒ジェットコースターなアーリャ。
政近に今必要なのは、恋人じゃなくて家族(有希)➡いや所詮兄弟だよね?ライバルになりえないし踊っちゃおうかしら
の流れは笑いました。
浮かれて朝一緒に登校するために家に行くも、父親が居て「朝から押しかけて品性を疑われる!!」という思考に陥るの好きです。
もう付き合ってる感でてますし、ロシア語での蠱惑的な囁きもありましたが、やはり今巻のメインは周防家お家事情。
だからこそバス内いちゃつきなどで糖度が調整されているのかなぁ…という感じがしました。
ロシデレ|付き合うのはマーシャ?アーリャ?告白やキスはいつ?【解説】
感想
今までで一番続きが気になっていた今巻。
正直目次だけでもセンス抜群で笑えます。
【試し読み】時々ボソッとロシア語でデレる隣のアーリャさん9 – BOOK☆WALKER
今回笑えるところとシリアス…うるっと来る箇所が結構ジェットコースターなイメージでした。
周防家にもそれぞれの事情があって、政近は確実に遺伝子を受け継いでいるなぁと思います。
笑えるほうで言えばラストの挿絵、普段ロシア語のセリフが読めないやつですが、今回……wwwww
是非見て欲しいです。
有希はほぼ全裸の挿絵もありました。アニメ共々絶好調ですね。
アニメ化に関してはあとがきでめちゃくちゃ細かく、どんな仕事が増えたのかを書かれており、普通に興味深かったです。
一番衝撃だったのは、燦々SUN先生が会社員の兼業作家だということですが…
稼いでるのになんで?そこ理由くださいよと思いました。
かなりハッピーエンドに近づいた今巻、超オススメです。是非読んでみてください。

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まとめ
ロシデレ小説9巻について、ネタバレを含めてまとめると…
- 政近はアーリャに連れられて有希のお見舞いへ
- 号泣する有希を迎え入れた後、優美・巌清と話をする
- 選挙戦でアーリャ&政近が勝利すれば、政近は跡継ぎに復帰
- もしかしたら政近の両親は再婚するかも
- 乃々亜は政近への興味を「恋心」と名付け、アーリャ排除を目論んでいる
ということでした。

- アーリャのロシデレ(ロシア語のデレ)
- マーシャからのデートの念押しと兄弟バレしていた件
- アーリャ誕プレ事件
など色々全然触れていない箇所もあります。是非美麗挿絵と一緒に読んでみてください!

コメント
めちゃくちゃ参考になりました!また読んでみたいです。
お読みいただきありがとうございます。そう言っていただけると嬉しいです!