2025年7月1日発売の最新刊・ロシデレ10巻ネタバレ感想記事です。

政近とアーリャがインフルの有希を心配して周防家に乗り込んだ前巻。
今巻は有希とアーリャの対峙、その続きからでした。
表紙を飾る乃々亜の暗躍もどうなるのか見所です。
以下、ネタバレが含まれますのでご注意ください。
有希の二面性が解放!メンバーにも兄弟暴露
周防家での対峙。政近への妹としての愛情を語る、有希の健気さに打たれるアーリャでしたが…
「で、オレが生まれたってワケ」
という言葉で涙がひっこみました(笑)
そしてそこからは、普段の周防有希とは天と地ほども違う言動のオンパレード。
どうにかそんな有希の態度に理屈をつけようとするアーリャですが、脳直で言い返されてキャパ越えしました。

性格悪い部分も明らかになったので、知りたくなかったかもしれない…
また、アーリャが誕生日会を途中で抜けた理由を説明するため、参加したメンバーに事のあらましを話してしまうことに。
寝耳に水だったのは毅・光瑠・会長・茅咲です。
驚きもさることながら、有希の
「お兄様は、毎年誕生日にはわたくしにキスをします」
でドン引きしました。
周防家の顛末
腹を割って話した政近・有希兄妹。
珍しく毒を吐く有希。
有希を「可哀そうではない」としながらも、結局「自由にしてあげたい」と言う所に落ち着く政近。
つまり選挙戦は跡取り戦となり、愛してるゲームをして仲直りとなりました。
そして政近は母親やピアノとも向き合います。
微かに記憶に残っていた、昔母親とピアノを弾いた記憶。
弾いたとも言えないようなその時間を思い出すために、政近は優美に「弾いてほしい」とお願いします。
やがて有希と綾乃の元には連弾の音色が……。
これにて一見落着と思いきや。ここでこの一件に対する綾乃の微妙な心情が描かれました。
このハッピーエンドの起点となったのは、自分ではなくアーリャ。
有希と政近が離れてしまう前からずっと一緒にいたのに、自分は誕生日会から政近を連れ帰ることもできなかった。
この後悔に、乃々亜が付け入ります。
毅が沙也加に告白!
兄妹暴露の流れで、なぜか暴露大会を提案するマーシャ。
それに有希が乗って話が進み、トリを任された毅は沙也加に公開告白しました。
「今じゃない」と友人たちから突っ込みが入る中、沙也加の答えは「無理です」。
取りつく島もない…ここで終わってしまいそうなお断り。
しかしここで政近のフォローが光ります。
「生理的・心情的にではなく家格的に」ということを確認した政近。しかしそれも家に確認した話ではないので、まだ希望はあります。
デートを取り付けた毅。ここまでこれば、寧ろ公開告白は正解ではないでしょうか…?
乃々亜の策略の結果は…?
沙也加が毅に告白されて満更でもなさそうな様子を見て、疎外感を感じる乃々亜。
そのイライラの矛先は政近…ひいてはアーリャに向きます。
ピアノ部と軽音部の部室争奪戦を、学生議会に発展させた乃々亜。
そこで綾乃を抱き込み、裏に手を回し、不正選挙としてアーリャを貶めようとしますが……
ちゃんと綾乃は有希(政近?)にリークしていました。
元々乃々亜の動きに感づいていた雄翔が、不正発覚前に議会を終わらせ…
不正発言についてもアーリャがしっかり対処。
乃々亜の企みは失敗に終わりました。
感想
いやぁ…綾乃が結構揺れていたのでもしかして裏切るのではと思ったのですが
良かった裏切らなくて!!
これぞできる従者。しかし乃々亜の件をリークした流れはまだ伏せられているので、次巻に期待ですね。
というか、今巻は乃々亜より、前半のはっちゃけた有希のイメージが強烈……。
元気になって良かったね。アーリャがひたすら翻弄される会話が読んでいて楽しかったです。
もう流石。
恋愛面の話は省きましたが、クリスマスイブデートをなんとマーシャにとりつけた政近。
落ち込んだ人間を見ると放っておけない優しさがでて、しかしどっちつかずな印象となりました。
これが色男。
アーリャに努力を認められて泣いたり、色仕掛けに揺れたりもしているんですけどね。
今回の後半は乃々亜視点が読者に出されて政近サイドが伏せられたので、そこのところ気になります。もう次巻が読みたい。

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まとめ
ロシデレ小説10巻について、ネタバレを含めてまとめると…
- 有希はアーリャに本性を見せた
- 政近は母親・ピアノとの因縁を乗り越えた
- 毅が沙也加に公開告白した
- 乃々亜が裏で政近を貶めようとしたが、綾乃が陥落せず失敗
ということでした。
この記事は要点をさっくりと書いているので、全然触れていない箇所もあります。是非美麗挿絵と一緒に読んでみてください!

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