2026年4月3日発売の、夏目友人帳コミックス・33巻のネタバレ感想記事です。
33巻収録のネタバレ感想記事を1記事にまとめました
33巻では
- 特別編23(田沼の話)
- 特別編24(七瀬さんの話)
- 多軌兄弟の登場の話(135話~136話)
- 夏目&田沼がハコサママワシの村に行く話(137話~138話)(シリーズ途中まで)
が収録されています。
以下各話のあらすじ&感想です。ネタバレが含まれますのでご注意ください。
特別編23(田沼の話)

夏目(&先生)との約束に3分遅刻してきた田沼。
寒波が来ているとはいえかなりもっこもこの重装備です。
田沼は「これを着ないと通して貰えなかった」と言います。
その後、田沼が投函しようとしていたハガキが風に飛ばされ、夏目がキャッチ。
見えてしまった恋文のようなそれは、住職の父が、遠くに住んでいる母に書いたものだそうで……
- 母親は別居中(夫婦仲は良い)
- 元々体が弱かったが、田沼を生んだ後急に衰弱
- なぜか父が見舞いに行くと悪化する
- 現在は静養中でだいぶ良くなっている
夏目はこれを聞き、「住職についている神格の妖の嫉妬によるもの」だと悟ります。
相手を想う故の別居。
ちなみに田沼も母に手紙を書いていたそうですが、「親友が出来た」と書いたら写真を送れと煩く、今は返事が返しづらいのだとか……
田沼の特別編ネタバレ感想
まさかまさかの田沼の家庭事情が明らかになりました!
田沼の母親については今まで全く触れられていなかったので、勝手に亡くなってるのかなぁ…と思っていましたが、生きていましたね!
しかし住職についている神格妖の嫉妬を受け、伴侶に近づけないから遠くで別居と……
別居を決めた時、田沼の母が「嫌だと駄々をこねた」という表現が切ないですね。
住職が見舞うと悪化する➡住職と合うと精神的ストレスがかかっていると診断される➡親戚が揉める
というのも悲しすぎます。見えるもの、常識的なものだけで判断してしまうとそうなるのか……
そして逆に田沼は神格に好かれてますね!?
もこもこ装備を「着ないと通してくれなくて」という言い回しや、夏目の「住職が?」という質問に詰まっていることからも、遅刻の原因は神格でしょう。
(住職なら「厚着しないと行かせてくれなくて」という言い回しになりそう)
神格妖に「寒いから防寒しろ!!」と過保護に見守られているってことじゃないですか……
そして今回最大の萌えポイントは、夏目に「母親に親友が出来たと手紙で書いた」と白状する田沼でしょう。
この白状するまでの長ーい無言の間が愛おしい……
夏目、一緒に写真を撮ってあげるんだ……
特別編(七瀬さんの話)

古書店に掘り出し物を探しに来た七瀬。
そこで祓い屋の名門『轟家』の当主である女性とバッタリ会いました。
轟は珍しく七瀬に「一緒に組んで仕事をしないか」と話を持ち掛けます。
「渡羽の原」というところを治めていた「サイジ」という妖がいなくなり、
その隙に「良くないもの」が住み着いたとか。
轟はそれを捕らえようと式を放っているようでした。
しかし七瀬の式が「夏目がサイジを連れて戻ってきた」と報告したことで、七瀬たちは結局何もせずに帰宅を選択します。
轟は「七瀬に会う前に名取と会い、手伝いを頼んで断られた」と、後から白状しました。
七瀬さんの特別編ネタバレ感想
話の肝は、轟さんの式に対する葛藤でしょうか?
長年いいように使ってきたけれど、花見に連れて行ったら見たことないくらい大はしゃぎして、複雑な感情が芽生えたーー……。
今回七瀬さんの式も登場しましたが、将来的に七瀬さんや名取さんが同じ状況になることも考えられますね。
そして七瀬さん…夏目を「バケモノ」って呼んでるんですか……!?
箱崎邸の件を根に持っていると考えるべきか、「バケモノ」呼びで匿名性を確保してくれていると考えるべきか……。
本当に祓い屋たちの世間話面白いです。
的場さんは先代よりやっぱり能力高いんですね。
そして最後七瀬が受け取ることになったのは、轟がおそらく式の為に購入したであろう『花・鳥図鑑』。
多分返却しただろうなと思います。
135話【猫とあの日の道しるべ 其の一】

兄・勇が帰ってきたため、公園のガゼボ(休憩所的なとこ)でお茶をする多軌兄妹。
ニャンコ先生が来たので多軌が飲み物を買いに行きますが、戻ってくると兄と先生はいませんでした。
先生と勇はいつの間にか眠っており、そばには伽羅色の二輪の花が。
そしてそれは、勇が触れると消えてしまいました。

風景に違和感を感じる勇。
見覚えのない「きねん館」に入ると、空っぽの「ゼンマイ人形」と書かれたケースが。
そして牛っぽい妖に、勇は「役目人」を任されました。
先生は事情が分かっているようで、おもちゃのアヒルで勇を導きます。
ところが鶏の妖に「契約違反」と言われてしまった勇。
どうやら、以前もここに来たことがあるからのようで…?
一方夏目に話しかけられた多軌。
夏目は頼まれごとがあってここに来たと言います。
昔この辺でお坊さんのゼンマイ人形に妖が宿った。
ゼンマイ妖は悪しき大妖を庭に封じ続けている。
だから数年に一度、人間がゼンマイ妖のゼンマイを巻かなければならない。
素質のある者が近くを通りかかれば、カラクリの庭へと招かれる。

夏目と先生でゼンマイを巻きにきたっぽいですね
135話ネタバレ感想
洋風レトロな空間で怪現象発生…!
やっぱりアニメ7期後あたりから、洋館とか庭とかカフェとか結構描かれるようになりましたよね、夏目友人帳。
それが絶妙に雰囲気に合致してて、目の保養です。
勇が登場すると「過去」に重きを置かれる感じがします。
変な空間に迷い込んでもカメラやスピーカー疑う現実主義者なところはブレませんけど。
今回の夏目、なんだか大人っぽくて素敵でした!後ろの薔薇も似合っている(笑)
大学生と言われても納得の、雰囲気ある感じで良きです。
136話【猫とあの日の道しるべ 其の二】
数年に一度、素質がある者が招かれる『カラクリの庭』。
それは悪しき大妖を封じ続けている「ゼンマイ妖」の庭。
招かれた者は、ゼンマイを再び巻くのが役目です。
当初夏目が行くはずだったのに、異空間に巻き込まれたのは勇(with先生)。
そしてなんと、夏目&多軌の紅茶の水面に、勇たちの現在の様子が映ります。
「人に情がうつれば会いたくなるから、二度目は禁忌」。
勇はここを訪れるのが二度目の疑いがあったわけですが、前回迷い込んだのは透で、勇は話を聞かされただけだったと判明しました。
途中悪しき大妖の罠もありましたが、小さい時の妹の話を覚えていた勇により解決。
「差し込み式のネジ壊れ問題」は、夏目が別の妖に託されていたネジを紅茶から落とし、それが勇に渡って解決しました。
ネジを巻いて帰ってきた勇&先生。
不思議な体験に興奮していますが、幼い透が離した風船は、掴んで持って帰ることができませんでした。
136話ネタバレ感想
まさか以前招かれたのが多軌だったのはビックリでした。
そんな妹の話をしっかり覚えているお兄ちゃんにも胸熱です。
どうなんでしょうね、勇さん。ここまでの不思議体験なら現実主義者も流石に認めざるを得ないのでは…?と思いますが、
逆にそれでも証拠は残らなかったので「掴めそうで掴めないもの」という認識は変わらないのかもしれません。
このシリーズ、本当に勇が主人公でした。
ずっと一人で行動しているけど、今回先生と行動したことで心強いと感じていたのかな?とか、
風船の話で妹への愛情を自覚したのかな?とかそういう節が垣間見れたので、これは主人公ですね。
合わせて読みたい:【夏目友人帳】多軌勇とは?多軌透の兄・登場回まとめ&解説
137話【その匣とどめるなかれ 其の一】
同級生の女子「浅見」に霊感を当てにされ(?)頼まれごとをした夏目&田沼。
浅見は山向こうの「葦津村」にいる「栞」という幼馴染が心配で、様子を見に行きたい、それに着いてきてほしいと言います。
その村で行われる行事「ハコサママワシ」。栞はそれを怖がっているのだとか……
引き受けて村を訪れた夏目と田沼&ニャンコ先生。
栞の家である旅館に滞在します。
しかし旅館には的場もおり、田沼とも顔を合わせてしまいました。
「ハコサママワシ」の詳細を教えてくれる的場。
昔、村の大家である四家が一つの「匣(はこ)」に厄災を封じた。
そして匣の押し付け合いが起こらぬよう、似た匣を三つ用意して、毎年四家で回すようになった。
的場はこのイベントの「立会役」として来ているそうです。
さらに、夏目達が旅館の絵を見てレイコの絵について話していると、(どこかの家に呼ばれたのであろう)伴が話しかけてきます。
伴はレイコの絵の探し方を教える代わりに、本物の匣を見抜いてほしいと頼んできて…?
137話ネタバレ感想
遂に的場と田沼が邂逅…!
夏目が祓い屋たちのオークションで必死に隠していたのに、こんなあっさり…!
でもお寺さんというだけで的場もあっさり引いてしまって、心配損のような気もしますね。
ずーっとニコニコしている的場が胡散臭いので、100%の信頼はできませんが。
それよりも注意すべきは伴さんです。
お願い内容は夏目より田沼の「目きき」を当てにしたようなもの……
「本物の匣」を見分けて史信さんに持って帰りたいということでしょうか?コレクターですもんね。
だとすると…どうなんでしょう?
仲冨家の時のように「宝物」ならば困りますが、今回は「厄災が詰まった得体の知れない匣」……
村からすると、持ち帰ってくれたら万々歳かもしれませんよね。
138話【その匣とどめるなかれ 其の二】
『匣様』が史信さんをお呼びするに値するかどうか、見極めるために来ていると言う伴さん。
しかし現在妖がらみで視力が落ちおり、本物の呪物が分かる田沼に話しかけた…ということでした。
田沼と伴さんの事情はこちらの記事参照▼
夏目友人帳|田沼は伴に目を付けられた?登場回やみすずとの関係も
夏目だけなら、取りつく島もない話。
しかし田沼は交換条件である「夏目の探す絵についての助言」が気になっているようで……
一方、ハコサママワシを行う四家(四角家)が揃います。
- 久木家(夏目達が呼ばれた栞の家)
- 鹿嶋家
- 楡家
- 井和倉家(伴さんを付添人として呼んだ家)
なんと、楡家の付添人に名取さんが…!
立会役の的場が揃い、始まるハコサママワシ。
呪文を途切れさせずに匣を回し、手に持っていた匣を各家に持ち帰るというものです。
しかし……実行している四角家の四人の声(本人ではない)が、儀式を止めさせようとして……
夏目は偽物の鹿嶋さんが部屋の外から覗いているのを見ました。
どうにか、的場の一喝や名取のフォローで儀式が終了。
夏目達は名取と合流して事情を聞きます。
名取は「村の周辺での怪現象調査」も兼ねて、今回呼ばれたとか。
しかし、田沼が「四つの匣に本物はなかった」と言い切りました。
この発言は、隠れて伴さんも聞いており……?
138話ネタバレ感想
登場人物が豪華すぎる……
名取さん・的場さん・伴さんが揃うのは25巻の白霞焼の里以来ですが、今回は田沼も参加です。
名取さん仮面似合いますね。流石…
- 伴さんと名取さんが来ているのを知ってか知らずか放置している的場さん
- おそらく名取さんか的場さんが来ていることを知り、儀式の場に来なかった伴さん
- 的場さんが来ているとは思わず、やりにくそうな名取さん
この微妙な関係がどう作用するのやら…面白いですよね。
まだ三人とも接触無しですが、会話くらい発生するはず……
そして今回のキーパーソン・田沼。
毎度のことながら「なんでこんな場所に」と名取に問いただされている夏目を、「自分を心配して」とフォローする田沼……
ほわっとしますね。これが大人組との温度差です。
というか、実はオカルト的パワーを持つ少年として招かれていた夏目(笑)……
不安だから友達を~~なんて言っていたのに、久木家の付き添い人的立場だったんですね(笑)
肝心の怪異のほうですが、要因は匣内ではなく別のところにあるのかな?という感じの展開です。
四角家の人間のドッペルゲンガー的モノが確認されてる現状。
ドッペルゲンガーはハコサママワシを中断させたいようでしたが、何故なんでしょうか?
紹介した書籍▼
前巻の記事:夏目友人帳32巻あらすじ&ネタバレ感想。名取回・藤原家回
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