この記事は『薬屋のひとりごと』原作小説7巻までのネタバレを含みますのでご注意ください。
猫猫・小蘭と同僚の虫好き女官、子翠。
結論から言いますと、彼女の正体と目的は
楼蘭妃の仮の姿で、翠苓の異母妹。
目的は自らの一族【子の一族】を破滅させることです。
明るい子翠からの落差すごいよ!!
この記事では
- 子翠の正体は?名前の意味も
- 子翠の一族相関図
- 子翠は何がしたかったのか?(猫猫誘拐の理由も)
- 猫猫から子翠に向ける感情
を丁寧に解説していきます!
子翠の正体は?名前の意味も
子翠の正体は楼蘭妃です。
阿多妃の後釜として、重鎮である父・子昌のごり押しで入内した皇帝も扱いづらい妃です。
妃のままでは目的(後述)のために動き回れません。
故に子翠という女官になって行動していました。
楼蘭妃の特徴として
『ド派手』
『50人以上の使用人を引き連れて入内した』
というものがありましたが、
これは子翠として行動する際の身代わりがバレないための工作でした。
- ド派手➡目元の形や印象を変える
- 50人以上の使用人➡顔と人数を特定させず、楼蘭不在時の身代わりに
また子翠は、蘇り女官・翠苓の異母妹でもあります。
楼蘭&翠苓は仲が良く、『子翠』という偽名は翠苓の元の名前からとったものでした。
楼蘭の母親・神美が「『子』という文字が入っていて気に入らない!」と、取り上げた名前。
母親のそんな姿に思うところがあった楼蘭は、危険を承知で『子翠』という名前を使用しました。
姉への愛情!
【相関図】子の一族
図を見てもわかるように、子翠の母親・神美のせいで最悪の家庭環境です。
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GX5月号『#薬屋のひとりごと』は、
ついに猫猫が神美と対面…!そして、子翠の正体も…⁉︎翠苓・子翠らの里で軟禁状態の猫猫は、薬の実験が行われていそうな気配を感じ、里の外の倉庫へ響迂とともに潜入。しかしそこは鉄砲の部品が大量にある、まるで飛発の工房で…⁉︎#サンデーGX pic.twitter.com/uK3CFKqIRO
— サンデーGX編集部 (@SundayGX) April 19, 2023
- 神美「楼蘭は私のお人形」
- 神美「子昌は私の金ヅル」
- 神美「使用人は言う事聞く奴しかいらない」
- 神美「翠苓は憎き女の孫!折檻折檻折檻!」
「あれだけ綺麗に着飾っているのに、泥より汚い言葉がどんどん出るんだよ」
こんな妻でも子昌は一途で、神美のために悪事にも手を染めます。
【薬屋のひとりごと】神美をネタバレ深堀り!最後や子昌への感情は?
子翠の目的は?
但し翠苓と一族の子供たちは生き残らせることです。
後者がより重要!
- 皇弟(壬氏)暗殺未遂
- 飛発の開発(戦の企て疑惑)
- 使われなくなった砦の勝手な拡張(横領)
- 勝手な森林の伐採➡鳥がいなくなり蝗害発生の原因に
聡い子翠は【この国に子の一族はいらない】という判断をくだします。
親の尻ぬぐいとかやらせんな!
皇帝に一族の謀反を伝えるのは簡単ですが
逆らえなかっただけの翠苓と罪もない子供たちを守りたい。
子翠は後宮を脱走して稀代の悪女を演じ…
直接交渉で壬氏に見事【一度死んだ者(蘇りの薬を飲んだ者)は見逃す】という要求をのませます。
翠苓と子供たち5人は命拾いしました!
これは後宮からのリークでは成せないことでした。
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猫猫を誘拐したのはナゼ?
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— サンデーGX編集部 (@SundayGX) September 19, 2023
猫猫を子の一族の村に誘拐した理由は、
生き残った子供たちをたくすためです。
自らは処刑されるため面倒を見れず、
翠苓は命拾いしても自由がきくか分からない状態。
そんな時頼れるのが猫猫でした。
- ミスした小蘭を見捨てない、猫猫の意外な情の厚さを子翠として側で見ていた
- 権力者(羅漢)の娘であり、子供たちに衣食住を与えてくれるかもしれない
実際は壬氏や皇帝が温情を見せ、
- 翠苓と4人の子供たち➡阿多の離宮
- 響迂(趙迂に改名)のみ猫猫が緑青館に引き取り
という形になりました。
猫猫は一度死んだと思われた子供たちも「母親と一緒に埋葬できないか」と李白に頼んでいました。
案外情に厚い猫猫を頼った(誘拐した)子翠の判断は、正解だったと言えます。
猫猫は子翠に何を思う?
謀反後行方不明になった子翠。
猫猫は遺体が見つからなければいい(どこかで逃げおおせているように)と願い、
『いつかまたあいたいな。また氷菓食べたいよ』
という小蘭の手紙に涙します。(4巻)
今月のサンデーGX版薬屋のひとりごと。氷騒動の結末は小説でもはっきり書かれていないのですっきり。小蘭もよかったね。しかし子翠がみんなとつまみ食いしているという事は、猫猫が作ったアイスを召し上がったのは替え玉楼蘭妃の誰か?本人は猫猫が何か作っていると分かってわくわくして飛んで来たのか pic.twitter.com/afq9NJ49Rw
— ふうい (@strange_taste) June 22, 2022
しかし7巻。時がたちその想いは怒りに変化していました。
「死んでなんでも終わらせようとするのが気に食わないのです」
正確には別の人物に向けて放った言葉ですが、その直後の独白が下記です。
ふと、虫が好きだった天真爛漫な娘を思い出す。雪の中に消えて、そのまま見つからなかった娘を。いつか彼女にあげた簪が戻ってこないか、つい出店をみることがある。
生きて結末を見届けて欲しかったんだね
この後猫猫は、子翠が気にかけていた蝗害についてできる限り尽力します。
生存は許されたものの自由に動けない翠苓に代わり、
猫猫は誰よりも子翠の想いを継ぐ存在になりました。
なろう版を読んでいるけど原作小説も気になってきた…
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まとめ
- 子翠の正体は楼蘭妃
- 目的は子の一族の破滅。但し翠苓と子供たちは生かすこと
明るい虫好き女官には壮絶な業がありました。
作者は当初4巻で完結させる予定だったと言っており、
子翠のストーリーは一つの物語、一人の主人公として完結しています。
非常に奥行きあるキャラクターでした…
幸せに暮らしているといいね!
コメント
薬屋のひとりごとの子翠の正体は、桜蘭妃だった、ということがびっくりしました。
ビックリですよね…!大胆すぎる一人二役ですね。
楼蘭妃は鬼灯を食べていたりしてましたがお付きはあったのでしょうか?
帝が毎回違う女の様で困惑する=服装を替え、化粧を濃くした侍女が帝のお相手してたのですかね…
義務的に週一くらいで通っていたという記述があったと思います。
ゴテゴテの衣装であれば誤魔化せても夜伽となればバレそうなので、楼蘭本人がお相手していたと思われます。