夏目友人帳28巻ネタバレ感想。名取にいとこ？タキ＆的場とのお茶会も

夏目友人帳28巻のネタバレ感想記事です。

前巻の記事：夏目友人帳27巻ネタバレ感想。ちょびの正体はまさかの○○！？

28巻には

• 112話：タキの兄・勇の写真をタキ＆的場と解析する「3枚の写真と奇妙なお茶会」
• 113話～115話：名取の分家を訪れると、とある女性に出迎えられる話「年下のいとこ」

が収録されていました。

以下ネタバレが含まれますのでご注意ください。

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112話【3枚の写真と奇妙なお茶会】

喫茶店で夏目はタキから兄・勇について相談を受けます。

前回の一件依頼、少し仲良くなった兄妹。
しかしタキは、ダブルピースをした勇への写真の返信をどうするか迷っていました。

夏目が見せてもらうと、その3枚の写真には妖が。しかもどんどん勇に近づいています。

今いる場所も分からない勇。
どう対処すべきか悩んでいる2人に声をかけたのは、待ち合わせまでの時間をつぶしていた的場でした。

的場はタキとも知り合いで、タキの祖父の7回忌にも参列したことがあるそうです。

同じ席に座った的場は、スイーツを頼みつつ検証を始めます。

映り込んだ背景から、勇が訪れた場所を次々に特定していく的場。
曰くつきの場所に詳しい的場の知識で、大体の場所が判明しました。

最後に夏目が占いを行い、勇が泊まっている宿の名前まで判明。
無事勇に対処法を伝えることができました。

後日勇から送られてきた写真には、もう妖は映っていませんでした。

112話　ネタバレ感想

夏目が的場にほだされている感が…！！
やはり依代の里でニャンコ先生を助けてもらったことが、大幅に好感度を上げている感じがします。

ただ「苦手な人」というだけでなく、的場の人となりについて、深く考えるようになってきているのかな…？

それにしても、スイーツが飛び交うファンシー空間×祓い屋は楽しい……

的場の大人の色気がすごいです。
さらっと伝票持っていきましたし、この手慣れた感じはモテそう。

カフェ店員さんとか落としてそうだなと思いました。

あと夏目との距離が近い……確かに女子である、タキよりも夏目のほうに座るのは自然なのですが。

相変わらず憑かれやすい体質の勇さん。
姉がいる的場の「仲の良い兄弟だ」にどんな感情が籠っているのか気になります。

113話【年下のいとこ①】

雪が降る中、名取家の分家を訪れた夏目とニャンコ先生。
彼らを出迎えたのは、着物姿の美しい女性、名取美弦と名乗る人物でした。

立派だけれど誰もいない屋敷内。
夏目は護符の練習をしている美弦から「練習台になってくれ」と攻撃を受けますが、柊たちがかばってくれました。

しかし名取は夏目に厳しい目を向け、美弦の安全を気にして夏目に攻撃を仕掛けます。

名取を止める柊と笹後。

夏目が名取に「あなたに年下のいとこはいません」と伝えると、名取にかかっていた幻術が解けました。

113話　ネタバレ感想

色んな意味でかなりショッキングな回。

まず名取の美しい女性の親戚に、名取ファンはちょっとぞわっとするのではないでしょうか？
そして結局妖だったと判明して、ホッとするやら、少し残念やら。

さらに夏目や式を攻撃する名取。

夏目も式も幻術に憑りつかれていることは知ってはいますが、それにしてもショックを感じてしまいそうですよね。

見ていてつらい……
式たちもしんどそうな感じでした。

114話　【年下のいとこ②】

前日に妖を取り逃がしたことを夏目に告げに来た名取。
これから討伐に向かうが、もしもの時は助けてほしいとあらかじめお願いしていました。

そして名取が分家に来た理由はもう一つ。

叔父から「この家には名取だけが探し出せる秘密がある」と聞いていた名取は、その秘密を探りに来ていました。

夏目は幻術で生み出された名取の記憶をたどっていきます。

6つ目の面をつけた妖は夏目に「光弦」と「美弦」という名が書かれた紙を見せてきました。

名取家には、名取周一より年下の親族はいません。
それは、周一が見える力を持って生まれたことを怖れ、それ以降子供をつくらなかったから。

叔父夫婦は子供が欲しくて「みつる」（男の場合光弦・女の場合美弦）という名前まで考えていたものの、結局は諦めました。

みつるは存在しない、名取のいとこの名前でした。

夏目は、名取が家の秘密に気づけるのは妖が見えるから……つまり、名取家に住み着く妖とコミュニケーションをとれるからだと考えます。

6つの目の面がヒントの模様です。

113・114話　ネタバレ感想

式たちが結構辛そうで、しかし夏目のように意思を示さず、ただ従うだけを心がけているのが……
どうなんでしょう。
不満は本人に言っちゃってもいい気がしますけどね。
祓い屋と式との関係というのは、ちょっとまだ分からない部分があります。

にしても、名取の家族関係の闇は深いですね。
ある程度話ができていた叔父も夜逃げかぁ～～～。

雪が降り続けるただっぴろい空き家。

「自分のせいで子供を諦めた叔父」も名取にとってはなかなか絶望展開だったでしょう。

しかし、まさか名取のきらめきゼリフに感動する日がくるとは……！
これは心からカッコいい！！
出しどころが絶妙で、流石の緑川先生だなぁと思いました。

115話【年下のいとこ③】

名取は子供時代、6ツ目の面に「危険な箱のありかを教える」と言われていたことを思い出しました。

そして普通に飾られていたその面。
覗いてみると白い椿の絵が1つだけ映っており、その椿を押すと隠し棚が現れ、中に箱が隠されていました。

それを見て「紙の禁術を解く方法があれば」と口走る名取。
名取がこの家の秘密を必死に探していたのは、夏目のためでした。

しかし、その箱は「みつるの箱」。
中に入っていたのは「みつる」が生まれた時に備えになるような、祓いに関する雑記でした。

それを見て名取はある事に気づきます。
叔父夫婦は見える目を持った子供が生まれた場合、的場一門の傘下に入れるつもりだったと。
みつるの「弦」という文字は、的場を示す文字でした。

本来相容れない両家で、ある意味危険な思想。
しかし落ちぶれていく名取家より的場家にと考えた……

だからこそ「みつるの箱」は危険なものでした。

もしみつるが生まれていたら、名取の同志ではなく敵になっていたかもしれない。
その事実に、名取は家のさびれ具合を痛感しショックを受けます。

しかしまだ名取には、幻術使いの妖を祓うという仕事が残っています。

115話　ネタバレ感想

世知辛い。
名取家世知辛すぎる。

名取家を再興させたい名取と、もう何も残っておらずどうしようもなかった名取家。
かなり希望の無い物語です。

的場と名取は昔から相容れないけれど、しかしライバル的な存在ではあった……
しかし現状は力の差がありすぎて相手にもならない……

名取さん、だいぶ卑屈になってますが、大丈夫ですかね？

まぁ宝探しみたいな感じで良いものを期待していたのに、まさかの悪いものが出てきたらそりゃ最悪ですよね。

それにしても、どこまでも友人に対して真摯な名取。

以前、依代の里で友人帳を託された名取は、「自分を信頼できない」と答えていました。
けれど今回その信頼に応えるために、微妙な思い出がよみがえる名取家分家に……

幸せになってくれ名取さん。

まとめ

夏目友人帳28巻ネタバレ感想、要所をまとめると…

• 「3枚の写真と奇妙なお茶会」はタキの兄・勇の妖憑き写真について、的場を交えて喫茶店で議論する話。
• 「年下のいとこ」は名取家分家にて、名取に幻術をかけた妖と対峙し、名取家に眠る秘密を探る話。

ということでした。

タキ・的場とのお茶会話は個人的に超好きな話。
年下のいとこも名取好きなら見逃せない話と

是非読んでみてください↓

次巻の記事：夏目友人帳29巻ネタバレ感想。黒ミサが伴の主？如月壮エピが必見！

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