夏目友人帳21巻ネタバレ感想。名取と的場の過去編も書き下ろし

夏目友人帳21巻ネタバレ感想。名取と的場の過去編も書き下ろし 夏目友人帳
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夏目友人帳21巻のネタバレ感想記事です。

前巻の記事:夏目友人帳20巻ネタバレ感想。アニメ7期はここから!依島さん初登場

21巻には

  • 82話:妖わちゃわちゃ話「石起こし」
  • 83話:北本に古本屋で危険が迫る「頁の奥」
  • 84話:ミニニャンコ先生誕生の「破片はうれう」
  • 85話:名取と的場の過去番外編17「伸ばした手は」

が収録されていました。

以下ネタバレが含まれますのでご注意ください。

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82話【石起こし】アニメ化済み

石起こし役ミツミと岩鉄様のイラスト

岩場を守る神格「岩鉄様」の石起こし役である、ミツミという妖と知り合った夏目。

しかし岩鉄様は自らを起こしに来たものに美酒をくれるため、役目を横取りしたい者たちに狙われているミツミ。

夏目は中級やヒノエも交えて、ミツミと一緒に岩鉄様の居場所「隠し沼」探しに加わります。

※アニメ版は劇場上映されたエピソード。
現在U-NEXT<ユーネクスト>やdアニメストアで配信されている。

82話ネタバレ感想

一見弱そうな妖が頑張るのを夏目が見守る話、結構好きです。

チーム小枝やら口の悪い地図やらに笑ってしまいました。

完全妖のわちゃわちゃ空間や、不思議な地下道。
夏目と先生が別行動なのも、少し目新しい要素でした。

悪鬼をしれっと夏目の知らないところで退治してくれたのは、先生でしょうね。
憎めないニャンコというか、ここぞという時に情が深くて、そういう所大好きです。

83話【頁の奥】アニメ7期のPVにあり

北本と入った古本屋イメージ

めずらしく開いていた古本屋に北本と入った夏目。

しかし本に挟まった落書きのような紙を見た北本が「いるのにいないような」異常事態に。

その紙は「でい」という悪鬼が仕掛けた呪いで、紙を見た者の体の部位を抜き取るというものでした。

書に宿る妖店員・カエダと共に、紙の回収と悪鬼封印に乗り出す夏目とにゃんこ先生。

カエダと交流を図りながらも、学校では寝てばかりの状態になっている北本。

「でい」を封じ直すのは出来るのかーーー……

83話ネタバレ感想

北本とカエダの恋物語が……始まりませんでした。

人間だったならワンチャンあったのになぁとちょっと残念です。
なんやかんや一番先に彼女できそうですよね、北本。
そして夏目の友人は、多少の変な発言を気にしないおおらかさがあると思います。

それにしても、「舌」という紙を見てしまって味覚がなくなっていく夏目は、他の紙を見た北本の状態が気が気じゃなかったでしょうね。
これは怖い。

北本からの差し入れミステリーを少し読んだっぽいカエダ。
「しばらく」と言っていましたが、どれくらい本の中で眠りにつくのでしょうか?

何十年後とかにでも、北本と再会できたら胸熱ですね。

84話【破片は愁う】アニメ7期のPVにあり

ミニ先生 イラスト

名を返したお礼に、妖から不思議な灰を貰った夏目。

田沼に貰った焼き物用粘土でちびニャンコ先生を作ったら、事故で灰がそれにかかってしまい、ちびニャンコ先生(ミニ先生)が依り代化しました。

そして何かが入って家じゅうを動き出すミニ先生。

ミニ先生の中に入ったのは、元は仏像のカケラでした。
巡り巡って神社の置物となっていましたが割れてしまい、魂だけになったところで依り代を発見。

神社の周囲にいた悪しき妖を払ってから、仏像の元へ戻るそうです。

84話ネタバレ感想

ミニ先生可愛すぎる……!!

一家に1匹欲しい可愛さ。大きいのより可愛いのではないでしょうか!?(笑)
鳥の真似してぱたぱたやっている所、是非映像で見たいです。

そして夏目…依り代を作れてしまいましたね。まぁ不思議な灰があってこその品でしたが。

あとがきに、この話のネーム中に大きな地震があり、車中泊1週間続けていた時でもあったとか。

延期無しで描いてくださったの、凄いですよね。2016年だと熊本地震か…?
緑川先生ありがとうございます。

番外編17【伸ばした手は】

名取の体に住み着くヤモリ

名取の高校生時代、祓い屋として新参の頃の話。

クラスメイト「トミタハルオミ」についている妖を触り、取りつかれてしまった名取。

「取りついている奴を祓う方法を教える」と話しかけてきた妖もいましたが、その代わりに自分のことも祓ってほしいと言う為断りました。

体調を悪化させていく名取。そこに訪れたのは、妖をはがす実験をしに来た的場でした。

実験は成功。
名取についた妖は、七瀬家から逃げた式でした。

この件で式に興味を持った名取は、話しかけてきた烏瓜に絡まっている妖に声をかけに行きます。
名取はこの妖に「瓜姫」と名付け、交流を図ります。

番外編17ネタバレ感想

瓜姫と烏瓜イラスト

まさかの瓜姫とのなれそめ話でした。
柊が式になるところは本編で描かれていたので知っていましたが、瓜姫が最初だったんですね。

それにしても、センチメンタルな所がある高校時代の名取から「姫」の文字が出てきたことにビックリ。
このころからきらめきの片鱗あったんですね。

高校時代の名取は、クラスメイトに情をかけても仲良くなることも無く…祓い屋としても新参として軽んじられ……厳しい世界で生きてるなぁと感じます。

さらに今回的場の方も、微妙に切ないような感情が見え隠れしていて必見でした。

机の下で盗み聞きする的場。けれどそれはどうにもならない状況になって、的場に助けを求めに来る人がいるから。

式が持てないのも的場静司自身のせいではないし、今回やっているのも七瀬の不祥事の後始末……

結構貧乏くじをひいた人生なのかなと思わせる立ち回りですね。
大人になった現在のほうが、少し楽しそうに感じました。

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まとめ

夏目友人帳21巻ネタバレ感想、要所をまとめると…

  • 「石起こし」は妖たちとわちゃわちゃする冒険話。
  • 「頁の奥」は北本と古本屋と呪いの話。
  • 「破片は愁う」は夏目の作ったミニ先生依り代に、仏像のカケラが入り込む話。
  • 「伸ばした手は」は名取と的場の過去番外編。瓜姫との出会い等が描かれる。

ということでした。

コミックス限定の番外編ってあるときと無い時があるんですよね……本編で名取と的場が登場しないときは書き下ろされる、ということでしょうか?

的場視点の話とかもちょっと読んでみたいと思う今日この頃です。

次の巻の記事へ:夏目友人帳22巻ネタバレ感想。友人帳始まりの物語や的場の番外編も

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