(祭事)中に祭具が落ちてくる」という、暗殺未遂を受けた壬氏。
猫猫がすんでのところで助けました
犯人は「翠苓とその共犯者」であり、彼女たちは祭具を落下させるために数々の仕掛けを打っていました。
やばいよ、翠苓さんの声めっちゃ好きです ビジュアルも最高 pic.twitter.com/9mckyTKDkD
— 東吹雪 (@azumakusuriya) December 25, 2023
この記事ではその仕掛けである関連事件について、「どれがどうつながっているのか」を分かりやすく解説します。
浩然とか倉庫の小火とかね
ネタバレが含まれますのでご注意ください。
関連事件と目的一覧
「一つの事件を確実に、というより、いくつか罠を仕掛けていて、そのどれかが成功すればよいかという具合にも見えます」
全てが祭事で壬氏を暗殺するための布石。
まずは関連事件と翠苓たちの目的を一覧でまとめてみます。
事件 | 目的 |
浩然(こうねん)殺害 | 礼部を手薄にする |
浩然後継者食中毒(なます) | 礼部を手薄にする |
倉庫の小火 | 祭具を盗む |
彫金細工師殺害 | 「溶ける金属」を隠蔽する |
詳しく解説していきます。
浩然の急死
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事件の概要
壬氏暗殺未遂の前年の出来事です。
(阿多が出て行った当たりで年越しています)
礼部(祭事を司る部署)の長である浩然が酒宴の席で急死しました。
壬氏がショックを受けて喪に服していたよね…
当初原因は「酒の飲みすぎ」とされていましたが、猫猫が壬氏に頼まれ調査したところ、酒に入っていた塩の大量摂取が原因と判明。
味覚に異常があった浩然は気付かずに飲んでしまいました。
他の官の嫌がらせの可能性が高いとされた犯人ですが、結局誰が塩をいれたのか分からないという結末になりました。
暗殺未遂とのかかわり
祭具を落下させるためには、祭事・祭具の管理を杜撰にする必要がありました。
そのために「ただの嫌がらせ」を装い、礼部の長である浩然に大量の塩を盛って殺害しました。
浩然に味覚異常があることを知っててやったんだね
食中毒事件
事件の概要
とある官僚(浩然の後任)が食中毒で昏睡状態に陥りました。
ふぐ毒が原因と思わますが、料理人は「ふぐは使っていない」と主張したため猫猫が調査。
結果、海藻が原因であり、官僚の弟が画策したことだと判明しました。
しかし弟に「海藻に毒がある」と教えた『酒場の隣の席の客』が判明していません。
暗殺未遂とのかかわり
ポイントは倒れた官僚が「浩然の後任」であること。
礼部の長が立て続けに倒れたことで、祭具管理の責任者が不在という状況が出来上がりました。
突然死と昏睡状態だから、引継ぎが全くうまくいってない…
この状況で小火が起きます。
倉庫の小火
事件の概要
倉庫番が小麦粉がある場所でタバコを吸い、粉塵(ふんじん)爆発を起こして小火騒ぎになります。
小火の原因である煙管は上等なものだったため、猫猫は手入れして倉庫番に返却。
ところが煙管は小火直前に官女(おそらく翠苓)から貰ったものだと発覚します。
倉庫番はいいものを貰ったから、すぐに使いたくなったんだね…
暗殺未遂とのかかわり
小火騒ぎで警備が薄くなったのを見計らい、祭具が盗まれました。
祭具は中祀以上で使われるもので、祭事を行うのが皇族だということが予想されます。
盗みの犯人は小火を誘発した翠苓かその仲間でしょう。
通常盗まれたらすぐに気づくものですが、祭具管理の責任者が不在のため気付くのが遅れました。
故に祭祀の日が近づき、代替品を準備しても十分な安全確認まで手が回らなかったと思われます。
彫金細工師の跡継ぎ問題
事件の概要
宮廷御用達の彫金細工師が跡継ぎを指名しないまま、思わせぶりな遺言を残して亡くなりました。
金属に細工を施す仕事だね
猫猫が推理で箪笥の中に「秘伝の技」のヒントを発見し、末っ子が後継者になりそうな印象で終わりました。
「技は見て盗め!」っていう職人気質な父親だった…
秘伝の技とは「低温で溶ける特殊な金属の製法」でした。
暗殺未遂とのかかわり
小火の際に盗まれた祭具の代わりに、この亡くなった彫金細工師が作った
「低温で溶ける特殊金属の祭具」が祭事に使われました。
祭事当日、祭具の近くには火が焚かれており、金属が溶けて壬氏の上に落下。
事故に見せかけた事件が完成しました。
事前に強度を忠告した文官は飛ばされてるよ
祭事会場図解↓(サンデーGX版を参照に作成)
上手く事故に見せかけましたが、彫金細工師に聞き取りをされると「溶けると分かっていて注文した」ことがバレてしまう……
彫金細工師は口封じのために職業病の「鉛中毒」に見せかけて殺害されました。
鉛製の盃をプレゼントするとかで…
ちなみにこれは市井での出来事。
後宮から出にくい翠苓ではなくその仲間が動いたと考えられます。
暗殺未遂後は?逃亡した翠苓
壬氏暗殺未遂を起こした後、翠苓は自死したように見せかけて逃亡しました。
「蘇りの薬」を調合して飲み、本当に脈も心臓も止めて検死の医官を騙した翠苓。
安置所にて息を吹き返し、助けを待ちます。
仲間である棺を運ぶ業者が、変わりの死体と業者に紛れるための服を持参。
上手く逃げおおせました。
左手に麻痺は残っているけど…凄い度胸だよ
なろう版を読んでいるけど原作小説も気になってきた…
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まとめ&関連情報
祭事での壬氏暗殺未遂についてまとめます。
浩然の殺害は、祭事・祭具の管理を手薄にするためだったと考えられる。
なますの食中毒で倒れた高官も同様。
祭具を盗む為に翠苓が小火を起こした。
「低温で溶ける金属」を使って代わりの祭具を作った職人は、口封じに殺された。
祭具が祭事を行っていた壬氏の頭上から落ちてきたが、猫猫が目論見に気付き無事だった。
壬氏たちは翠苓を捕らえようとするも、蘇りの薬で死んだふりをされ、逃げられた。
ということです。
事件の証拠は出てないんだけどね…
また、
壬氏が何故狙われたのか?についてはこちら
をご覧ください。
複雑な事件の終幕の形を、是非見届けてくださいね!
分かりやすいと感じたら、記事シェアしていただけると嬉しいです!
コメント
ありがとうございます!
こんなにも事件がつながるとかすごいですね!
混乱していたのでわかりやすくて助かりました!
翠苓すげー
猫猫もすごい!
二人は似たもの同士?
気がすごい合いますよね、きっと。
いつか翠苓と猫猫のタッグが見たいですね。
翠苓自由に動けるようにんってほしい…
大変分かりやすい解説でした。個人的には、一枚は翠苓のイラストを入れてほしいです。
翠苓の立ち位置を考えると、実は
蘇りの薬=ロミオとジュリエットのあの薬=白雪姫の毒
だったりして。
(残念ながら、彼女の元にロミオも王子様も助けに来ませんでしたが、逆に彼女が王子様役になれたりするかもしれませんね)そうなるとキスをしただけの白雪姫の王子様って一体・・・
これだけ手の込んだ事件を作り出したとなると、猫猫と翠苓が手を組めば皇帝を簡単に殺害してしまえるかもしれませんね。
翠苓のイラスト実は一回挫折しましたが、15巻挿絵見て再挑戦してみます!
そう言えばロミジュリや白雪姫も棺から起き上がりますね(笑)
姫と王子様一人二役こなしてしまって流石です。
猫猫だけでも盗賊村が阿鼻叫喚でしたが、翠苓とのタッグは怖い……
二人とも根は善人で良かったなと思いつつ、一緒何か企てる二人も見たいですね。