ブルーロック 戦いの前僕らは 潔・凪・蜂楽 ネタバレ感想【小説ブルーロック】

ブルーロック小説 戦いの前、僕らは。潔・凪・蜂楽 ブルーロック小説
この記事は約25分で読めます。

「待ちなよ、アンリちゃん。これはおもしろい素材だ。」(略)
「コイツの動画全部見せろ。名前は?」(略)
「……潔世一くんです。」

この記事はサッカー漫画『ブルーロック』のスピンオフ小説第一弾、『ブルーロック 戦いの前僕らは 潔・凪・蜂楽』のネタバレ有り感想です。

子供向けの文体で、漢字も少な目な印象でした!

しかし初出で驚いた情報も多かったので、やはりファンなら読んで欲しい一冊です。

以下ネタバレあり感想になりますのでご注意ください。

収録内容

「青い監獄(ブルーロック)」入寮前、最強ストライカーたちは何をしていたのか?

「ブルーロック」公式スピンオフ小説シリーズ第1弾。
今巻の主人公は潔、凪、そして蜂楽です。
小説だけのエピソードで、キャラクターたちの知られざる一面が明らかに!
描きおろしイラストも収録されています。

【エピソード】
潔世一……ストライカーという生き物
凪誠士郎……出逢うまでは
蜂楽廻……めぐるのなつやすみ

個人的驚きが大きかった順番は潔➡蜂楽➡凪でした。

潔世一【ストライカーという生き物】

読んで「あれ??こんなに天才だったの??」と思いました

ブルーロックは潔世一が「凡」から成りあがっていく成長ストーリー……かと思いきや、元々驚くほど才能に恵まれていたことが発覚します。

視野・空間認識能力・視力・動体視力・嗅覚・聴覚・皮膚感覚に優れているという、才能の塊だった潔。

千切の「足」で一本勝負!とかでもない。持ちすぎ……

幼い頃から

  • 蚊に気付く
  • 雨を予測する

など、体の感覚がずば抜けていたことが描かれています。超能力と言ってもいいくらいです。

潔世一は中学時代、埼玉で敵なしだった

ノエル・ノアのエゴいサッカーに憧れた潔は、ノアを分析して真似し、埼玉で敵なしのストライカーになります。

小学生のころには5人抜きも!

埼玉という都道府県人口第5位の県で敵なし。

実は高校に入るまでは順風満帆だったという事実に、一難高校の合わなさが浮き彫りになった形でした。

余談ですが心の中で「ノア様」呼びにほんわりしました。

潔の性格とワンオブゼム

中学のまま成長すれば、少なくとも監獄に招聘されたとき50位くらいに入っていたであろう潔。

ブルーロック招聘時にここまで落ちていた理由は一難高校の「ワンフォーオール、オールフォーワン」です。

このスローガンに抗えなかった理由は、潔の性格にありました。
なんと性格がビビりでおとなしいらしいのです。

試合中のレスバ見てると信じられないが

それを象徴するエピソードがこちら。

部活終わりにラーメンに誘われれば「昨日も食べたけど、まあいっか……」と一緒に行く。
そしてラーメン屋では、みんなのコップに水を入れてあげる。
もちろんおかわりも入れてあげる。

いい子~~~~なんていい子~~~

監獄生にこんな子がいたでしょうか?

興味ないアイドルでも「かわいい」と合わせるタイプ。
しかしこれがサッカー部で裏目にでてしまいました。

監督に勇気を出して「もっとシュートを狙いに行きたい」と言いに行くも……

「みんなで勝って、みんなで強くなる!そうすれば喜びは二倍!悲しみは半分だ!それが、一難のサッカーだ!」

監督のこの返しに、潔は自分を恥ずかしく感じてしまいます。

自分を正しいと思ってる善人って、タチ悪いよね

結局自分の能力をチームの為に使うようになった潔。

それをチームから「いいパス」と褒められ、そうするとパスを出さざるを得なくなる……

これはかなり凛のエピソードと似ているなと感じました👇

ネタバレ感想『戦いの前、僕らは。』千切・玲王・凛 小説ブルーロック

絵心の慧眼

「待ちなよ、アンリちゃん。これはおもしろい素材だ。」
カップ焼きそばをたいらげた絵心が、ぐっと身を乗り出した。食い入るように画面を見つめている。
「コイツの動画全部見せろ。名前は?」

そんな「チームの為の優しいプレー」をする世一を見つけ出したのが絵心でした。

アンリちゃんが「論外」と切り捨てようとしたにもかかわらず、

「空間認識能力」「サッカーIQ」「眼の良さ」などを見抜き

即、招集となりました。

このあたりの裏話知れたの嬉しい!

潔のことを「最悪に最高」と例えた絵心。

日本サッカーが殺した逸材であり、ブルーロックの宝になる人材。
ここまで可能性を見出していた慧眼に驚きです。

凪誠士郎【出逢うまでは】

凪のエピソードは、主に玲王に出会うまでのことです。

まだサッカーを始めていない、ブルーロックきっての天才の天才かつダラダラっぷりが描かれています。

一週間誰とも話してないのは草

人生早期リタイアするために名門・白宝高校に入学した凪。

受験二週間前からゴロゴロしながら参考書を読み、それで名門校に合格してしまったエピソードは、真面目な受験生からすると顰蹙を買いそうです。

さらに女子からの評価は「背が高くて・寝顔かわいい・(高校内でも)勉強できる」というもの。

ずっと寝ている為【変人】でモテるわけではない模様ですが、紙は二物も三物も与えていました。

尚U-20日本代表との試合で最初にゴール決めたり、トレンドに入ったりもしている為、高校に戻ることがあればそのあたりも変わってきそうだなと思います。

周囲の反応がとても見たい…

他にも球技大会(バレー)でトラップをしたりと身体能力の高さの片鱗が見られますが、玲王は凪をまだ見つけられていませんでした。

本当にダラダラしてる男子高校生という感じでした
あんまり人生楽しくなさそう…

蜂楽廻【めぐるのなつやすみ】

蜂楽のエピソードは千葉から母親「優」の絵の個展がある大阪にドリブル旅!!という、なんだか他とテイストが違う物語でした。

母親を「優」呼びがいいですね

無意識に人助けで社会貢献の旅

名前付きモブが沢山出てくる旅物語。

蜂楽は道中知り合ったお姉さんに「きゅるんとした笑顔」「無邪気さマシマシ」と思われています(笑)

売れないお笑い芸人、将来のサッカー雑誌の名ライター……
蜂楽は無邪気に夢を追い、彼らのピンチを救い、心に残っていく存在となります。

将来、影響力が凄いことになりそうです!

視界をさえぎる土砂降り、ぬれて重い体、疲労の限界を越えた足。最悪なコンディションだからこそ、マックスの集中力。
ずっしりと重いボールを、リフティングドリブルで前へ、前へ。
人里離れた山中で、たったひとりの雨との戦い。

武者修行じゃん

勿論旅のメインはドリブル。
極限の状況下での、孤独な戦いがカッコいいです。
警察に補導されなくて良かったですね。



優の反応が凄い

最後は優の個展に乗り込みゴールしました!

ドロドロの恰好で、警備員からドリブル逃亡する蜂楽。
それに対する「優」の反応が流石蜂楽の母親という感じでした。

「……よく来たね!」
「楽しかった?」

凄すぎる……!!大抵の人間はキレ散らかすところ…!

これを読んでキャラクターブックで原作者が「玲王と蜂楽は合わないと思うので」と言っていたのを思い出しました。

この個展に玲王が関わってたらブチギレてしまうかもしれません。
どちらが悪いなどではなく、行き当たりばったりで楽しむか、計画を重視したいかというタイプの違いはありますよね。

まとめ

  • 実は最強の才能を持っていたのに、高校でバキバキに折られただけだった潔
  • 天才ゆえに達観して楽しくなさそうな日常を送る凪
  • 将来的の影響力が凄いことになりそうな蜂楽
  • 蜂楽ママの寛容さは限界突破

ということが分かりました。

特に潔のエピソードは読んで欲しいです

\\2巻以降の記事もこちらから//
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この記事を書いた人
ザクロ

読書大好き、考察大好きのザクロと申します!
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